書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

中ノ島美術館モネ展に行って来ました

 少し前なのですが、三月の半ばに、中ノ島美術館のモネ展に行って来ました。


 中の島美術館は大好きです。と言うか、堂島川沿いが大好きです。大阪市内で好きな場所のベスト3に入ります(1位住吉大社(楠珺社)、2位長居植物園、3位堂島川沿い)。

 

 相変わらず大人気のモネ展ですので、平日の昼間に行きましたが、チケット売り場は長蛇の列。売り場の係の方に、比較的すいている時間帯を伺いましたが、いつもこんな感じなんだとか。しいて言えば、朝一番ならまだ多少空いているとの事。次回来る時は朝一番に来よう!と心に決めて、列の最後尾に並びました。

 混んでいる理由は、外国人観光客が多いせいだと思います。わざわざ日本でモネ展を見なくても、、、と思うのですが、おそらく旅の予定に美術館を入れていたのだと思います。海外の美術館は常設展示品が多く、チケット売り場が多少混んでいても中に入ればさほど混んでいません。無料で入れる美術館も多いです。私も大きな都市に旅行する時は美術館の1つ2つは寄っていました。一方日本の場合、特別展がメインなので美術館全体を見るというより、特別展を見る感じなんですよね。狭くて混み合う印象があります。特別展だから世界中どこでも観れる可能性はあるし、日本で観なくても、と思います。

 というわけで激混みのモネ展。いつもはイヤホンをもらって解説を聞きながら観てまわるのですが、絵の側に行く事が難しいような状態だったので、諦めました。基本的には人波の後ろから、ささーっと観てまわりました。それでも迫力はあったし、綺麗だと感じ入って絵も何点か。

 帰りに売店に寄ったら、こちらも激混み。それでも欲しかったガイドブックをなんとか入手。良かった。

 帰り道はいつものように、堂島川をブラブラお散歩しました。ビルの立ち並ぶ大阪で、川沿いだけは空がスカッと抜けていて解放感があるところが好きです。この日は曇りで、まだ3月ということで寒かったのですが、それでも楽しく歩きました。

 ガイドブックを読むと、モネという人は案外に苦労人だったようですね(常識だと怒られるかもしれませんが)。

 若い頃は貧乏で、奥様も早くになくされたとか。晩年はパトロンもつき、絵も売れて裕福になり、死ぬ直前まで描き続けた人生だったようです。

 代表作睡蓮をみても分かるように、同じ題材をいくつも描き続ける連作で有名です。これは、当時(1800年代)の交通事情と、モネが年老いていった事とに関係があるようです。当時、絵の題材を求めて旅をするのは困難でした。公共交通網がなかったからです。なので、見つけた題材を、時間を変えたり、見る角度を変えたりして、何枚も描く事にしたのだそうです。また、広重や北斎のような浮世絵が、時間や季節を変えて描かれている事にも影響を受けたそうです。浮世絵は海外でも本当に人気があったんですね。

 中の島美術館のモネ展、まだやっているようです。

何点か撮影できる絵もありました。色が本当に綺麗でした。