書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

滋賀・石山寺に参拝

 滋賀県にある石山寺に参拝してきました。

 以前、琵琶湖沿いのホテルに泊まった時に、参拝しようと思っていたお寺です。でも、雨が降っていたのと、最寄駅である「京阪石山駅」から、旅行荷物を持って歩いていくのが大変に感じ、次回、参拝目的だけでもう一度来ようと思ったのでした。

 というわけで、9月の涼しい日を選び(夕方から雨予報。最高気温29度)、行って参りました。

 今回は、石山寺まで一気に行くだけなので、便利なJRを選択。前回ホテルに行ったときは、京阪で行ったんですよね。

 JR大阪駅から、石山駅まで、新快速一本で行けます(所要時間45分位)。大阪駅から京都線に乗ると、そのまま滋賀まで行けてしまいます(だったら、京都滋賀線という名前にして欲しい)。

 注意が必要なのは、京都駅で後ろ車両が切り離されてしまうこと。多分、前から4両のみが、滋賀まで行きます。なので、滋賀まで行きたい時は、先頭車両に乗っておくと安心です。

 あと、同じ滋賀でも、「敦賀行き」というのがあり、これに乗ってしまうと石山駅には行けません。敦賀行きは毎時15分発の新快速なので、これも注意が必要なところ。 

 JRは、慣れないと大失敗しがちなんですよね。私は普段、滅多に滋賀に行かないので、このあたり無知で、全部電車オタクの息子に教えてもらいました 笑。

 というわけで、快適に石山駅に到着。

 ここからは、バスです。1番乗り場から出るバスは、ほぼ「石山寺山門前」バス停に止まりますが、中には止まらないのもあるので、乗り場にある案内図を要確認。私は、ちょっと分からなくて、乗る際に、ICOCAをチャッとする前に、運転手さんに「これ、石山寺山門前止まりますか?」と聞きました(そこそこ大声で 恥)。「止まるよ~」と答えが返ってきたので、安心して乗車。

 驚愕したのが、途中、「京阪石山駅」というバス停に止まったこと。。以前、ホテルから京阪石山駅に来た際は、どれだけ探してもバス停が無かったのに。。大きなバス停表示が立っていました。雨だったとはいえ、何故見つけけられなかったのか。自分が自分で分かりません。

 とまれ。

 バスは、JR石山駅から10分足らずで、「石山寺山門前」バス停に到着。瀬田川沿いの素敵な道です。下りてすぐに、この石が。

テンションあがります。

 

お食事処やお土産屋さんが、そこそこ並んでいました。もっと鄙びた場所を想像していたので、意外でした。それらを見ながら山側に歩いてすぐに、お寺が。

もう、見た瞬間、「ここは好き!!」と感じました。ものすごく懐かしい感じ。

門をくぐると、まっすぐ道が続いています。

なんとも言えない良い香り。とても馴染みのある香り。四国の祖母の家の庭の香りと同じ。祖母の家の庭にも、お太子様をお祀りしていましたが、その庭の木々の香りと同じでした。香ばしいような青々した香りを、胸いっぱいに吸い込みながら歩きました。懐かしい~

 この道の先の右側に、案内所のような所があり、入山料600円をお払いします。とても親切な係の女性が、パンフレットの地図を開いて、参拝案内をしてくださいました。思ったよりも広くて、全部まわると1~2時間かかるそう。

 私は、桜井さんの本で推奨されていた、本堂だけをお参りする予定だったのですが、せっかくだったので、お勧め頂いたところ2か所ほども周り、小一時間滞在しました。

 

 というわけで、何はなくとも、まず本堂です。

 本堂へ続く階段が長くて、なかなかでした。この階段の長さは、長谷寺を彷彿とします。長谷寺に参拝したのは数年前ですが、あの頃の私の足は、今よりも悪くて、階段など登れないと不安で一杯だったのを思い出しました。

 有難い事に、今は長い階段を見ても、登れないかも、とは思わなくなりました。いつの間にか、足が良くなっていることに感謝。長い階段も不安なく登れることが、どれだけ幸せなことか、噛み締めながら登りました。でも、しんどいことはしんどい。ぜーぜー 笑。

