お正月明けのある日、息子と二人で愛媛県の石鎚神社まで行って来ました。久しぶりの息子と二人旅行です。日帰りなので気楽。
石鎚神社は、桜井識子さんいわく「山岳系の神様で、愛情たっぷりで優しく、開運や成功に、大きなご利益があります」との事。神社は、石鎚山の麓にある「口之宮本社」と、山の7合目にある「中宮成就社」の二つから成ります。神様は中宮成就社のほうにおられ、里宮である口之宮本社のほうには、眷属である大天狗とカラス天狗がおられるそう。ここで人間がお願いした事やお話内容を、眷属の彼等が全て神様に報告して下さるそうです。
ロープウェーは一年中運行されているそうですが、中宮成就社まで行って帰って来ると、参拝時間が4時間以上かかるとの事で、日帰りだった今回は、口之宮本社だけの参拝としました。里宮とはいえ、口之宮本社も、そこそこ山を登ります。それだけに、境内からの景色はとても素晴らしかったです。向こうにうっすら瀬戸内海が見えます。四国愛媛らしい景色。瀬戸内海大好きな私には、心の御馳走でした(こんな感じ↓)。
大阪からのアクセスはこんな感じ。日帰りプランとしてご参考までに、時刻まで含めて書いておきます。
<行き>
新大阪発9:20(新幹線のぞみ7号)
岡山駅着10:19
岡山駅発10:35(JRしおかぜ7号)
伊予西条駅着12:16
伊予西条ー石鎚神社間は、タクシー利用。10分程。(伊予西条駅前にタクシー数台止まっている)。
<帰り>
石鎚山駅発14:05発(JR予讃線・普通)←JRの駅は神社から徒歩10分
伊予西条駅着14:13
伊予西条駅発14:26発(JRしおかぜ20号)
岡山駅着15:05着
岡山駅発15:33発(のぞみ40号)
新大阪着17:15着
(*この時間に大阪市内に帰り着くと、夕ご飯を作ったり、洗濯物取り込んだりの家事も余裕で出来ます)
さて。では、ここからが参拝日記となります。前置き長過ぎで申し訳ない。
1月なのに、春のような陽気で、快調に出かけました。瀬戸内海を渡る「JRしおかぜ」も、乗り心地よくリラックスできました。窓から見える瀬戸内海の島々。四国に入っても、基本、海岸線を走るので、ところどころ海が見えて和みます。いやこの電車素晴らしい。四国大好き。
基本的には、窓にもたれてぼーっと海や空を眺めておりました。とんでもない癒し。電車もすいています。
あっという間に愛媛・伊予西条駅です。駅前の市バスを利用して石鎚神社へ。(上にはタクシー利用を紹介してますが)。この市バス、少し遅れて来たのです。10分ぐらいかな。普通、大阪市内の市バスはまず遅れないので、少し不安になりました。まあ、来てくれたから良かったけど。四国の電車もバスも、1時間1本なので(違ったらごめん。私が今回調べた限りでは、という意味です)、何らかの事情でバスが来ないと、1時間待ちになる。怖い~。まあ、駅前にはタクシーもあったので、最悪タクシーかなと思いました。この時。
とはいえ、無事、着きました!石鎚神社!
楼門には、天狗さんが。
参道が、神々しい。延々登りなのですが、全く疲れません。足も痛くならない(私は足に持病あり)。
神馬の像。
神社の説明書き。
青空に翻る旗。「石」の文字。
境内地図など。
着きました。「口之宮本社」。
息子と並んでお参りしました。参拝中、たまたま偶然、太鼓の音が鳴ってご祈祷が始まりました。ああ、有り難い。息子と二人でしばし聞かせて頂きました。その後、息子はおみくじを引きました。「大吉」。良かった。
本殿前に、打出の小槌が大小6個ほど並べて置いてあり、これを振るのが縁起が良いと桜井さんが書かれていたので、全部振ってみました。一番大きいのだけは、重すぎて持ち上げる事すらできませんでしたが、これは触るだけで良いのだとか。
口之宮本宮は、山を少し登った所にあるので、景色が本当に綺麗でした。本殿の横に、小さな公園のような見晴台のような場所があり、景色を眺めながらリラックスできるようにベンチも置かれていました。ああ、ここでずっと座っていたい。私、2時間ぐらい座れます。今写真見て気づきましたが、何とも言えない素敵な雲ですね。
この日は本当に暖かく、日差しが溢れていて、本当に気持ちよかったです。帰りたくない。
ですが。帰りの電車の時間があるので、後ろ髪引かれる思いで帰りました。
登りは25分ぐらいかかったので、下りもそのぐらいかかるかなと思って、本宮にいたのはほんの5分ほど。よく考えたら短すぎました。境内を歩いていただけで十分癒されたので、あまりその時は思いませんでしたが、今考えたら、短すぎだ。
