書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

パワーゲームを超えて

 私側の事情があり、先日実家に泊まりました。実家には、私の母(88才)が一人で住んでいます。タイトルに「失敗した」と書いた通り、えらい目に遭いまして、もう二度と実家には泊まらないと強く心に誓いました。勿論、母と喧嘩したとか苦情を言ったとかはせず、粛々と荷物をまとめてさっさとずらかって来ました。昼間、母が美容院に行っている間に。

 ラインで、泊めてもらった御礼を送り「もうそちらに泊まる必要がなくなったので帰ります」と書いて。母から慌てたように数本電話が入りましたが取らず、「忙しいから出れない。申し訳ない」とこれまたラインで返事を送っておきました。

 何があったのかというと、極論を言えば、母のパワーゲームにお付き合いできなくなった、という事です。母は無意識にやっているのでしょうけど。

 私の母というのは、頑固で自分の意見が絶対に正しく、子供は自分より下の下の下の下の存在で、自分の言う事を何でも即座に受け入れ従うべきであるという考えを強く持っている人なんですよね。これは年をとったからそうなった、というのではなく、若い頃からそうでした。

 なので私は大学入学と同時に家を出てそれ以来実家には戻っていませんが、大学卒業後就職しなかった姉は、結婚するまで実家に暮らしており、何度も家出をしていました。

 私の父は仕事人間でほとんど家にいなかったと以前書いた気がするのですが、これもまた母のせいだと私は思っています。母は子供達ほどではなくとも、父にもきつくあたる人で、上から目線でバカにしたり自分の言う事を何が何でも聞かせようとしたり、従わせようとするので、父は家にいると疲れてしまったのだと思います。病院にいるほうが心が休まったのでしょう(父は医者です)。当直当番でもないのに病院に泊まったりしており、家にはほとんど帰りませんでしたから、小さい頃の私は父の顏を覚えませんでした。父親というのは家にいないものだとずっと思いこんでおり、少し大きくなってから友達のお父さんがみんな夜は家にいると知って驚いたものです。

 

 まあそういう母なので、実家に泊まる事はずっと避けてきたのですが、今回やんごとなき事情で泊まらざるを得なくなり、急遽泊まったのですが、これが大失敗でした。

 あまり詳しくは書けないのですが、とにかく実家に着いた時の私は疲弊しきっており、へとへとで、息も絶え絶えの状態でした。それでも母に食事の迷惑をかけてはいけないと、二人分の食事を百貨店で購入し、自分の必要なものは実家で借りなくても済むように全てリュックに詰めて行きました。母に借りたのは布団だけですね。なのでそれほど迷惑をかけたつもりはないのですが、母としては「泊めてやった。迷惑を被った。だからその受けたストレスにペイ出来るだけの鬱憤晴らしを娘に対してやっても良い」と無意識に思ったようです。おそらく。

 私は疲れ切っていて、話しをする余裕もない状態だったし、それをそのまま母にも伝えたし、持参した食べものも私自身は食欲が失せていて口にする事が出来ない状態でした。

 それなのに、母は自分の話を一方的に私に言って、私にしかるべき返事を返してくるように求めて来ました。母の話というのは、自分の友人達(私は全く知らない人達)の話です。誰がどれほど愚かか、誰が骨折や病気でどういう状態になっているか、誰との付き合いがどうだこうだ。ただ話すだけではなく、1つ1つ、私が細かくちゃんと聞いているかを確認する為、これについてどう思うのか聞いてくるので、疲弊しきった頭で見も知らぬ他人を腐す母を誉めたり持ち上げたりせねばなりませんでした。

 あとは母のラインに送られてくる友人達の画像を1つ1つ私に見せ、この人の家はこういう家でどうだこうだ、あなたはどう思うか、この人の孫はこの人であなたはどう思うか、、、と延々やってくる。夜になっても終わりません。寝たくても寝られません。

 さすがにこの画像責めはほとほと疲れました。知らない人の画像を見ただけで、その人がどういう人かなんてわかるわけないですよね。でも何か言わないといけないんですよね。しかも、あまり褒めると母の機嫌を損ねるし、逆に誉めが足りないと、友人の裕福さ素晴らしさを自慢したい母の機嫌を、これまた損ねてしまうので、そこそこ適度に誉めるという事を延々しなくてはなりません。「母よりは劣るけどセンスの良い上品な人ね」とか「立派な家ね。まあここのほうが素敵だけどね」等など。ずっと同じワードを使っていると怒られるので、ありとあらゆるバリエーションで適度に誉める、という事をエンドレスでやらされました。

