書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

子供の支援が自分の苦手分野だった場合のジレンマ

 私の子供は発達障害なので、極力支援してやろうと思っております。

 私自身の得意分野において、彼を支援するのはさほど大変ではありません。面倒くさかったり、自分の時間がなくなる事さえ我慢すれば、やったらやっただけの成果はあがるので、努力が実る心地よさがあります。

 一方、息子にとって必要な支援であっても、それが私の不得意分野であった場合、問題は複雑です。下手に私が手出しした事で、逆に息子の足をひっぱってしまう事が多々あるからです。数日かけて努力した結果が、結局のところ息子の足をひっぱるだけの結果に終わった時など、暗澹たる気持ちになります。

 こういう時、一人暮らしなら、気分転換にパッと旅行に行ったり、逆に終日家に閉じこもって何もせず、エネルギーを蓄えたりできるのですが。家族がいると、そうはいきません。私自身のメンタルがどんな状態であっても、やるべき事をすべて時間通りにやっていかねばなりません。元気な時はなんでもないことが、メンタルが落ちている時は相当苦しく感じます。

 スーパーウーマンで、何をやってもうまくこなせる人間だったらどんなに良かっただろうと思うのですが、現実はそうではない。とはいえ、息子はいろんな分野において私の支援を必要としており、この支援はできるがこの支援はできない、などと選り好みをする余裕はありません。

 したがって、私自身、苦手分野であっても、やらねばならない。そして、3回に1回ほどの頻度ですが、大失敗を犯します。

 しんどいなあ。どうしたらいいのかなあ。

 答えはなかなか見つかりません。

 

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  一つ思ったのは、自分の直感を信じるという事が、必要かなということです。数日かけて努力した後で、「いやでもこれは、やっぱり無理だ。手出しするほうが悪くなりそうだ」とちょっとでも思ったら、数日間の努力を捨てて、何もしない、というのが正解だと思う。苦手分野においては、努力した時間=成果、には決して結びつかないからです。直感で「やっぱりやめておいたほうがいい」と少しでも感じるなら、それまでの努力をきっぱり捨てるというのが、息子の足をひっぱらない唯一の方法かなあと思っています。

 ただ、年とともに疲れが抜けないというか、疲労がたまっていくのに不安を感じています。息子が一人立ちできるまで、私はちゃんと元気で生きていられるだろうか。途中で力尽きてしまうのではないか。力尽きない為にはどうしたらいいのか。

 自分から甘えを抜く、というのが唯一の答えだろうと思われます。現実をそのまま受け止めて、反省改善すべき点を刻々と改善していき、もう駄目だとか、私には出来ない、という言葉に逃げない。それしかないのだろうなあ。今日も頑張ろう。