下りは10分ほどで下まで降りれてしまったので、時間も余り過ぎたし。もっと本宮でゆっくりすればよかった。ああ、失敗。
神社に行くまでの道も、南国・愛媛らしく、豊かな花や果物に溢れていました。素晴らしい。
本当にまた行きたい神社です。息子と二人旅も、最近はさほど疲れなくなりました。小さい頃は、胃をやられるほど大変だったのですが。でも、電車旅行は息子が本当に楽しんでくれるので、連れて行って良かった。石鎚神社自体、わけあって息子が以前から行きたがっていたので、尚更です。帰って来てからも「楽しかった」とニコニコしていました。良かった。
でもやっぱり、一人が気楽でいいです。次回は一人で行きたいです。
それか、夫も加えて家族で行って、松山あたりで一泊するのもいいな。その時は、ロープウェーで成就社まで登りたいです。それも楽しみ。
*追記
先にも書きましたが、伊予西条駅から石鎚神社まで、私達はタクシーではなく、市バス利用したのでした。で、この市バス、もともと待ち時間が50分あった上に、10分遅れて来たので、結果1時間の時間のロスになってしまいました。後にも書きますが、市バス利用はお勧めできません。高くつきますが、タクシーを使うべき。そうしたら、神社で1時間長く過ごせます。帰りは、流しのタクシーが走っていないから無理だけれど、行きはタクシー利用すべきだったと深く深く後悔したので、上のプランにはタクシー利用で書いておきました。
また、神社からの帰りも、上のプランでは、JR予讃線の普通を使うと書いていますが、私達は、帰りも市バスを使ってしまいました(バカバカ!!)。地元の方に伺ったのですが、このあたりの市バスは、「遅れるのが普通」なのだと後で聞きました。帰りの石鎚神社前からの市バス、なんと25分も遅れたのです!!驚き!!伊予西条駅からのしおかぜに絶対に間に合わない!と、腹立ってしまって(人間ができていない私)。バスの中で、息子と「どうする?困った!しおかぜも新幹線も予定してたのに乗れない!」と騒いでいたら、私達の席が運転席の真後ろだったせいで、運転手さんに聞こえたようで、バスを滅茶苦茶飛ばしてくれたようで、行きは10分以上かかったところを、5分で着き、なんとかしおかぜに間に合いました。ほんと、発車1分前に駅に駆け込んだのでした。怖い~。
後で、「ああ!JRを使っていたら!」とどれだけ悔やんだ事か。バス停でバスを待っていた時は、JRのことを思いつかなかったのです。後で調べて、近くにJRの駅がある事に気づいた、、、。後の祭り。でもここに書いたから、次回はちゃんと出来る。
実際のところ、私達は行きも帰りもバス利用してしまったので、神社で過ごせた時間は1時間弱。ものすごい大急ぎの参拝に終ってしまって、大失敗でした。次回はちゃんと行こう。
教訓:バスは、土地土地で、時間を守るか守らないかに分かれる。大阪市内は時間厳守だけれど、京都市内は時間にルーズだし、こういう事は多分、全国であるのだと思う。これはもう仕方ない。旅の予定をたてる時は、できるだけバスは使わない事。バスしかない場合は仕方ないけれど、多少時間が無駄になっても電車利用が一番確実。タクシーがあれば、迷わずタクシーで。
前回の小豆島に続き、またしても学んだ私でした(大袈裟)。
ではまた~。
*追記の追記
☆しおかぜは、A席が海側(かつ北側)なので、A席を取るのがお勧め。
☆万が一市バスを使う時。ICカードが使えないので、小銭の用意必須。ちなみに西条駅ー石鎚神社間は260円。乗る時に切符(?)取り忘れなく。
☆伊予西条駅周辺には、お昼ご飯が食べられるお店は一切ありませんでした。事前にネットで調べた感じで、「なさそうだな」と思い、私達は新大阪でお弁当を買って行き、しおかぜの車内で頂きました。少し早目にお昼食べることになるなと思っていたのですが、美しい景色を見ていたら猛烈にお腹が空いてきて(何故?)、11時にはもう息子と二人、お弁当を開いてしまいました。
☆伊予西条駅もそうだし、私が行った事のある四国の駅は今のところ全てそうなのですが、冷暖房の入った屋内待合室がありません(待合室はあってもオープンで外気にさらされている)。なので、気候の厳しい時期に、駅で長時間待つのは、なかなか大変だと思います(とはいえ、駅周辺にも入れるお店はない)。にも関わらず、電車の本数が少ないので、どうしても長い待ち時間が発生します。四国は大好きなのですが、このへんの難しさがいかんともしがたい。ちなみに、石鎚神社境内には、本宮の所に屋内休憩所がありました。時間調整は、そこで出来ると思います。