書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

遺伝子検査を受けてみました。

 先日、ふと思い立ち、家族全員で、遺伝子検査を受けてみました。頼んでみたのは、ユーグレナマイヘルス、という会社です。

euglena MyHealth ユーグレナ・マイヘルス

 値段は、家族3人で、5万円ぐらいでした(1人、1万5千円位)。申し込むと、小さな容器が送られて来るので、その容器に自分の唾液を入れて、送り返します。約一か月後に、検査結果が見れる、という段取りでした。手続きとしては、簡単でした。

 で、肝心の結果ですが。

 ものすごく細かな内容で、驚いたというか、読むの面倒だなと思ったというか(笑)。

 大きな項目だけでも、8個あって↓(全部一度に画面に入らなかったので、中央重複してます)。

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一つの項目を選択すると、更に14個の選択項目が出て来ます。「健康リスク」を選択して出て来た項目の画面はこんな感じ↓。(やはり中央重複してます。すみません)

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で、その項目の一つを選択すると出てくる画面↓。これは「目耳鼻口」を選択した時の画面です。感覚器に関する疾患名が、ずらずらずら~っと延々出て来ます。自分にとってリスクが高い疾患順に出てくるので、まあ、上だけ見ておけばいい、という感じなのでしょう。知らない病名が一杯ある。

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この右側に、「更に詳細を見る」という選択肢がついていて、例えば、一番上の「近視」について、もっと詳細を見たければ、それを選択して更に読み進む、という感じ。

もうキリがないので、ご紹介はこのへんにしておきます。

 

 で、知りたいのは「当たっているのか、いないのか」だと思いますが。

 結論を言えば、当たっていると思いました。病気のリスクとか、未来の事は現段階では分かりませんが、現段階でハッキリ分かっている事、例えば、「体質」の項目など自分で分かっている部分は、全部当たっていました。髪の毛の質から日焼けの仕方まで。唾液だけで、ここまで分かるんだなーと感心しました。

 あと、私自身は問題ないのですが、母が心疾患を持っております。私の遺伝子検査の結果の「心疾患」の欄は、高い数値になっていました。私は、以前心電図を取った事があるのですが、何の問題もなかったのです。心拍に不安を感じた事も、今まで一度もありません。おそらく、母の心疾患は劣性遺伝で、私には表現化されなかったのだと思います。でも、遺伝的には持っている。もし、夫もこの遺伝を持っていたら、息子が心疾患になる可能性は高くなりますが、幸い、夫は持っていませんでした。息子の解析結果は少し遅れるので(申し込んだのが、息子だけ遅かった)、届いたら確認しておきたいと思っています。

 いずれにしても、私自身には表現化していないものまで、遺伝子検査では分かるのだなあと驚きました。という事は、病気のリスクなども、おそらくある程度は当たっているのだろうと思います(絶対に当たるわけではないと、会社の案内に明記されていました)。ある程度は、という事ですが、その「ある程度の危険」が分かっているのといないのとでは大違いで、今まで無防備にやっていた事にも、気を付けようという気持ちになりました。

 ただまあ、健康リスクの話なので、ものすごく情報管理には神経を使っておられるのが分かりました。パスワードの設定が、けっこう面倒でした。また、ガンの項目では、毎回注意事項が挙がって来て、「この情報は絶対ではない」という事を毎回確認させられます。確認しないと画面が開かないようになっている。やっぱり、健康については、最悪訴訟問題になるほどデリケートな問題なので、慎重の上にも慎重になっているのだなあと思いました。

 面白い項目では、祖先解析、というのがあって、自分の祖先がどこから来たのかが分かったりします。私と夫では、全く違う祖先だったので、「やっぱり」と思いました(笑)。

 肝腎の私の検査結果ですが、まだざっと見ただけですが、今のところ、重大な心配はないように思います(まだ全部見れていないので、不確かではありますが)。数値的に、ずば抜けて悪い(危険度が高い)、というものが、今のところ見当たらないので。まあ、項目が多いので、これから時間をかけて丁寧に見ていこうと思います。

 この会社では、頼めばコロナの抗体検査もやってくれるそうで、色々使い勝手も良さそうなので、申し込んで良かったなと思っています。これだけのボリュームで、1人1万5千円は、安い気がします。多分、100%の確率ではない、というところで、このお値段になっているのだと思われます。皆様にお勧めするわけではありませんが、まあ、こんな会社もありました、というご紹介でございました。

 

 しかし、遺伝子検査というのは、便利なものですね。子供が生まれた時に、血液型の検査と同時に、遺伝子検査もやればいいのになあと思いました。そしたら、その子の体質から、注意する点まで、親は前もって把握しておけます。例えば、「アルコールの代謝が弱い」という体質だと前もって分かっていたら、アルコールは取り過ぎないように言い聞かせておけますし。それも、「遺伝子検査の結果だから」とデータで言えますし。脂質の代謝の強弱、糖質の代謝の強弱なども分かるので、育てる上で気を付けられると思います。脂っこいものを食べさせたら具合が悪くなった、となると、すぐに「食べ物が原因」と推測できます。

 ただ、項目に、「精神疾患」というのはなかったのです。鬱になりやすい、とか、不安神経症になりやすい、とか、発達障害の傾向が強い、自閉傾向があるとか、そういうやつは、なかった。やはり、知的・精神的分野は、今の段階の遺伝子解析では、まだ分からないのだろうと思いました。或いは、分かっていても、色々差し障りが多い為に、あえて伏せているのかもしれません。

 以前からずっと思っていましたが、やはり「精神科」は、一般の医療分野とは、根本的に異なるものなのだなあと思います。身内の医者が「精神科は、理系じゃなくて、あれは文系だよ」と言っていましたが、そういう事なのかもしれません。

 長くなりました。今日はこのへんで。