私が書いたところでなんの意味もないと思いますが、一応書きます。
政府が、2025年から、子供3人扶養家庭に対し大学学費を無償にするとの方針を発表しました。
実際は、長子のみが対象となりそうです。下2人が大学生の時に長子は卒業して就職している可能性が高いから。
つまり、実質的には、子供3人家庭の長子の大学学費を無償にするということ。それでも、私立の医学部あたりに行ったとしたら二千万とかかかるので、助かる家庭も出てくるでしょう。
とはいえ、これはむしろ、少子化を加速させるんじゃないだろうか。
このご時世で、女性にとって3人産んで育てるって、相当大変ですよ。命がけと言っていい。ギリギリ2人までならなんとか頑張れても、3人は絶対無理、という人が多いと思います。
でも2人だと学費免除はない。損だと感じ、1人でやめておく家庭も出てくるのでは?
そもそも3人産まないと優遇されないなら、1人も産まないわ、と思う人も出てくるでしょう。
政府のおじさん方は、2人生み育てるのも3人生み育てるのも同じことだと思っているようですが、全然違いますからね。
また、これだけ発達障害児が生まれている(グレー含むと6人に1人)現在、2人目迄は健常児で3人目が障害児、というケースも聞きます。そういうケースを見ると、3人目を生むというのは、危ない橋を渡るようなものだと思います。
3人産んだら長子の大学学費を無償にすると言われて、3人産む女性がどれだけいるのか私には不明です。
ただ、大学の学費が年々上がっているのは事実。
公立大学の場合、昭和50年に2万7847円だったものが、令和3年度には53万6363円と20倍近い金額になっています。 私立大学の場合、昭和50年においては18万2677円だったものが、令和3年には93万943円とおよそ5倍になっています。
親の平均収入はさほど上がっていませんから、大学学費は子育ての大きな負担です。
3人産めばどうのこうの、ではなく、シンプルに、大学学費自体を引き下げる対策を行えば良いのては?と思います。
政府のすることはわけがわからないですね。万博も、辞めて欲しいです。ではではまた〜。