今日、2つ目の投稿。
先日、京都の安井金比羅宮に参拝してきた。ここも勿論、桜井識子さんご推奨の神社だ。清水寺の近くにある、こじんまりした神社だった。
ここは、縁切りのご利益がある。
縁切り寺、というのはよく聞くが、縁切り神社、というのはとても珍しい。桜井さんによると、神様というのは、縁を結ぶほうはいくらでもして下さるそうだ。縁を結ぶ事はそこから可能性が広がってプラスの方向に進むから。
でも神様は「縁を切る」という事は、マイナスの方向に進む事なので、しないそうだ。これは神様の倫理的問題や性質によるものだそうだ。
ではなぜ安井金比羅宮の神様は、縁切りをして下さるのかというと、厳密にはここの神様も「縁を切ることは」しないそうだ。ただ、縁をうす~~~~くする事はして下さるとの事。切る事はしないが、ほぼ切っているのと同じレベルまで、縁をうす~~~~~くして下さる。これだと、ほぼ縁は切ったも同然、というわけ。
それでも、完全にチョキンと縁切りして欲しいなら、お寺のほうがよいそうだ。
私は実は、息子の周囲に縁を切りたい人間関係があり、かなり悩んでいた。かれこれ半年以上悩みに悩んでいた。色々手は尽くしたが、私達の力ではどうする事も出来ない。
それで、一縷の望みをかけ、安井金比羅宮に行ってみた。
今回は深刻な祈願だったので、気持ちに余裕がなく、時間的にも余裕がなかったので、写真がない。すみません。
安井金比羅宮は、京阪三条駅(だったかな?)で下車し、徒歩15分ほど。駅を出た所に地図があるので、分かりやすい。とはいえ、このあたりは京都にしては道が入り組んでおり、行きは迷って40分ほど歩いてしまった。
疲れ切ってやっとたどり着いた安井金比羅宮は、とても小さい神社なのに、参拝客が多くてびっくり。本当に人が多かった。混んでるな~と思った。京都でも中心的な観光地なせいか、外国人の方もとても多い。
拝殿前はさほどではないが、「縁切り縁結び碑」の周囲はかなりの人だかりだった。縁切りは、この「縁切り縁結びの碑」で祈願する。
「縁切り縁結びの碑」は大きな岩で、中央に穴が開いている。予め形代の紙に縁切りの願いを具体的に書き、その紙を持ってその岩の穴をくぐり、くぐり終わったら、その紙を岩にのりで貼り付ける。これで祈願完了という手順だ。
穴が案外小さく、くぐるのがかなり大変だった。雨の翌日で地面が濡れていたが、何かビニールのようなものを敷いて下さっていて、濡れない工夫をして下さっていたのは有難かった。
さて。祈願の結果だが。
確かに、今のところ、問題の相手と息子との縁は切れていない。しかし、問題自体がある事をきっかけにほぼ消えた。
詳しく具体的に書けないので申し訳ないが、その人との縁は切れていないが、問題はなくなった。
問題がなくなった過程も奇跡的というか、思いもかけない事がきっかけだった。
縁切り神社のご利益だと思う。
桜井さんも書いておられたが、きっちり縁を切りたいならお寺のほうが良いそうだが、薄くする程度で良いなら安井金比羅宮はおすすめだと思う。
追記
安井金比羅宮のホームページを゙見たら、あまりよくないコメントも少なくないのでびっくり。私は良いと思ったのだが、人によるのかもしれない。「縁切り」という非常に明確な御利益をうたっているだけに、叶う叶わないがハッキリ出るから、批判も出やすいのかも。
全ての神社仏閣での祈願と同様、こちらでも絶対に叶うわけではないので。期待はそこそこが良いのかも。