 登った所の景色。

雨が降りそうな曇り空で、暗いですが、大きな岩が山のように置かれていて、幽谷の風情が素晴らしいかった。ここを左に行って、更に階段を上った先が、本堂です。

本堂を斜め上から撮影したところ↓

本堂内は、撮影禁止で、写真がありません。すみません。

 本堂では、内陣に入るよう、桜井さんが書いておられたので、迷わず内陣に。ちなみに、内陣に入る料金は、500円なり。

 靴を脱いで上がります。中央に如意輪観音像。左が不動明王像。右が薬師如来像。それぞれ、見上げるほど大きい、という事はありません。でも、存在感が静かに満ちていました。

 特に、桜井さんは、両側の不動明王像と薬師如来像が、強く道が繋がっていると書いておられました。

 中央の如意輪観音像にご挨拶した後、まずはお不動さんの前に座りました。覚えた真言を必死で唱えました。係りの女性がお掃除されていたので、大声を出すのは憚られ、小声でしたが、とにかく唱えました。

 真言が終わった後、息子の事をしっかり祈願しました。お不動さんですが、「怖い」という感じは一切なく、優しい印象でした。ずっと座っていたい感じ。

 続いて、右の薬師如来様の前に移動。こちらは座る場所がなかったので、立ったままで真言を唱え、またしても息子の事を祈願しました。この薬師如来様は、手の平から癒しの力を出されているとの事なので、それを息子に持って帰りたいと思いました。

 再び、お不動さんのほうへ移動し、座ってぼんやりしました。

 私は、お不動さんと薬師如来様とが好きで、どのお寺に行っても、このどちらかは必ずおられます。両方、という事も多いです。このお寺もそうだったのか、、、と思いながら、しばし寛いで座っていました。

 

 十分満足しまして、腰を上げ、内陣から出て本堂の外を回ってみました。周囲の景色が素敵で、座って眺められるベンチもありました。

 本堂を出て、更に上に登ってみました。木々が素敵。うっかり撮り忘れましたが、瀬田川を望む高台からの景色も素敵でした。

私は行かなかったですが、今、紫式部展が開かれているお堂もあるそうです。石山寺は、紫式部源氏物語を執筆したお寺、として知られているそうです。歴史を感じます。

 

 十分満足したので、帰る事にしました。帰りのバスは沢山の本数があるので、待つ事なくすぐに乗れました。

 

そうそう、帰ろうとして、再び本堂の前を通ったら、参拝客の若い女性二人が、おみくじを結んでおられて、「あ、私も引いてみよう」と思いつきました。で、引いたら、有難いことに大吉。感激。有難い。

 JR石山駅まで戻って来たのが2時頃。小腹が空いたので、何か食べたいと思って、すぐ前にあった食堂に入りました。食券を先に買うスタイルのお店。セルフのお茶の機械の左に、初めて見る機械があり、何かな~と思っていたら。若い男性が、さっと来て、お茶碗を置いてスイッチを入れたら、ご飯がボンと出て来ました 驚!ご飯がお代わりできる、機械でした。面白かった。

 

 帰りのJRも、ホームに着いたと同時に入ってきて、そのままスッと乗って、さ~っと大阪まで。順調に帰りました。残暑厳しい時期でしたが、たまたま涼しい日で、楽しい参拝が出来ました。

 帰りの電車内で、桜井さんの本を再読していたら、石山寺の本堂内陣には、お不動さんや薬師如来様以外にも沢山の「力の強い」仏様がいらっしゃったそうです。え~、私は全部スルーしてしまいました 泣。確かに、奥にも仏様の像がいくつかありました。この本、何度も読んでいるのに、、、。何故、奥に行ってみようとしなかったのだ、私は! 多聞天さんなど、強い仏様もおられたのだとか、、、。残念過ぎる。

 これは、もう一度行くしかないなと思いました 笑。次回は季節のいい時に、お山全体をまわってみたいと思います。