書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

和歌山県立近代美術館に行って来ました。

 先日、和歌山県立近代美術館に行って来ました。和歌山城のすぐ隣りで、気持ちのいい場所でした。

 大阪からだと、JRに1時間前後乗った後、和歌山駅からバスで5分、徒歩2分で到着です。

 JRは、行きは特急に、帰りは快速に、乗ってみました。特急だと、快速より30分早く着き、料金は1000円増し。ただ、特急のほうが混んでる。快速はガラ空きでした。

 和歌山駅から乗ったバスは、県庁前というバス停で降りまして、もう美術館は見えています。バス停から近いのは嬉しい。

 

 和歌山県立近代美術館↓ 雨のち曇りというお天気で、写真撮った時点ではまだ雨。

 

 美術館に到着したのは10時過ぎで、他にお客の姿なし 笑。私が本日最初の入館者だったようです。入って左の傘立てに傘を挿し、奥の受付へ。入館料500円を払います。

 展示室は、1階と2階の二か所で、2階にはお洒落カフェがありました。

 喉が渇いていたので、とりあえずカフェでお茶でも、と思い、素敵な階段を上って2階へ上ったのですが、、、ガーン!!そんな事ってあるのでしょうか。カフェがクローズされていました 驚。

 私の美術館へ行く目的の9割は、カフェ目当てなのでございまして、カフェが開いていないのなら、もう帰ろうかなと思いました。が、せっかく和歌山まで来たのだから、展示室は観ようと気持ちを切り替え、2,3歩歩いて気が付いた。

 カフェが閉まっているのは、まだ時間が早いからでは?

 カフェ前には、営業時間の掲示は無かったので、1階の受付に降りるのも面倒で、スマホで調べたら、カフェの営業時間は11時からでした。ああ、良かった。

 

 という事で、2階をブラブラしながら、展示室へ向かいました。

 なんか、お洒落空間。

ブロンズのウサギが飛んでいる。

 

 2階の展示は、妻木良三さんという方の作品展でした。

 基本的に、モノクロの鉛筆書きの世界。

こういう独特の絵が、ずーっと続きます。不思議空間。

途中、妻木氏のアトリエの展示がありました。

この説明書きに大共感。自分自身を見下ろしているような感覚、というのはよく分かります。拾った貝殻やウニの殻↓

アトリエに置いておられる本。理科の図鑑が懐かしい。

 


ゆっくり2階の展示室を観て、1階に移動します。

吹き抜けから、1階を見下ろしたところ。

右にちらっと見えるのは、ステキなシースルーエレベーター。勿論、乗ってみました。

 

1階は常設展で、こちらも見ごたえありました。

これは、同じ人の写真4枚(多分写真だと思う)。

全て、顏をお皿の上の料理に見立てて、メイクを変えたり、金やブロンズで塗ったり。

大きな展示で、細かい所まで見ていたら、日が暮れそう。面白い。

道を歩く男性の像。影がなんともリアル。ジョージ・シーガル作。

見た事があるようなホテル。

懐かしい景色。こういう絵は、永遠に見ていられます。私はここを歩いた事がある、その時の気持ち、風、温度、時刻、夕暮れ、寂しさ。電線のある景色も懐かしい。


展示品のご紹介はこのへんにして。(撮影はOKで、フラッシュだけが禁止でした)

お昼になったので、2階のカフェに戻ってみると、やった~!開いてました。

北欧風の、とっても素敵カフェ。いやこれは、長居しそうな予感です。本も自由に読めるそうで、後で読みまくりました 笑。


まずは、ランチを注文。パスタセットに食後のコーヒーをつけて、確か1200円だったと思います。

こちら↓。バジルパスタに、パリパリパン。かぼちゃのスープ。ボリュームたっぷり。お腹いっぱいになりました。


食事は、外のテラスで食べました。雨の日だったので、さほど暑くなかったので。私はテラスで食べるのが好きなんですよね。

テラスはこんな感じ↓目の前が和歌山城。写真に写っていませんが、目の前に小さな池も。

テラスからカフェを見たらこんな感じ。

全てのテーブルや椅子が、廃校となった小学校のものだそう。横にも置いてありました。

長く子供達に使われた椅子と机。なんとも落ち着きます。味があって素敵でした。

食後のコーヒーが来ました↓。

美術館のパンプレットを開いたところ↓


少し暑くなってきたので、冷房の効いているカフェ内に戻りました。

北欧雑誌を数冊取ってきて、読んでおります↓。見た事ない雑誌でした。面白かった。


メコン川の写真集があって、とても綺麗でした↓。

 


上村松園さんの画集もあった↓。見入ってしまった。

 


 他にも沢山本を見ました。めちゃくちゃ居心地のいいカフェで、やばいぐらい長居しました。お客さんは、私と、あと数組で、経営は大丈夫なのか心配。お料理もコーヒーも美味しくて、長居できる素敵カフェ。潰れないで欲しい。

 

 外を見ると、雨が止んでいたので、美術館の敷地内にある散歩道に行ってみました。

和歌山らしく、熊野古道をイメージした散策路だそうです。

雨上がりで、足元の石が滑って怖かったのと(サンダルで行ったので)、雨が止んだ途端に蒸し暑さが押し寄せてきたのとで、あまりゆっくり楽しめなかったのが残念。次回、気候のいい時にまた来たいです。奈良の若草山を思い出しました。若草山のミニミニバージョン。

 

 いやいや、すっかり満喫して、大満足で帰りました。帰りも、県庁前バス停から、和歌山駅まで行って、JRで帰って来ました。

 帰りの窓からの空も素敵でした。久しぶりに電車に乗りました。


リフレッシュしました!