書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

知恩院、八坂神社、円山公園

 かなりご無沙汰してしまいました。皆様お元気でお過ごしでしょうか。私は少しづつ良い感じになってきております。有り難うございます。

 今年は冬が長い!と息子に愚痴を言ったら、「今年は季節が後ろにずれてる気がする」との返事が返って来ました。確かに、昨年は夏が終わるのも遅く(11月でも夏日が!)、冬が始まるのも遅く、そしてこの春はいつまでたっても寒い、、。

 今日も一日雨で、最高気温は12度。昨日も一昨日も一日雨で寒かったです。天気予報ではやっと明日からあたたかくなるそうですが。雨は続くようで。春ってこんなに雨がちで寒かったかなと思います。

 

 さて、こんな3月ですが、とは言えあたたかい晴れの日もあり、そういう日を選んで京都に行って来ました。お札の買い替えに八坂神社に行き、ついでに円山公園でお茶を。またこれは別日ですが、知恩院にも行ってみました。

 

 まずは八坂神社。お着物を召した外国人女性が多くてびっくり。みなさん楽しそうに着こなしておられました。相変わらず激混みです。

 お札を買って参拝し、小腹が空いたので隣りの円山公園へ。外でお茶菓子が頂けるお店でしばし休憩。

 和みますねえ。いい季節の京都は最高です。小半時のんびりした後、円山公園を散歩しました。

岩から太い枝が地面と水平に生えています。驚き。

早咲きの桜もちらほら

小川のせせらぎがキラキラときれい。

円山公園は山の近くまで行くと、なんともいえない良い香りがします。香ばしい草の香りというか。熟れた花の香りというか。しばし山の裾野で座って香りを楽しみました。

 

 別日ですが、今まで行った事がなかった知恩院にも行ってみました。知恩院円山公園のすぐ隣り。徒歩1秒。なぜ今まで行かなかったのかというと、桜井本に載っていないお寺だったからです。こんなに有名なのに載っていないのは、なにか理由があるのかなと気になり、あえて避けていました。

 でも、あるお天気の良い日、なんとなく行きたくなって、行ってみました。

 知恩院は、浄土宗の開祖、法然上人の草庵を起源とし、家康が寺領を拡大したそうです。

 大きいですねえ。まず迫力にびっくり。右手に地図があったので撮っておきます。

三門の下まで来ました。見上げる高さ。

 三門の先に、長くて段差の高い階段が、延々続いています。

 この階段、上るの大変でした。途中何度も立ち止まって休み休み上りました。後で知ったのですが、こちらの階段の右側に、段差の低いなだらかな階段がありました。。。段差が低い分、上る距離が長いのですが、ほとんどの参拝客はそちらを上っていました。。。ですよね。

 やっと本堂があるところまで登りました。ぜいぜい。

 

 どうやら阿弥陀堂➡御影堂➡方丈庭園というコースで廻るのが一般的なようです。これらの建物は渡り廊下で繋がっています。

 阿弥陀堂で靴を脱ぎ、そこに置いて下さっているビニール袋に自分の靴を入れて持ち歩くシステム(靴を履く時は、そのビニール袋をまた戻す)でした。ビニール袋は使いまわしなので、もし気になる方は、ビニール袋を持参されたほうが良いかもしれません。私は、多少気になりつつ、でもビニール袋を持っていなかったので、置いて下さっているものを使わせて頂きました。

 阿弥陀堂阿弥陀如来像は大きく、力を感じました。多分私は、この阿弥陀様を拝見する為に来たのだなと分かりました。真言を唱え、かなり長い間その場にいたと思います。心が落ち着きました。なぜ桜井さんは知恩院について書いておられないのだろう?と不思議ですが。

本尊 阿弥陀如来座像

(画像はホームページからお借りしました)

 十分満足し、次に御影堂(みえいどう)に向かいます。

 阿弥陀堂から渡り廊下が繋がっているので、外に出ずに行けます。こちらは徳川家光が建てたそうです。こちらも大きいです。ここは、法然上人を祀っており、延々お念仏が唱えられているそうです。私が行った時も、ずっと途切れず読経が続いていました。座って聞ける椅子も沢山置いて下さっていたので、迫力のある読経を座って聞いていたのですが、いつまでたっても終わらず(笑)、途中で切り上げて出て来ました。いたければ一日でも座っていられるし、ずっとお念仏を聞いていたい、お念仏が唱えられる空間にいたい、という方には有難い場所だと思いました。

 

 続いて、方丈庭園に向かいます。こちらも御影堂から渡り廊下で繋がっています。方丈庭園まで行く人は少ないようでした。方丈と方丈庭園がセットになっていて有料でした。500円くらいだったのかな?

 方丈は入り口だけ入れて奥には行けませんでした。その入り口の所に、知恩院七不思議が展示(?)されていました。

 知恩院七不思議

➀鴬張りの廊下:静かに歩こうとすると逆に鴬に似た鳴き声が出る。曲者の侵入を防ぐ警報装置。(私の感想:歩けたのは廊下の一部分、入口だけだったのでよく分からず)

(画像はホームページよりお借りしました)

➁抜け雀:狩野信政が描いた襖絵で、本来は菊の花の上に雀が描かれていた。現存するものは、なぜか雀が消えている。あまりに上手に描かれたので雀が飛び去ったのだと言われている(私の感想:旧新両方の襖絵が展示されており、確かに、古い襖絵には雀があり、新しい襖絵には雀がない。雀だけが消えている。不思議)

抜け雀

(画像はホームページよりお借りしました)

 

③真向いの猫:同じく狩野信政が描いた猫の絵。杉戸に描かれたているが、どちらから見ても見る人の方を正面から睨んでいるように見える(私の感想:確かに。猫の瞳孔がとても小さいので、そう見えるのでは?と思った)

(画像はホームページよりお借りしました)

 

他に4つの不思議があるのですが、疲れてきたので省略させて頂きます。すみません、、。興味のある方は知恩院のホームページでご確認いただけます。

 

 この方丈の建物から出ると、そこが方丈庭園です。

 けっこう広い、というか入り組んでいて分かりにくかったです。庭園の雰囲気を壊さない為か、道順の札があまりなく、迷いそうでした。というか、迷いました。勢至堂という所からどう行っていいのかわからず。方丈の入り口で入場料を払った時にもらった地図には、勢至堂の右手から帰ると➡があるのですが、そんな道はどこを探しても無く。左手に小さなくぐり戸があったので、閉まっていたのですがわざわざ開けて、そこから出たら、そこは千姫のお墓でした。「うわ~お墓は嫌だな~通りたくないな~」と思ったのですが、そこしか道がないので、そこを通って帰りました。ちょうどお墓を掃除しておられる人がいたのと、私以外に数人がそこを通ったので、まだ良かった。1人だったら怖かったと思います。

 結論としては、方丈庭園は迷うので、方丈だけ見て帰っても良いのでは?と思いました。

 なんか怖かったので、帰りに八坂神社により、牛頭天皇にしっかりお祓いをお願いしてから帰りました。

 この日も円山公園でしばし休憩。方丈庭園で迷った以外は、良い日でした。