書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

腐るな、頑張れ。

 オリンピックたけなわですが、皆さま、如何お過ごしでしょうか。

 少し時間が経ってしまいましたが、女子ソフトボールが金メダルを獲ったニュースが流れた時、私はたまたま息子と一緒に、テレビを見ていました。

 チームの大黒柱、ピッチャーの上野さん(39歳)が、インタビューに答えておられました。その内容に、息子ともども感動したんですが。

 上野さんは、2002年のアテネオリンピックで銅、2006年北京では金を獲っています。でも、2012年ロンドン、そして2016年リオデジャネイロは、女子ソフトボール自体が、オリンピック競技から外れてしまいました。

 その当時、上野さんは目標を失い、ソフトボールに対して正面から取り組む気持ちを失っていたと言います。そんな時期に、試合でボールが顏に直撃し、顎の骨を二か所も折る重傷を負いました。

 普通ならそこで、心が折れると思うのです。もう、ソフトボールは辞めようと、誰もが思うと思います。私なら絶対にそこで辞めていたと思う。

 でも、上野さんは、「これは、腐るな、頑張れ、という神様からの忠告だ」と考えたのだそうです。そして、その怪我をきっかけに、再び練習に前向きに取り組むようになったそうです。今回、東京オリンピックで、女子ソフトボールが競技に復活するとは、その時は分からなかったのです。それでも、頑張ろうと思った、と。

 そして、今、私達の目の前で、金メダルを獲って見せた上野さん。

 その姿と、その言葉を目にした息子は、「この人は、神様の言葉が聞こえたんやね」と言いました(上野さんは言葉のあやで仰ったのでしょうが、息子は発達障害なので、文字通り受け取ります)。そして、「僕も、本当に困った時は、神様が、頑張れって言ってくれてる時だと思う事にするわ」と言いました。

 そういう風に解釈すれば、人生、怖いもの無しですね。

 息子は障害があるので、普通の人が普通にできる事が、壊滅的に出来ない時があり、辛い思いをする事があるのですが、そういう時こそ「神様が応援してくれている時」と解釈すれば、むしろ追い風になるでしょう。

 オリンピックは止めて欲しかったですが、やはり、選手の皆様の頑張りが見れる事は、大きな救いですね。差し引きゼロかなあ。。。

 

 そうそう。開会式でのお話ですが。天皇陛下が、バッハさんと菅総理との間に挟まれてお座りになっておられましたが、4時間の式の間中、陛下は一度も背もたれにおもたれにならなかったそうです。4時間ずっと、ピシッと背中を伸ばして、会場をご覧になっておられたそうです。両脇のバッハさんと菅総理は、ほぼずっと(だらしなく)背もたれにもたれていたのとは、対照的だったと、海外で話題になっているそうで。

 やはり、陛下は陛下です。我ら凡人とは人間の出来が違います。素晴らしい。

 

 さあ、今日も一日、楽しくすごしましょう。暑いけど。

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