読書記録
有吉佐和子さん、昭和6年生まれのすごい作家さん。何が凄いって、全ての著作が人の心をがしっと掴むテーマとストーリーテリングと人情に溢れている。勿論、数々の文学賞を受賞されている。 有名どころでは「華岡青洲の妻」「恍惚の人」「出雲の阿国」「和宮…
来年の桜井識子カレンダーが昨日届いた。とっても良かった。 福運を呼ぶ!パワースポットカレンダーBOOK2026 (扶桑社ムック) [ 桜井 識⼦ ]価格: 1430 円楽天で詳細を見る 今回は、というか今回も、福運を呼ぶパワースポット特集だ。勿論今まで紹介されて…
森永卓郎さんが、著書の中で推薦されていたので、興味を持って読んだみた。こちら↓ ゴールドマン・サックスに洗脳された私 金と差別のウォール街 [ ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズ ]価格: 2420 円楽天で詳細を見る 新卒でゴールドマン・サックスに入社し…
夕食の献立決めは、主婦の嫌いな家事の上位に来るらしい。物凄く面倒くさい。 私はChatGPTに頼ることで、これを解決していると以前書いた。ただ最近気付いたのだが、ChatGPTのレシピは、そんなに美味しくない(笑)。不味くもないので、急いでいる時は今でも…
宮部みゆきさんの「変わり百物語」シリーズ。 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続(9) (角川文庫) [ 宮部 みゆき ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る 江戸は神田の大店「三島屋」の次男富次郎は、次男という気楽さから、人々の心に秘めた話をただ聞いて忘れる…
こちらの記事の続きを書こうと思う。 oinor-i.hatenablog.com 大好き桜井識子さんの新刊についてのレビューだ。前回は第4章のみ書いたが、今回はその続きを。ネタバレ含むので、未読の方はご注意を。 今回の本は、神社仏閣の紹介ではなく、見えない世界の仕…
桜井識子さんの新刊が届いた。昨晩届いたので、早速今日読んだ。 「魔」の避けかた、追い祓いかた [ 桜井 識子 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る いや~またしても面白い。まだ全部は読んでいないのだが、中身が濃すぎるので、今日読んだ所だけでも、先にご紹…
久しぶりに初めての著者の本を読んだが面白かった。2022年初版。カナダ。 メイドの秘密とホテルの死体 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) [ ニタ・プローズ ]価格: 1430 円楽天で詳細を見る メイドものというのは、家庭の裏を描くものが多いが、これ…
何の為にお金を稼ぐのかと言えば、生きていく為で。だとしたら、持ち家があり自分の畑があり、生き物をとれる海か川か山が近くにあって自給自足が出来れば、極端に言えばお金は要らないのでは、と考える人はいるかもしれない。 病気になっても医者にかからず…
キャサリン・ライアン・ハワードの「ナッシング・マン」を読んでいて、ソファーの掃除をしようかなと思った。 ナッシング・マン (新潮文庫) [ キャサリン・R・ハワード ]価格: 990 円楽天で詳細を見る 殺人者がある一家惨殺を行うのだが、その手段として、…
前々回、桜井識子さんの過去のカレンダーをご紹介した。それでふと、本ではなくカレンダーは、桜井カラーがより凝縮されているのではないかと思った。それで今回は、2023年のカレンダーの内容を少しご紹介しようと思う。 この年のカレンダーは、「運気を上げ…
またしても本日2記事目。 昔のアメリカのミステリーを読むのにはまっている。今日紹介したいのは、インド系アメリカ人女性医師のリツ・ムケルジ著「裁きのメス」。 裁きのメス (新潮文庫) [ リツ・ムケルジ ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る 南北戦争直後…
暑い。びっくり。梅雨どこ行った?という話だけど、今のところ、この暑さは好きかもしれない。大好きではないが、好ましくはある。なんだろ、暑さに浸ると気分が上がる。熱中症が怖いので、そこそこにしているが、20分くらい外を歩くと汗びっしょりになっ…
すっかり年の瀬。夫も年末年始のお休みに入り、のんびりムード。大掃除の残りは、神棚と、洗濯機周りとキッチン。毎日使う水回りって、早めにやっても年末までにまた汚れる…。神棚は30日に、新年のお飾りをする時に一緒にやりたいので後になる。 息子に「今…
