読書記録
こんにちは。1月も3日ともなると、少しお正月気分が抜けてきますね。大阪は数日あたたかく、お散歩していても気持ちがいいです。空に雲一つなく、晴天です。 今日、近所の、マンションがかたまって建っているところをお散歩していたのですが、綺麗な白い壁…
今日は読書記録になります。少し前に、このブログを読んで下さっている方から、勧めて頂いた本です。いつにもまして、ネタバレの可能性のあるレビューになりますので、ご注意ください。すみません。 護られなかった者たちへ 作者:中山 七里 NHK出版 Amazon …
夫のお盆休みはとっくに終わっていますが、息子の夏休みはよく考えたらまだ始まったばかり。大学生なので、後期が始まるのが、9月の終わりなのです。 というわけで、私もどこかのんびりしております。 息子は、午前中、市民プールに泳ぎに行き、午後から散…
篠田節子さんは、多分、私が一番好きな、女性作家さんです。ちなみに、一番好きな男性作家さんは、黒川博行さんです。 夏休みになって嬉しかったので、何故か読んでいなかった、篠田さんの「弥勒」を、今更ですが、読んでみました。 弥勒 (集英社文庫) 作者:…
桜井識子さんの最新刊、早速買って読みました。 神様のためにあなたができること 人間の信じる気持ちには力がある 作者:桜井 識子 発売日: 2021/04/21 メディア: Kindle版 今回のテーマは、「人間の信仰が、どれだけ力を持つか」という事でした。 人間が信仰…
読書記録です。 鍵のない夢を見る (文春文庫) 作者:辻村深月 発売日: 2015/07/10 メディア: Kindle版 直木賞を獲ったこの本。何故か読んでいなかったので、先日、読んでみました。 読んでいなかった理由は、最近はもう、若い作家さんの小説を、読んでもピン…
何かで「過緊張は良くない」というのを聞きました。過緊張とは、常に不安や悩みを抱えていて、臨戦態勢で生きている状態、という事、要するに自律神経が異常な状態なのだそうです。 しかしながら今の日本には、過緊張の人がとても多いのだそうです。 過緊張…
今日あたりから寒波が来るとかで、最高気温が大阪でも一桁になるとのこと。多少覚悟していたのですが、意外と寒くないですね。日差しが強いせいでしょうか。ベランダに出ると、確かに空気は冷たいものの、太陽の光はかなりあたたかい。 昨晩ちらっと雨が降り…
結婚の奴 作者:能町 みね子 発売日: 2019/12/22 メディア: Kindle版 著者は、能町みね子さん。 能町さんは、男性で生まれたけれど女性になった方。大きく言えば、ゲイ、という事になるのでしょうか。1979年生まれ、この本を書かれたのは37歳頃。一人暮ら…
持続可能な魂の利用 作者:松田青子 発売日: 2020/05/20 メディア: Kindle版 ちょっと洒落た題名です。まつだあおこ、さん著。一瞬、まつだせいこと読むのかと思いましたが、あおこ、でした。1979年生まれだそうで、聖子ちゃん世代ではないのに、このペ…
www.youtube.com 最近、あまりYouTubeを見なくなったのですが、唯一、お料理系のYouTubeだけは見ていて、その中でもお気に入りの方のを上に貼りました。 エプロンさんと言うのですが、ものすごく簡単でおいしいレシピばかりなんです。例えば、上に貼ったもの…
不老不死の生き物が実在する、と言ったら驚くでしょうか。でも、実在するのだそうです。それは、ベニクラゲ。これは、ベニクラゲの不老不死のシステムについて、書かれた本です。ちなみに私はこの本を、先日行った、京都の新風館内のOYOYさんで買いました。O…
タイムトラベル物の中で、私が一番好きなのがコニー・ウィリスのこのシリーズ。 コニーウィリスブラックアウト上下オールクリア上下計4冊 メディア: 著者は、1945年米コロラド州デンバー生まれ。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の三冠を、何度も受…
朝井まかてさんの「グットバイ」を読みました。 グッドバイ 作者:朝井まかて 発売日: 2019/11/07 メディア: 単行本 朝井まかてさんの著書を初めて読んだのは「悪玉伝」。嘘でしょと思うぐらい面白かったので、続いてその当時の最新作「落花狼藉」を夢中で読…
桜井識子さんの「神様のおふだ」のレビューを書きます。少し前に、コロナの部分だけ抜き出して書いたのですが、今回は、この本のメインである「おふだ」についての部分を書きます。 おふだは、神社だけでなくお寺でももらえますが、この本では、神社のおふだ…
本日届きました。桜井識子さんの「神様のおふだ」。 この本は、今回のテーマが「おふだ」なので、おふだのように見えるような装丁がなされています。薄紙のカバーでくるんであるのです。ただ、その薄紙があまり薄くないので、本の題名が見えずらいです、、。…
