先日、やっとこさ、息子の部屋の大掃除をしたのですが。
いや~、またもや捨てる物が大量に出てきました。分かってはいたのです。捨てるべきものが沢山あるという事は。それにしても多かった。
特に今年は、大学入学の年だったので、高校の時のもの(学校関連のものやテキスト参考書類)がまだ大量に残してあり、それを捨てる作業が悲惨でした。高校のものは、一つの大きなダンボールにがさッと入れて、ベッドの下に押し込んでいたのです。
ダンボールを開けて、卒業証書と成績表と学生証だけ取り出し、後は全部捨てる事にしました。煩雑な書類の山、本の山、なんだか分からない雑多な物達の中に、小さな箱がありました。祝ご卒業、と書かれています。卒業式で貰ってきて、そのままこのダンボールに放り込んだのだと思われます。
何も考えずに蓋を開けて、血の気が引きました。
中には、紅白饅頭のミイラが入っていました。気分が悪くなる方がおられるといけないので、詳細は省きます。3月から12月まで、おおよそ十か月常温で放置された饅頭。息をつめて蓋をし、ゴミ袋に入れ、その足でマンションのシューターに捨てに行きました。
もっと早く、このダンボールの整理をすればよかった。息子はこの腐った饅頭の上で、十か月生活していたのかと思うと、申し訳なさで胸が一杯になりました。不思議と臭いは全くなかったので気が付きませんでした。健康を害したのではないかと不安になります。黴などの胞子を一杯吸ってしまったのではないか、、、。ああ、本当に申し訳ない。
そう言えば、あの卒業式の時は、コロナ勃発時期で、卒業式をするかどうかがギリギリまで分からず、また、行事嫌いの息子が、卒業式に出るかどうかギリギリまでもめていて、私の中で、ストレスがマックスになっていた時期でした。
卒業式から帰って来た息子から、式で貰ったものが入った紙袋を渡され、中身の確認もそこそこに、高校用、と書いたダンボールに放り込んだのでした。その中に、ナマモノが入っているとも知らず。式で紅白饅頭をもらう事など、想定内なのに、どうかしていました。
少なくとも、年内に大掃除して本当に良かった。掃除、大事ですね、つくづく。
というか。本当言えば、大掃除などしなくていいように、普段からこまめに整理整頓しておけばいいのです。後でまとめたやろう、などと思わず。
息子の部屋からは、着なくなった服や、着ないだろう服も、山ほど出てきましたし、過去に使っていたものでもう使わないものも大量に出て来ました。前回、2月頃に大掃除した記憶があるのですが、あの時に捨てきれなかったものが、大量に残っていたのです。一度では、なかなか捨てられない。気持ちを決めきれない。
今回は、かなり思い切りました。いるかもしれない、と思うものは、全部捨てました。絶対にいる、と思うものだけ残しましたが、それでもまだまだ不要なものが残っている気がします。次回に持ち越しだなあ。
先日、私自身の部屋の大掃除をした時も、かなり思い切って色々捨てたのですが、その中には、息子の小学校の時の教科書やランドセル等もありました(私の部屋のほうが大きいので、私の部屋に保存してました)。ランドセルを捨てるのは、本当に気合が要ったのですが、今回も、息子の過去のものを捨てるのは、気合が要りました。思い出を捨てるような気持ちになるのです。写真に撮って残しておいても、その写真自体、絶対に見ない気がして、そのまま捨てました。
人が生きる過程、特に成長期の子供が生きる過程では、次から次へと物を捨てていかないと間に合わないなあと思います。まるで、捨てるものを製造しているような。
今も、オンライン化しているとはいえ、大学からは日々沢山のものが送られてきます。これもまた、ある程度で見切りをつけて、処分していかねばならないのだなあ。
腐った紅白饅頭を見たショックを忘れず、日々、刻々、タイミングを見て次々処分していこうと思います。
今日は良いお天気であたたかい。