桜井識子さんの新刊が出たので読んだ。今回は七福神巡りについてだった。詳しいレビューは次回に書きたい。 今回はそこに登場した天海さんというお坊さんの話について、思った事を書く。 天海さんは、徳川三代将軍に仕えた有名なお坊さんだそうだ。桜井さん…
一番好きな作家は、黒川博行さんだ。理由は、とことんフェアだから。小説は作家のご都合主義で何でも書けてしまう世界だからこそ、読者に対してフェアである事が最も大事だと思う。フェアな上に、これ以上ないレベルで取材し勉強しまくった上で書いていると…
先週、インフルエンザの予防接種を受けた後から、なんとなく体調が悪い。元気が出ない。 いつもなら、予定のない平日は、どこに出かけようかと張り切るのだが、今週は何も予定がないのにずっと家にいる。季節がよくなったので長居公園に行きたいとずっと思っ…
物事が起こってから、「私はそれを予測していた」と発言する事を、後付バイアスと言います。 人はどうやら、後付バイアスをしがちだそうです。 今度の大統領の中国訪問は成功するか否か?という質問で、事前アンケートでは「失敗する」と回答した人の多くが…
「あやうく、未来に不幸にされるとこだった」を読みました。大きな字で行間も広く、大事な所はアンダーラインまで引いて下さっていて、読みやすかったです。 いわゆる心理系の本、です。 ところどころに「なるほど」と思わされる箇所があったので、書きだし…
私は近眼で眼鏡を持っているのですが、近くが見えにくくて不便だったので、ふと思いつき、老眼鏡も作ってみました。 作ってから、百均でも老眼鏡が売っていると知って、それでも良かったかなと思ったのですが、、。 私は目にアレルギーがあるので、定期的に…
昨晩は大雨が降り、少し涼しい朝になった関西です。場所によってはゲリラ豪雨だったり。京都の友達は、一昨日ですが、雷でパソコンとテレビが落ちたそうです。ずーっと晴れが続いていたのに、降る時は土砂降り&雷のセットで、極端ですね。夏はまあ前からそ…
山陰旅行に持っていった本です。ジャネル・ブラウンの「インフルエンサーの原罪」。秀逸なミステリーでした。本当に面白かった。 インフルエンサーの原罪 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [ ジャネル・ブラウン ]価格: 1452 円楽天で詳細を見る インフルエン…
都知事選がありますので、改めてこちらご紹介。石井妙子さんの書かれた「女帝 小池百合子」。 女帝 小池百合子 (文春文庫) [ 石井 妙子 ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る ネットでこの本のレビューを見て見ると、寄せられたレビューのほぼ9割が、著者に対…
引き続き、過去に書いた読書記録のリライトを載せます。またしても3つ。 まずは、スウェーデンの作家カミラ・レックバリさんの一連の著作。この著者の本、10冊ぐらい読みました。 罪人たちの暗号 上 (文春文庫) [ カミラ・レックバリ ]価格: 1375 円楽…
ずっと読書記録を書いてなかったので、以前に書いたもののリライトを載せます。一度に三冊。 一冊目はコチラ↓。 声の物語 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) [ クリスティーナ・ダルチャー ]価格: 2090 円楽天で詳細を見る ざっくりあらすじを書きます。「アメ…
桜井識子さんの新刊です。 神仏のみことば 作者:桜井 識子 宝島社 Amazon 私は桜井信者なので、桜井さんの出版物はなんのかんの言いつつ全て購入しております(笑)。カレンダーも、ちょっと今回のは好みじゃないなあ、、等と失礼な事を言いながらも結局予約…
桜井識子さんの本が好きだというのはずっと書いているのですが、彼女の本はもう30冊以上出版されているでしょうか。全て買っており、一度読んでもまたしばらくして繰り返し読んでいます。この「再び読む」本を選ぶ際は、直感で選びます。今日はこの本だな…
今日は読書記録を書きます。こちら↓ うるはしみにくし あなたのともだち (双葉文庫) 作者:澤村伊智 双葉社 Amazon 著者は大阪出身の48歳。日本ホラー小説大賞を受賞した方です。さすがに構成がしっかりしています。 この本は、ホラー要素もありますが、ど…
リリアンと燃える双子の終わらない夏 作者:ケヴィン・ウィルソン 集英社 Amazon 米国テネシー州生まれの著者の、この小説は、奇想天外ながら、あまりにも説得力があり、何より結末の意外さに驚かされました。これは面白い。 (以下ネタバレあります) 主人公…
統合失調症の一族 遺伝か、環境か 作者:ロバート コルカー 早川書房 Amazon 1970年代のアメリカに実在した家族、ギャルソン家のお話です。なんと、12人も子供がいて、その半分が精神疾患者でした。当時は「統合失調症」と診断されましたが、発達障害だった…