書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

京セラ美術館「ルーブル美術館展」に行って来ました。

 まだまだ暑いですが、曇りの日があったので、前から行きたかった京セラ美術館のルーブル美術館展に行って来ました。

 京セラ美術館自体、行くのは初めてです。場所は京都の岡崎。平安神宮のすぐ横。大阪からだと、京阪で「三条駅」まで行き、地下鉄東西線2番のりばに乗り換えて一つ目の「東山駅」で降ります。出口➀を出て左に歩き、二つ目の信号も左に曲がって5分ほど歩くと着きます。徒歩8分程でした。大きな赤い鳥居が目印。

 「ルーブル美術館展」大好きで、4年前に、大阪市立美術館でも開催されたので行っています。

oinor-i.hatenablog.com

 この時のテーマは「肖像芸術」でしたが、今回のテーマは「愛を描く」でした。いや、今回も面白かったです。

 

 愛というテーマを、3つに細分化して展示していました。「古代神話における欲望に忠実な愛」「キリスト教のもとの愛」「人間のもとの愛」の3つです。

 圧巻で生き生きとしていて心を奪われたのは、最初の「古代神話における愛」でした。撮影禁止なので画像がなくてすみません。とにかく素晴らしかった。神話の世界では、欲に忠実で、若い美しい女性を男性が力づくで奪う事が普通であり、そういう場面を描いた絵画が多いとのこと。今のモラル感で言えば勿論NGですが、そういうナマの感情を押しとどめる事なく肯定的に描く事で、絵に力と勢いが溢れていました。もう一度観に行きたいぐらい感動しました。

(ネットからお借りした画像です)

ルーブル美術館展 に対する画像結果

 

 続いて「キリスト教の神」の世界を描いたコーナーに移るのですが、こちらは打って変わって地味。固い。面白みなし。親が子を思う親子の絵(ほとんどがマリアと幼児の頃のキリスト)や、子が親に孝行を誓う絵など、キリスト教の教義にがんじがらめにされていて、観ても感動できませんでした。ので、足早に通り過ぎました、、、笑。

 最後は「人間のもとの愛」のコーナー。こちらは、より現代に近い画風とテーマで、目新しさはないものの、逆になじみのある世界感で、それなりに面白かったです。こちらの展示の一部は撮影可能だったので、撮影しました。

 

ピンボケすみません、、

 今回のルーブル美術館を観た感想は、欲望を押しとどめないほうが、人は生き生きと生きれるのかもしれないな、という事です。古代神話の絵画と、キリスト教時代の絵画の違いが、あまりにも強烈で。キリスト教時代の絵画は、こんなんなら別に描かなくてもいいんじゃ?(失礼)とまで感じてしまいました。抑圧って生きる価値を奪う事なんだなと改めて感じました。「人間のもとの愛」の絵画は、抑圧はされていないものの、予定調和からは抜け出せておらず、こじんまりとまとまっているなあという感じ。面白みという点では、古代神話の絵画の足元にも及びません(個人的感想)。

 

 教セラ美術館には小さいながら日本庭園もあり、そちらも少し歩いてみました。遠くの山をうまく借景として使っていて、趣きのあるお庭でした。中央の池もうまく雰囲気を出していました。蒸し暑かったけど、頑張って歩いてみた(笑)。

 美術館の中も素敵でした。

 お腹がすいたので、カフェへ。平日の2時でしたが案の定、激混み。美術館のカフェ大好き人間なので、どれだけ待っても絶対に入ります。今回は1時間は待たなかったけど、30分以上は待った感じです。番号だけ取って、売店ショップで時間を潰しました。ショップでまんまと買ってしまったもの↓。

 とても香りのよいトワレ。今もつけてます。軽いですが長く香る。懐かしい甘いような苦いような香りです。トワレはこれ以外にも沢山ありましたが、私はコレが好きでした。

 他にも、心惹かれるものが沢山ありました。綺麗なハンカチとか、京都ならではの本も沢山。買うか悩みに悩みましたが、止めました。ショップには無料で入れるので(当然)、どうしても欲しければ、次回京都に行った時に、美術館に寄って買えばいいと思い、今回はトワレのみに。やはり私は香りものに弱いです。弱いというか、大好きなんですよね。あとは綺麗なものと、面白い本が好きです。

 

 売店で時間を潰していたら、カフェの順番が来たので入りました。とてもお洒落で、スッキリとした店内。

 一番人気は、京都らしいおかず取り合わせプレートとおにぎりのセットだそうです(ウェイトレスの方に聞きました)。でも、何故かカレーが食べたくなり、カレーを注文。セットプレートより時間がかかりましたが、とても美味しかったです。

普通のカレーとは全然違う味でした。お肉も柔らかく(でも柔らかすぎない)良い塩梅。京都のお漬物が添えられていたのも嬉しかったです。お値段は1500円。お水にはライムが入っていた、爽やかでした。カフェだけにまた来たいと思いました。激混みだけど、一人客なのに1テーブルを占領させた頂き(案内の人がここにどうぞ、と言ってくれた)、広々とお食事できたのも嬉しかった。混んでるから相席お願いします、混んでるからカウンターお願いします、的なお店じゃないところが一人客には嬉しい。また来たいです。

 

 帰りも地下鉄の駅まで、テクテク歩いたのですが、京都らしい景色で楽しかったです。夏は暑くてとても外出できなかったので、久しぶりの京都でした。これからしばらくは、気晴らしに遊びに来れると思うと嬉しいです。ではまた~