書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

今年の抱負

 毎年、何かしら年初の抱負を書いているのですが、今年は「万事、注意して動く」事を抱負にしたいと思います。

 というのも、元旦早々、ヒヤリとした事が2回も続いたので。

 一度目は、二日から開いたスーパーに足りない食材を買いに行った際、カートにバックを引っかけて買いまわったのですが。スーパーを出る際、そのバックをカートに残したまま帰ってしまったのです。買った食材を入れた袋だけ持って。

 カートに残したバックには、現金カード類が全て入っている財布とスマホと家の鍵が入っていました。でも私は全く、バックを持っていない事に気が付きませんでした。違和感すら感じなかったです。

 理由は、相も変わらず息子の事からくるストレスで、頭がぼんやりしていたせいでした。別に、起こってもいない事を気に病んでいるわけではないのですが、とにかく日々息子から浴びせられる質問責めにほとほと脳みそが疲弊しきっていました。正解を答える事は許されず、息子が望む答えをピッタリ答えねばならず(つまり嘘)、嘘とつくストレスに耐える為に、あえて頭をぼんやりさせていた気がします。

 なので、カートに貴重品の入ったバックを残してきた事すら、気が付かなかった。

 結論を言えば、カートに残された私のバックに気が付いた親切な女性が、後ろから私を追いかけて来てくれたおかげで、難を逃れる事が出来ました。その女性が、なぜそのバックが私のものだと推測できたかというと、そのへんを歩いている人達の中で、バックを持っていない人間が私だけだったからです。「もしかして、カバン、忘れてませんか」と声をかけてくれたのです。本当に有難い。世の中には天使のように親切な方がおられるのですね。放置するか、スーパーの受付に届けるのが普通だと思うのですが、その女性は一刻も早く持ち主に届けたいという思いから、持ち主を探して追いかけてくれたのでした。

 何度も何度も、心から御礼を言って、有難いという思いの中で家路につきました。

 これが年初一度目のヒヤリ体験です。

 

 次ぎは3日の日、これもまたお買い物なんですが、家から少し離れた場所に歩いて出かけていました。またしても、頭はぼんやりしていたと思います。ふらふら~と歩いていたんだと思います。

 突然、何もない平らな舗装道で、私はバタっと前のめりに転んでしまったのでした。

 え?と、一瞬何が起こったのか分かりませんでした。幸い、ゆっくり歩いていただけなのと両手を先についたので、足をひねるなどの怪我はしませんでした。両手のひらと両足の膝が痛いだけで。でも、振り返っても、道に石などはなく。何につまずいたのか分かりません。

 ふらふらと立ち上がって、ケガをしていない事を確かめて、再び歩き出したのですが、昨日に引き続き今日もまたこんな事が起こって、私気を付けないと駄目だなと強く思いました。

 

 息子に関するストレスは、以前からずっとあるのですが、大人になってからのものは深刻で重いものばかりで、私には答えが出せないものばかりで。いっそ障害者として生きていく道を選べば問題ないのですが、本人は健常者としての人生を捨てきれずにいます。国家資格を取り健常者の中で働く道を。でも、健常者として生きるしんどさを思うと本人も揺れていて、日々その不安を私にぶつけてくるわけです。私にも答えはないのに。でも私は、確信をもってその時その時息子が欲しがる答えを言わねばなりません。

 とりあえず今息子は、勉強を続けています。彼は勉強自体は好きなのです。でも発達障害である彼にとって、大学というシステム、社会というシステムの中でうまく生きていく事はとても難しいのです。

 こういう状態は、このままずっと一生続くと思います。どういう道を選んだって、きっと続くと思います。

 だから、これ以上の問題を、私は負うわけにはいかないのですよね。

 つまり、カバンをどこかに忘れたり、転んでけがをしている場合ではないんです。本当に。

 というわけで、今年の抱負は、「万事注意して行動する」にしたいと思います。忘れない・転ばない、です。心します。ではではまた。