ここ数年、３月になると、夫と子供が夫の実家に数日滞在する、というのが恒例になっておりまして、私はフリーの数日を得る事が出来ています。
せっかくフリーなのだから、普段は出来ない事をしよう、という事で、どこかに泊まりに行く事にしました。家族が家にいる時は、私一人でどこかに泊まりに行く事は出来ないのです（息子が嫌がります）。
一昨年は小豆島（瀬戸内海）に、昨年は白浜（和歌山）に行きました。要するに、近場のベタな水辺観光地、というくくり。今年は、琵琶湖に行って来ました。
大阪に住んでいても、滋賀にはほぼ行きません。過去数回、琵琶湖バレーにスキーに行ったぐらいです。あと、琵琶湖畔で一回だけバーベキューしたかな、それぐらい。一度、じっくり琵琶湖を見てみたい、と思いまして、行って来ました。
泊まったのは、琵琶湖ホテル。琵琶湖畔には沢山のホテルがありますが、大人一人旅では、泊まれるホテルが結構少なく、かつ、ちょっと変なお部屋があてがわれる事が多いです。家族連れには無理な狭い部屋とか、なんかちょっと難ありなお部屋。特にコロナ以前はその傾向が強かった気がします。
でも、コロナ以後、一人でも素敵なお部屋に泊めて頂けるようになりました。これは本当に有難い。
中でも、琵琶湖ホテルの今回選んだお部屋は、まず広くて、木をふんだんに使った内装。窓の外、すぐ前が琵琶湖。しかも壁一面の琵琶湖に面したその窓の、真ん前にベッドが置かれているという配置。ベッドにごろんとすると、目に入るのは空と湖面のみという贅沢さ。
こんなお部屋でした。
素敵でしょ？ 本当に居心地が良かったです。お値段は、休日価格でしたが、素泊まりで２万５千円ぐらい。このお部屋なら、安いんじゃないでしょうか。
昼間も素敵でしたが、日が暮れてくるとライトアップ等もあって、更に素敵に。
琵琶湖をぐるりと囲む山々の稜線が、しんみりと美しく、いつまでも見ていられます。夕ご飯作らなくていいって、サイコー。
窓を開けてベランダにも出れるし、空気清浄機もあり、お部屋の空気は綺麗で臭いもなく、臭いに敏感な私には快適なお部屋でした。ただ、創業８０年という事で、建物自体は古く、トイレを流しただけで部屋が揺れる？（大袈裟 笑）ぐらいの轟音がしばらく続くのには、閉口しました。あと、夜中に古い建物特有の妙な音（配管を水が通るヒューという細い音）がして、ちょっと怖かったです（笑）。不満だったのはそれだけですから、良いお部屋だったと思います。２万円台は絶対安いと思う。ダブルのお部屋なので本来二人で泊まるわけで、一人１万ちょっとですから。
私は、いっぱい読書しようと本を持っていっていたのですが、ホテルの部屋って暗いですよね。でもここは、頼めば電気スタンドを持って来てもらえました。小さいやつかと思っていたら、結構大きな電気スタンドで（部屋全体が明るくなるぐらい）、読書しやすくて助かりました。とにかく備品が行き届いていて、とても親切なホテルでした。
ホテルの場所は、京阪「びわこ浜大津駅」。駅前にホテルがあります。なので、実はこのホテル、リゾートというより、駅近ホテルなのです。駅が琵琶湖の畔にあるからそうなるんですけど。
一つ誤算だったのが、この駅、滋賀でも大き目の駅だとネットで見たので、どこかでお食事できるだろうと思っていたのですが、駅に下りたら何もなかった、、、（笑）。
コロナのせいもあるのかもしれませんが、な～んにもお店が無い。食べる所が無い。コンビニも無いし、なんなら自動販売機もない。駅前に遊覧船乗り場があるのですが、そこもチケット売り場があるだけで、待合室は閉鎖。自販機一つ置いてない。
唯一、ラウンドワンが入っているビルがあって、そこにちょっとお店が入っていましたが、若者であふれていて、入る気がせず、、。
ホテルで食事ができれば良かったのですが、コロナで人数制限をしており、よほど早く予約しないと、食事つきプランが予約できず。私は遅かったので、素泊まりプランしか残ってなかったんですよね。でも、外でお食事すればいいと思っていたので深く考えてませんでした、、。失敗。
というわけで、この素敵なお部屋で、念の為にと持っていったカップ麺やデニッシュ、野菜ジュースのブリックパック等を頂きました（笑）。でも、居心地が良かったので十分満足です。無料のミネラルウォーターや湯沸かしセットやお茶やコーヒーは置いてくれてあったので、飲み物には不自由しませんでした。
そうそう、大浴場には露天風呂もありまして、琵琶湖を見ながら、朝晩入りました。空気が気持ち良かったです。一緒に入っていた方と、「琵琶湖って広いですね～。海みたいですね」と、ベタな会話を交わしました（笑）。このホテルはチェックアウトが１２時と遅いので、朝ゆっくりできて良かった。
ホテル外観。カーブしている緑の建物。
琵琶湖沿いの遊歩道を延々お散歩できます。湖ですが、海みたいに波があります。
あいにくの曇りでしたが、空の雲が流れる様も、見ていて飽きませんでした。寒かったから、とにかく歩いた（笑）
いつもは何でも揃う便利な大阪の街中に住んでいるので（家から徒歩数分以内にコンビニ沢山、大規模スーパー３つなど）、たまにこういう何もない所に来るのは、気分転換になっていいですね。自販機もない、という事に本当に驚きました。でも、リラックスを目的に来るわけですから、これでいいのですよね。
本当は、この「びわこ浜大津駅」から京阪坂本線というのに乗って、石山寺というお寺に行きたかったのです。でも、終点の石山寺駅に降りたら、「石山寺まで１キロ」という表示がありΣ（・□・；）。。。行きで、ホテルにチェックインせず直接来てしまったので荷物を持っていて、かつ小さな駅でコインロッカーも無かったので、荷物持ちで往復２キロは無理だなと思い、諦めました。翌日行こうかなと思ったのですが、翌日はけっこうな雨で。駅からバスもタクシーもなかったので。
石山寺は桜井さんご推奨なので、また改めて、荷物無しで日帰りで身軽に行こうと思います。石山寺行きバスは、JR大津駅から出ているそうなので、よく調べてから出直します。
ここ数年、小豆島、白浜、琵琶湖、と関西から近場の水辺観光地へ行ってみて思ったのは、どこも経営が大変そうだな、という事と、三か所ともなんだかとても良く似ている、という事です。でもまだ三か所しか泊まっていないので、結論を出すには時期尚早ですね。きっととこかに、びっくりするような個性的な、しかも大人一人で楽しめるような場所が、あるのかもしれません。来年はどこに行こうかな。今から楽しみです。
そうそう、近場の水辺観光地と言えば、一人ではなく息子と泊まったのですが、宮島（広島）にも行きました。宮島は特殊で個性的でしたね。今回、また宮島に行こうかなと思っていたのですが、厳島神社が工事中という事と、思っていたホテルが取れなかったので、止めました。来年は宮島にしようかな。また弥山に登りたいです。
ではでは、今日はこのへんで。
