書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

自己中心性が身を滅ぼすなあと思った事

 また少し期間が開きました。息子の大学のテストがバタバタと行われておりまして、そのフォローに疲弊してました。コロナのせいで授業が遅れていたので、個人の授業スケジュールなどガン無視で、ものすごく集中して講義が入れられており。その上に、中間テスト的なものが立て続けに行われ。規定の点数が取れなければ問答無用で落とされるし、1つでも落とすと留年決定、2年続けて留年すると退学。なのでけっこうヒヤヒヤものです。

 息子の場合、暗記自体は大丈夫なのですが、教授陣の問題形式にまだ慣れていません。非常に凝った問題、失礼な言い方をすれば「ひねくれた問題」が多い印象があります。ちゃんと覚えるべき事を覚えていても、ひっかかってしまうと解けないという悲劇。これで友達がいれば、過去問をもらえて対策も出来るのですが、一人も友達のいない息子には、それは無理で。100%実力でやるしかない。

 一つひとつの試験に留年がかかっているので、当然息子はピリピリするし、フォローする私も疲弊するという次第で。

 まだ終わっていないのですが、少しだけ時間がとれたので、ブログを書いております。

 

 さて。話は変わりまして。米国大統領、決まりましたね。やはり、副大統領のハリスさんのスピーチ、良かったですね。時期大統領は固いでしょう。

 それにしても、トランプ氏の往生際の悪さは、驚かされますね。一説には、大統領を辞めると、色々大変になるからだそうで。大統領だったから延期されていた、沢山の訴訟があるそうで。辞めた時点で訴訟が矢継ぎ早に起こる予定だとか。それだけでも大変なのに、離婚される可能性も高いそう。離婚だけでなく、家族も分裂する危機にあるとか。

 でも、私が一番驚いたのは、トランプ氏が借金漬けだという事実です。大統領やってる間は督促されずにいたけれど、辞めた途端に督促の嵐になるとか。トランプ氏、裕福だとばかり思っていたので、これは驚きました。

 であれば、大統領の座にしがみついているのも分かる、というか、そもそも大統領に立候補した理由にも納得できるというものです。大統領になれば、当面、離婚の危機も回避でき、借金取りも来ないし、起こされる予定だった様々な訴訟も延期される。大統領になることが、最後の命綱だったのだと思います。そしてとうとう、その命綱が外された。今後彼はどうなるのでしょうか。

 

 トランプ氏が大統領選に負けたというニュースと時期を同じくして、かなり規模は小さくなりますが、同じようなニュースがもう1つありました。

 皆様ご存じかどうか分かりませんが、私の姉が信奉している自己啓発教祖のお一人、心屋仁之助氏が、「心屋塾(心屋という名前で商売している自己啓発団体)を卒業する」そうです。

 心屋氏は、200冊以上の自己啓発本を出版し、百万円のものすらある高額セミナーを頻繁に開いていて、自己啓発界隈では成功者と言われていた人です。それが、昨年末、不倫していた事実を公表した後あたりから、信者離れが続き、コロナで集客がうまくいかないというのもあり、もう心屋では儲けられないと見切りをつけたのだと思われます。

 でも、心屋氏も、トランプ氏と同じように、実は借金を抱えているのだとか。嘘でしょう?という感じですが。稼いでいるようにみえて、実は全然稼げていなかったのだとか。自己啓発教祖になるにあたり、心屋氏は数人の出資者から借金をしたそうですが、いまだにその借金を、全く返せていないのだそうです。そんな事ってある?

 竹久友理子さんのブログや、岩田武さんのTwitterによると、

【爆笑!】心屋さんがベストセラーチックだった舞台裏。 | 竹久友理子のパルプンテ

心屋氏の出版というのは、実は自費出版に近い形のもので、相当売れないと印税が入って来ないのだとか。だから、沢山本を出しているから儲かっているというわけではなかったようです。また、セミナーで稼いでも、稼いだはしから散財(頻繁に豪勢な海外旅行に出かけるとか)してしまうので、全く残らないのだとか。

 普通に考えたら、お金が入ってきたら、真っ先に借金を返すと思うのですが、彼の場合、自分が贅沢するほうにパーッと使ってしまったのですね。だから、お金が入って来なかったわけではないのに、借金が返せていないという不思議現象がおこる。

 竹久さんも岩田さんも本名で活動されているプロライターさんなので、もしこれらの内容に虚偽があれば、心屋氏に誹謗中傷で訴えられるでしょう。それをされていないという事は、おそらく事実なのだろうと思われます。

 

 心屋氏の教義は「やりたくない事はやめて、やりたい事だけやれば、幸せになれる」というもの。子供を虐待してしまうと相談してきたクライアントさんに対し、「あなたのお子さんは、叩かれる為に生まれてきたのだから、叩いていいのだよ」と答えたというのは、あまりにも有名な話。自分勝手な心屋氏の言い分に、異議を唱える人には、心理でいうところの鏡の法則を持ち出し「僕に言いたい事は、君が自分に言いたい事なんだ。僕のことを自分勝手だと言いたいなら、実は、君が君自身を自分勝手だと思っているという事だ」と言い返し、正当な批判のことごとくを否定し、相手を揶揄して馬鹿呼ばわりします。だからまともな人はもう、心屋氏には関わらない。心屋の教義は、自己中心的に生きる事を是とし、他者からの批判を一切受け取らず、批判してきた人間を、鏡の法則を持ち出して貶めます。

 トランプ氏も、自己中心的な人格を持っておられると思います。

 心屋氏がどう、トランプ氏がどう、というのではなく、人は、自分の自己中心性に足をすくわれるのだなあと思います。つまり、自己中心性を持っているといずれ身を滅ぼすのです。

 トランプ氏も在任中に、良い事を沢山されたでしょうし、心屋氏に救われた信者さんも沢山おられるでしょう。でも、だから、自己中心性を持っていても許される、というわけではないのです。ここは本当にシビアに判断されるところです(誰が判断するかというと、宇宙的な神、という話になりますが、長くなるので割愛します)。どんなに良い事をしても、自己中心性を持っていたら、必ず罰せられるということです。良い事をしたから、相殺されるというわけではないのです。

 不思議なことに、特別自己中心性が強い人というのは、人生の一時期、異様に成功したように見える時期があるものです。トランプ氏しかり、心屋氏しかり。なので本人はもとより周囲の人間も、ちょっとぐらい自己中心的でも大丈夫なのだ、いやむしろ自己中心的に生きるほうが賢いのだ、と勘違いしてしまいがちです。でも、事実はそうではない。必ず身を滅ぼします。まあ、断言するように書いていますが、言うまでもなく個人的意見です。

 もちろん私も、日々の日常で、イラっとする事があったり、自分だけ良い目を見ようとしたり、様々な自己中心性が顔を出します。トランプ氏や心屋氏の例を思うと、これはヤバいという事がよく分かりました。できるだけ、自己中心性を少なくするよう心がけます。

 ではでは、今日はこのへんで。少し寒くなってきましたが、体調を崩されませんように。お元気でお過ごしください。

 

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 少し前に行った薬師寺。空がスカッとしてました。