ここ数日、大阪も感染者数が急激に増え、いつ何時、ハルカスも閉鎖になるかもしれないので、行ける時に行っておこうと、ハルカス美術館のムーミン展に行って来ました。とはいえ、人が多少いたら入らずに帰ろうと覚悟して、ハルカス16階に出向きました。幸…
随分話題になっています。石井妙子さんの書かれた「女帝 小池百合子」。この本については、私がかいつまんで説明するより、アマゾンのレビューに目を通された方が、理解が早いと思いますので、貼っておきます。 女帝 小池百合子 (文春e-book) 作者:石井 妙子…
今日も良いお天気ですね。一昨日の夕方かな、お散歩していましたら、夕暮れの淡い空に、ぼんやり十字の雲が見えました。桜井識子さんによると、十字の雲を見るのは縁起が良いそうです。ブログにも、「こんな雲です」と画像が載っていました。とてもハッキリ…
世にも危険な医療の世界史 作者:リディア ケイン,ネイト ピーダーセン 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/04/18 メディア: 単行本 この本は怖いです。 過去の世界史の中で、「治療」として行われていた医療の数々が書かれているのですが、なぜ怖いかと…
信長の原理 作者:垣根 涼介 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本 信長は、発達障害だったという説をよく聞きます。確かに、信長が行った様々な行為というのは、戦国時代だったことを考慮しても、あまりに残虐だったと思います。…
刑罰 作者:フェルディナント・フォン・シーラッハ 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/06/12 メディア: 単行本 文学賞5冠、著作が世界40ケ国で翻訳されているシーラッハの最新短編集です。彼の本についてはこのブログでは、以前「コリー二事件」を…
静かに、ねぇ、静かに 作者: 本谷有希子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/23 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 帯には「SNSに頼り、翻弄され、救われる私たちの空騒ぎ」と書いてあります。本谷有希子さんの「静かにねえ静かに」。 こ…
悪意 作者: ホーカン・ネッセル,久山葉子 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/02/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ホーカン・ネッセルは、スウェーデンを代表するミステリー作家です。とりあえず、似た作家さんというのが浮かびませ…
Blue 作者: 葉真中顕 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2019/04/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 表紙の絵が怖かったのでカバーをかけて読みました。なかなかの大作で、何度も唸りました。ネタバレしてしまうかもしれません…
桜井識子さんの新刊です。「死んだらどうなるの?」。11月1日発売で、当日アマゾンから届きました。早い。この本も発売が待ち遠しくて、届いてすぐに一気に読みました。はー。なるほど。 (画像横ですみません) この本には、死んだ瞬間から、自分をとり…
悪玉伝 作者: 朝井まかて 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る いやいやいや、これは面白い。すごい本でした。朝井まかて氏は初めて読んだのですが、一気にファンになりました。 時は、徳川吉宗が将…
ここのところ、桜井識子さんの著作出版が相次いております。今回は来年度のカレンダーが発売されました。「うーん、、カレンダーならいらないかな?」と一瞬躊躇したのですが、まあ、買っておこうと思い直し(何様?)、アマゾンで予約しておいたものが、先…
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) 作者: 宮口幸治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/07/12 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 少し前から気になっていたので、読んでみました。読めば読むほど、「そうだよね」「納得」「まさに!」と…
体調、少し持ち直しました。その隙に(?)、とても気持ちよく楽しく読めた本を、サラッとご紹介します。 待ち遠しい 作者: 柴崎友香 出版社/メーカー: 毎日新聞出版 発売日: 2019/06/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 主人公は、一人暮らし…