書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

実家に行って来た話

 祝日だった木曜日、実家に行って来ました。

 そろそろ母の顏を見なければ、という義務感から、前日の水曜日に電話して母の都合を聞き、良いという事だったので、行ったんですけど。

 実家に行くだけなので、祝日でも平日でも、どっちでもいいと思ってたんですが、母は外で外食したがり(最近この傾向があることを、忘れていた💦)、結果、祝日に行ったのは失敗でした。。。

 水曜日に電話した段階で、「お昼はどうする?阪急でお弁当でも買っていこうか?」と私が尋ねると、「海のほうにいいお店があるから、そこへ行こう」と母が言ってまして。この段階で、祝日は避けるべき、と思わなかった私はバカです。

 で、行ってみたら、当然のようにお店は混んでまして。母が前日に電話で予約は入れてくれてあったので、席はあったのですが、海沿いのレストランという立地が売りの店なのに、海が全く見えない奥の奥、配膳室の一番近くの席で。

 テラス席も沢山あったので、そちらに座れないかと聞いてはみたのですが(とても良いお天気だったので)、予約でいっぱいで無理、と言われ、仕方ない。

 確かに店は満席で、配膳室からの店員さんの出入りも多く落ち着かない。

 しかも、予約はコースしか頼めず、80代・60間近の女二人、イタリアンのコースを食すという。。まあ、これも致し方ない。

 混んでいるのか、一品一品来るのが遅く、12時に席について、デザートコーヒーが終わって帰る時点で、すでに3時 (驚愕)。特に、デザートが出てくるのに小一時間待った気がする。

 デザートがあまりにも遅いので、「ちょっと遅すぎるから、言いに行くわ」と私が言うと、母が不機嫌になり「待ってれば来るよ」と言うんですよね。それでも言いに行きましたが。その時はさすがに店員さんも「申し訳ないです」と言ってこられたんですが、今度は食後の紅茶が来ない。デザートと一緒に飲みたいのに、デザート食べ終わっても来ない。またしても私が言いに行き、やっと持ってくる始末。

 この時点で、お客さんはほぼいない。私達だけがぽつんと残されている。店が混んでて忘れたのならまだ分かるけど、たいていのお客さんは帰った後なのに、まだデザート持ってこないって、どういう事なのか、、、。理解に苦しみ、むしろ怖くなって、もう二度と来ない、と思いました。

 料理自体も、全く美味しくない。

 美味しくないのに、いちいち店員さんが料理の説明をしてくるというスタイル。私と母の軽快な会話を遮って、「すみません。お料理の説明を、、」と入ってくる。

 これで美味しいならまだ許せるけど、美味しくないからさ。

 メインはスズキのローストを選んだんですけど、中身が生(なま)で。気持ち悪くて残しました。別に生魚はお刺身だって食べますけど、ローストされた魚の内側が、なまあたたかい生状態って、気持ち悪いんですね。初めて口にして、ゲーっとなり、残しました。

 残していたら、これまた店員さんがお皿を引く時に「何か不都合でも」と片方眉毛を上げながら聞いてきて、イラっとしましたわ。「いえ、生だったので」と答えました。生で出すのがお宅の流儀なのか知らんけど、不味いんだから、残しますわ。なんで高いお金出して、不味いもの食べさせられなあかんの、一回自分で食べてみ、気持ち悪いから。残す自由は客側にあるでしょう、とここまでは言いませんでしたが。

 どんだけ料理にプライド持っているのかしらんけど、料理が不味いわ、遅いわ、オーダー忘れるわ、二回も忘れるわ、意味わからんお店でした。

 母が選んでくれた店なので、文句も言えず、「美味しかった」と言いましたが、こういう嘘はしんどいわ~。

 このお店も、平日でお客が少ない時はまだマシなのだろうと思います。休日に行った私が悪い。今後、実家に行く日程は、外食の可能性を考えて、平日にしようと心に誓いました。このお店には二度と行きませんが。

 

 お店の名前は書きませんが、写真だけ。

外観↓

内観↓

内側丸々生(なま)だったスズキのロースト。盛り付けだけは凝ってて余計腹立つ 笑

散々待たされたデザート↓ ただジェラートすくって皿に載せるだけに1時間かける店って。

ちなみにランチコース3300円也(二人で6600円)です。

 

 母は元気で、それは良かった。夏中、微熱が続いていたので心配していたのですが、涼しくなって平熱に戻ったそうです。やはり、年をとると自律神経が弱るのでしょうか。治って良かった。

 喋ってても頭もしゃんとしているし、歩くのも遅いものの足取りはしっかりしているし、長く歩いても大丈夫そうでした。

 もう87歳なのに、年の割には元気で、何よりです。

 ただ、性格は相変わらずで、半日一緒にいると、こちらが疲れて来ます。何がどう、という事はないのですが、とにかく疲れる、、、。

 家に帰って、息子の相手をしていたら、もう息子の相手をするエネルギーが自分に残っていない事に気づきました。どうやら、母の相手をする時と、息子の相手をする時と、私は同じエネルギーを使っているのだと分かりました。

 とにかくおかしな事、自分勝手な意見を言ってきても、否定できない。わけの分からない対応をされる事が多くて、混乱する。

 

 母が、20年ほど前に他界した父の為に書き溜めた写経を、私にお寺に奉納して来て欲しい、と言うので、受け取ったのですが。

 父の葬儀及び法要関係は込み入っていて、私は理解が難しいんですよね。特に、葬儀をしてもらったお寺と、法要をしてもらったお寺が違うし、そのどちらのお寺も私は初見のお寺で馴染みがない。どうしてそのお寺にしたのか、説明してもらった記憶もないんですね。

 で、母から「この写経をお寺に奉納してきて」と言われて受け取ったものの、「どこのお寺?」と尋ねたら、「えっと、どこだっけ?」と母。

 いや、忘れたのはいいんです。度忘れというのもあるから。でも、領収書とか何とか記録を置いてあるでしょうに。ちょっと調べればいいのに、「あなた、覚えているでしょ。分かるでしょ」と言うんですね、母は。

 いえ、私は分かりません。覚えてません。知りません。

 で、仕方ないので、「ネットで調べるから、どこの市にあるか言って」と言って、自治体名から、お寺の名前を探し出したのですが。

 その後しばらくして、お墓の話になって、読経を頼むお寺はどこにすればいいのか、という話で、母が「そういう事は全部、ここに記録してあるから」と、戸棚からノートを取り出したんですね。

 そこに、葬儀のお寺名も、法要のお寺名も、しっかり書いてある、、、。あるじゃん、記録。

 まあ、87歳ですから、怒ってみても仕方ないので、何も言いませんでしたが。息子に対してもこんな感じで、障害だから怒ってみても仕方ないから、何も言えないという事が多いわけです。この二人と対する時の私は、本当に疲れるなあと思う。

 でも、息子のほうがマシですね。息子は裏がないので。母は、隠し事やええかっこしいが多く、言葉の裏を読まねばならないので、より大変です。

 でもとにもかくにも、元気でいてくれる事が何よりです。有りがたい。

 

 今、ちょっと思いましたが、でもこの二人よりも、義母といる時のほうが遙かにしんどいので、まだこの二人はマシなんですよね。疲れるけど、耐えられる。

 義母といると、疲れるというより、怒りを覚えるので。怒りを抑える時って、エネルギーをものすごく使うんですよね。だから、日常的に義母と会わなくて良いこの環境は、本当に幸せだと思います。