書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

時間や約束が守れない人との付き合い方

 皆さまは、どんな時にイライラされるのでしょう。
  私は、時間を守ってもらえない時と、約束を守ってもらえない時に、どうしてもイライラしてしまいます。
 私自身は、時間や約束を守る事に、全く負担を感じないのです。守るのが当たり前と思っているので、きちんとする事がしんどいとは、正直全く思いません。
 でも、世の中には、きちんとするのがしんどい、時間や約束を守るのがしんどい、という人が存在するのは、分かっています。だから、時間や約束を守ってもらえない時も、仕方ない、と諦めてはいます。どうして時間や約束を守らないのですか?守るべきでしょ!と、相手に言ったりはしません。ただ不愉快な気持ちを抱いたまま、静かに距離をおく、その人から離れるだけです。
 
 先日、ハライチ岩井さんのラジオを聞いていて、岩井さんも「時間を守れない人」だと知りました。岩井さんは、とにかく何でも忘れてしまうのだそうです。財布も携帯も、そして、人との約束も。仕事だけは、マネージャーさんが前日に教えてくれるので、なんとか忘れずにやれているのだそうですが。
 メモを取ればいいのにと思うのですが、岩井さんいわく「毎回、大丈夫忘れない、と根拠なく思い込んでしまう」のだそうです。財布や携帯の忘れ物に関しては、失くしても構わないと割り切り、高い財布は買わない、携帯はなくしたら都度買い替える、持ち物に執着しない、事で乗り切っているそうです。
 時間の約束については、相手があるだけに厄介で、ラジオでは、歯医者の予約をたびたび忘れてしまい、2~3回忘れると、もうその歯医者には行けなくなる、と話しておられました。近所で行ける歯医者が、どんどん減っているのだそうです。病院の予約ぐらい、カレンダーにメモしておけばいいのに、と思うのですが、毎回「メモしなくても大丈夫、覚えた」と思ってしまうのだそうです。そして、数回に一度、忘れて、予約をすっぽかす。1~2回のすっぽかしは、歯医者側も許してくれるのだそうですが、3回ともなると、もう医者も露骨に不愉快さを前面に出してくる為、気まずくて行けなくなるのだそうです。
 
 私は、岩井さんのラジオが好きなので、悪い人ではないと思うし(むしろ良い人だと思うし)、悪意があって約束を忘れているわけではない、という事もよく分かります。最大の疑問は、「何故、メモを取らないのか?」ですが、「毎回、覚えた、大丈夫と思ってしまう」という理由が返ってくる。でもこれには、どうしてもしっくりきません。覚えたと思っても、現実問題、忘れているのだから、覚えられないと分かっているだろうに、何故?と思ってしまう。要するに、「時間や約束を守れない」というのは、ある種の特性なのでしょう。そう割り切るしかありません。岩井さんのお話を聞いて、何より本人が一番しんどいのだろうなあと思いました。

 とはいえ。時間や約束を守ってもらえなかった側としては、様々な被害を被ったという事実は残るのです。被害を受けても平気でいられるほど、私は器が大きくはなく。被害の分、イライラしてしいます。

 誰とも約束せずに生きていけばすむ話ですが、息子がいるので、そういうわけにはいきません。息子がらみの事は、通常と異なるイレギュラーな事が多く、約束事も多くなりがちなので。息子がいる限り、他人と関わらずに生きていく事は、絶対に無理です。

 唯一の解決策としては、時間や約束を守らない人と約束せねばならない時は、しつこい程確認を入れる事だと思われます。前日に、「明日の何時から約束してるからね」。当日の朝に「今日の何時からよろしく」。家を出る時に「今、家を出ました」。また、いついつまでに〇〇をして下さい、というような約束だと、期日をしつこいほど確認する。途中で何度も確認の連絡を入れる。前日は「明日までですが、大丈夫そうですか」と駄目押しをする。
 とにかく、不自然だろうが、しつこいと思われようが構わず、念には念を入れて、何度も確認連絡を入れる事が、時間や約束を守れない人との付き合い方だと思います。当のご本人が、どうしてもメモを取れないのであれば、こちらがメモ代わりの仕事をしてあげるしかないからです。
 なんか、考えただけでグッタリですが。なぜグッタリするかというと、そういう「しつこいほど確認を入れる」行為が、無粋過ぎて耐えられないからです。できれば、したくない。一度だけ約束すれば、それでOK、というサラリとした付き合い方がしたい。
 これは、息子を育てていても感じる事なのですが、私はもともとは「クールな母親」になりたかったのです。でも、発達障害の息子を育てているので、それば無理で、外から見たら過保護に見える育て方に徹しなければなりません。好きで過保護をやっているわけではないのですが、外からは「子供がかわいくて仕方ないから、過保護なんだろう。でも、ああ過保護だと、子供が駄目になるのにね」と思われている事は百も承知。発達障害を知らない人は、全員がそう思うでしょうし、仕方ない事です。
 やりたくて過保護やってるわけじゃない、やりたくて「しつこい確認を入れる」わけじゃない。私自身は、本来、水くさいぐらいクールでさらりとした付き合いがしたい人間なのです。過保護大嫌い。念押し大嫌い。なのに、しなくてはいけない時は、本当に疲れてしまいます。


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今日から数日あたたかいそうで。4月の陽気とか。お散歩日和です。