書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

ゴーン被告と某教祖様

 こんばんは。今日はなんとなく、世間一般のニュースについて、つらつら思う事を書いてみます。

 何はともあれ、年末から、カルロス・ゴーンさんのニュースが目立ちます。あ。ゴーン被告と書かねばならないのかな。

 最初、レバノンと聞いた時、どこの国か分かりませんでした。そもそもレバノンって国?なのか。地域名だと思っていました。国なんですね。でも、内紛ばかり戦争ばかりで国の体を成してないんじゃないだろうか。だから当然、日本と国交もないわけで。国じゃないから。あ、国だけど。

 そういう危なげな国に、なぜゴーン被告はわざわざ逃亡したのか、理解に苦しみます。逃亡費用は15億円かかったそうで。

 15億円ですよ。嘘でしょ?

 レバノンの今の政権はゴーン被告をかくまってくれたけど、ああいう国は政権なんていつひっくり変えるか分かりません。別の政権になったら、彼は追い出されるんじゃないだろうか。もしくは、大金を要求されるか。永遠に。

 追い出されたら、かくまってくれるまともな国はないでしょう。フランスも絶対無理だしね。もし、フランスがかくまってくれるなら、最初からフランスに逃げてるわけだから。レバノンよりずっといいじゃないですか。でも、フランスに断られ、おそらくアメリカにも、その他の先進国にも断られ、仕方なく15億払ってレバノン。。。それもいつまでいられるか。そもそも、あれだけお金を貯めこんだ方ですから、恨みに思っている人も多いでしょう。敵はわんさかいるはず。レバノンでは、命の保証はありません。

 しかし。

 あんな大会社の社長されていたような方が、どうしてこんな愚かな手を打ったのか、まったく分からない。日本にいて、その15億、養護施設にでも寄付したら、どれだけ株が上がったでしょう。裁判には影響しないでしょうが、それでも、夢見はよくなったはず。そして、世論も多少は味方してくれたはず。まあそんな事はしなくても、逃亡なんかせず少なくとも日本にいたら、命を狙われる事もないし、裁判で有罪になったところで、いつかは出て来れるわけだし。割り切って刑に服せば良かったのにな。

 などという事を、つらつら考えました。まあ、他人ごとなので、何とでも言える。

 

 さて。話題を変えまして。

 これも、年末から界隈では結構大きなニュースだったのですが。

 某心理カウンセラー界の教祖様が、ずっと不倫していた事を、何故かわざわざ奥様にカミングアウトされ、その上その事全てを、何故かわざわざご自身のブログに書かれた、というニュース。

 なんで??としか思えなくて。

 いえ。不倫していた事は、まあ、いいです。どうぞ。

 でも、どうして奥様に言ったのか。そういう事はさ、墓場まで持っていくのがルールですよ。バレてしまったなら仕方ないけど、そうじゃなく、わざわざ自分から言ったのだそうで。これまた理解に苦しむ。

 奥様は当然、傷つくし怒るわけで。そしたらそれを、ブログに書いてしまった、という不可解さ。

 いわく。僕は不倫したかったからした。奥さんが傷つくとは思わなかった。申し訳ないと思うけれど仕方ない。やりたかったのだから。理解して欲しいと思うけれど難しいのだろう。でも、不倫を経験した事のない人間が、僕を否定する権利はない。やってもいない人間が、僕に意見する権利はない。

 みたいな感じのことが書いてありました。あわわ。

 その教祖様の教義は「したい事をしよう」「ありのままの自分で」「したくない事はやめよう」なので、不倫したかったらする、というのは、教義まんまで、なんの違和感もないのですが。

 なぜ、カミングアウトしたんだろうね。

 そんな事して、誰が幸せになるのだろうか。

 言いたかったのかなあ。自分は不倫してるんだよ~って。男としてまだまだモテるんだよ~って。たまにいますよ。聞いてもいないのに、ご自身の不倫話をしてくる方。女性にも多いです。自慢なんでしょう。だから言いたいんだろうなあ。

 でも。それ、聞いた配偶者は嫌な思いをするのは当たり前だし、関係ない他人でも、ものすごく嫌な気分になるって、分からないのだろうか。

 百歩譲って、何とも思わない人でも、不倫している人が望んでいるほど「すごい!モテるんですね!」とは、思わないですよ。

 不倫なんて、やろうと思えば誰でもできます。いくつになっても。したい人はいるもの。したい人同士で勝手にやるのはご自由だけど、それをわざわざ世間に公表する必要性が、私には分かりません。

 その上。その某教祖様は、そのブログを読んだ信者含め多くの人から批判された事にご立腹なようで、ブログで、筋の通らない得手勝手な屁理屈で、自己弁護を繰り返しておられまして。いつまで言うの?しつこいなあ、と思わざるを得ない。しかも、書いたはいいが、数時間後に消すとか、書き直すとか、忙しい。当初の不倫公表した記事も消しちゃいました。理解して欲しいなら、何故消す? 結局消すなら何故書いた??分からんわあ。

 その教祖様、昨年の秋に、教祖業を辞める宣言をすでにされていました。正確には、カウンセリングはずっと前に辞めていたけれど、認定講師に対するミーティング等や心理関係の本は沢山出しておられた。でも、認定講師に対するフォロー業は認定講師のトップに任せて自分はやらない宣言、本ももう出さない宣言をされた。もうね、ご自身の教義の矛盾が酷過ぎて、それを小理屈で自己弁護するのが限界に来たのでしょう。だって「やりたい事だけやれば幸せになれる」って、無理ですから。それを、無理じゃないんだ、これこそ真実なんだ、と言い続けて逃げ続けて、とうとう追い詰められたんだろうなあと思いました。似非スピや似非心理界隈が、終わりつつあるのも感じて、一足早くフェードアウトされた、のだろうな。フェイスブックも辞めるそうで、残ってるのはアメブロのみ。

 で、教祖様、今後は何をされるのかと言えば、歌手一本で行くらしい。歌手、、、。

 まあいいですけど。彼としては、長年自分の似非心理教義を、屁理屈で弁護をし続けて来た重しが、昨年の秋に外れたわけです。すごく軽い気持ちになられたのでしょう。

 それで、つい言ってしまったのでしょう。奥様に。不倫していると。それが唯一、教祖様の胸の重しになっていたから。その重しもついでに外したかったのでしょう。

 でも、そうは問屋がおろさなかった。奥様激怒。信者激怒。そりゃそうですわ。で、たまらず逃げ出すと。

  

 ゴーン被告にしても、某教祖様にしても、大きな組織のトップを長年務めておられたような方が、こんなに愚かな事を易々とやってしまわれる事に、唖然としてしまった年末年始でございます。

 結局のところ、人の人生を決めるのは、最後は人間性なのですね。そんな事を思いました。私も気を引き締めて生きていきます。はい。ではおしまいです。

 

f:id:oinor-i:20200106151412j:plain