今日は、久しぶりに晴れました。洗濯物がよく乾くので嬉しいです。気温もぐっと上がったようで、春が再開した感じですね。
長い長いと思っていたGWも、もう折り返し地点。我が家の場合は、今日を除くと後二日です。例年、GWを過ぎると一気に気温が上がって更に過ごしやすくなり、花粉も減るので、梅雨まで快適に過ごせます。私はもうこの、梅雨直前という季節が、一番好きなんですよね。ワクワクします。この時期、蝶々も一番よく見ます。
話は変わるのですが、「ものの言い方」ってありますよね。同じ事でも、もう少し表現変えて言えば問題ないのにな、と思う事。
例えば、私は時々「あんたは真面目やね」と言われます。主に母や姉など身内から。
真面目ではない事は、自分が一番よく知っているので、真面目じゃないんだけどな、と心の中で思いつつ聞き流しますが、あまり良い気はしませんね。真面目という言葉には、「くそ真面目」とか「四角四面で融通が利かない」とか「柔軟性がなくて頭が固い」等の、悪い意味を含むからです。
同じ事でも、「きちんとしてるね」なら、誉め言葉になると思うのですが、きちんとしてる、はあまり言ってもらった事がありません。大抵、真面目やね、です。
一度、「真面目ってあまり言われたくないわ」と言った事があるのですが、「私はそんな風には出来ない、っていう意味だから。悪口じゃないのに、ひねくれて取らないで」と言われました。
う～ん。私はそんな風には出来ない、っていうのも、あんまり良いニュアンスではない気がするんですけどもね。
どうして、「きちんとしているね」と言ってくれないのかというと、まさにそれが、誉め言葉だからだと思います。
どうしても私のことは、褒めたくないんだと思う。
褒めてる体で、けなしたいんだと思う。無意識に、ですが。
だから、「きちんとしているね」ではなく、「真面目やね」と言いたいんだと思う。「真面目やね」のほうが、気持ちよく言えるのだと思う。負けた気にならないで済むから。
こういう事って、よくありませんか。
同じ事でも、相手が気持ちよく受け取れる言葉ではなく、自分が気持ちよく言える言葉を無意識に採用する、という事。
例えば、私は、人前で泣く人が苦手なのですが、誰かが私の前で泣いていて、何かを言わねばならない状況だったら「繊細だね」という風に言います。正直、泣きたいなら人のいない所で泣けばいいのに、と思っているんですけども。わざわざ人前で泣く、自分が泣いている所を人に見せる、というのは、泣く行為によって周囲に何かをアピールしていると感じてしまうんです。でも、そうはその人には言わないし、そういうニュアンスを含んだ言葉も使いません。
そういうニュアンスを含んだ言葉、というのは、「涙腺が弱い」とか「泣いたもん勝ち」とかそんな感じかな。嫌味を含んでいますよね。だからこういう言葉は、当たり前ですが、泣いている人には言いません。
繊細、というのと、涙腺が弱い、というのは、同じような意味ですが、前者には好意が、後者には悪意が含まれています。
そして、相手のことを１００％肯定できていない時、人は、同じ意味なら後者を言いがちだと思います。あえて悪意が含まれたほうの表現をチョイスする。そのほうが言いやすい。相手を肯定できていないのに、善意を含んだ表現を使うのは、抵抗があるわけです。でも、面と向かって否定はしたくない。そんな心理が働く気がします。
最初に戻りますが、姉や母が私に対して「きちんとしてるね」ではなく「真面目やね」を使うのは、彼女達が私の「やる事はやる。途中で投げ出さない」性格を、内心よく思っていないからだと思います。彼女達は、かなり気分屋さんなので。私を肯定すると、自分を否定するように感じるから、私を肯定はしたくないのだと思います。かといって、「やる事はやる。途中で投げ出さない」性格を、否定はできない。だから、小馬鹿にしたニュアンスを含ませられる「真面目やね」を使うのだと思います。
こういう事って、日常によくあって、言われた側は、悪口言われたわけじゃないのに、モヤモヤ嫌～な気分になります。でも、嫌な気分の原因が、ハッキリしないので、自分が悪いのかな、とすら思ったりします。
そんな事ないので。相手が悪いわけでもないですが、少なくとも自分が悪いわけではない。強いて言えば、相手の言葉のチョイスが意地悪だ、という事です。
誰かといてモヤモヤする場合、この人の言葉のチョイスが意地悪だからだな、と思えばいいと思います。
逆に言えば、なんとなく感じのいい人って、よくよく意識してみると、言葉のチョイスにいつも思いやりがあるんですね。同じ言葉でも、善意を含ませられる方をチョイスしている。だから、私も、できるだけ、そうしようと思っているわけです。完璧じゃないけど、頑張っています。
細かいことなんですが、整理していくと、スッキリするので書いてみました。違うご意見もあるのかもしれない。だから、あくまで私見です。
ではまた～