 元気な時の私で、昼間実家を訪問した限られた時間なら、これに対応する事は可能なのですが、疲弊しきった体で実家に泊まってしまったのが運の尽き。

 最後には私は母に「疲れているので、もうこれ以上画像は見れない」と言いました。すると母は激怒し「ちょっとした事でしょ。ちょっと見てと言ってるだけなのに、こんなちょっとした事がどうして出来ないの」と言って止めません。まだ私に画像を見せようとしてくるので、とうとう私は泣き出しました。それでやっと母は止めてくれました。

 私に相手をさせようとしてくる、事以外でも、私が食欲がないと言っているのに、無理やり食べさせようともしてきて困りました。食事ならまだ分かるのですが、家にあるクッキー等を「これ美味しいから食べなさい」と持ってくる。「今食べたくないからいらないわ」と返すと怒り出し「親の言う事が聞けないのか。親が食べろと言ったら食べるのが子供の努め」と言って更に押し付けてくる。もう吐くしかない状態で、死ぬほどしんどかったですね。

 

 結局のところ、私が嫌がっている事を母は分かっていて、嫌がっている事を私にさせる事で「自分が勝った」という良い気分になりたいのだと思います。つまりパワーゲームです。常に一刻一刻私に勝ち続けたい。だから上に書いた事以外でも、終始私をけなし、ここが悪いあそこが悪いと言って、逆に自分はこうだから(自分の勝ち)と言っていました。これはもう言わせておけば彼女の気が済むので「そうだね」と言っておけば良いのでさほどこちらは疲れないのですが。。例えば母のマンションは我が家より遙かに高級で、ベランダからの景色はまさに遮るもののない絶景で、月が出た瞬間から沈む瞬間まで見えるのです。「ほら見て見なさい。お月さまが綺麗ね。私は毎日お月さまを見てるのよ。あなたのところは見えないわね」とかね。

 

 まだまだ色々あったのですが、書いていて疲れたのでこのへんにしておきます。昼間少しの時間訪問するレベルなら耐えられるのですが、今回は泊まるという事で、母も私が事情があって母から逃げられない事を分かっていて、どれだけ私を苦しめても私がどこへも行けないならどれだけやってもいい、と思ったようです。

 母自身は全く無意識にやっているのでしょうけど。

 本当に失敗しました。今後は、実家に泊まらずホテルに泊まります。

 

 私がラインで実家を出た事、私自身の家に帰ったこと、もう実家には戻らない事を告げた後、私は母からの電話に出なかったと書きましたが。

 その後しばらくして母からラインが入り、息子の為に食べ物を買ったのだが私に渡せないから無駄にせざるを得ない、残念だ、と書いてきました。

 私が母にラインを送った時間は母が美容院にいる時間です(それを狙って送りました)。母はちゃんと読んでいます。読んだ後で、つまり私がもう実家には戻らないと知った上で、息子への食べ物を買ったわけです(それが事実なら)。意味が分かりませんが、それが母という人です。

 息子への食べ物を買ったけれど無駄になった、と私に知らせる事で、自分を良い祖母に見せ、私に罪悪感を押し付けようというわけです。この手はもう何度も繰り返しやられているので、私はなんとも思いませんが。

 働きずめだった父が20年以上前に亡くなった後、ずっと快適なマンションで気儘に一人暮らしをしてきた母は、今でも元気ですが、90才になったら近くの高級ケアホームに入る予定です。

 

 今日は長々と愚痴を書いてしまい申し訳ありません。私の脳内整理でした。ではでは皆様はどうぞ良いGWをお過ごしください。

 ちなみに私はもう自分の家に戻り、快適に過ごしておりますのでご心配頂きませんように。ではではまた~

 

PS:

始めて、AIを使ってタイトルを作ってみました。私が最初に書いたタイトルは「実家に帰って失敗だった」とかそういうものでした。AIさんが提案してくれたのは「パワーゲームを超えて」。こちらのほうが面白いので採用。AIさん、凄いなあと感心。今後も時々使ってみようと思います。