すごくしょうもない事で、ふと考え込んでしまうことってありませんか。私は時々あるんです。
先日も。
スーパーに行きまして（私の日常にスーパーは欠かせない）。レジが終わった後、いつもはしないのですが、ふとレシートを確認したら、間違っていたのです。
私は、「水菜２束」買ったのですが、レシートには「水菜１」となっていて、支払いにも１束分しかカウントされていないのです。
一瞬、あ得した、ラッキーと思って、それから、いやいや違うやろ、と自分に言いました。これはラッキーなんじゃなくて、ネコババやろ、と。
それで、たまたま通りかかった店員さんに、「水菜１束分がカウントされていない」旨説明し、「１束分、追加で支払いたい」と告げました。
すると、その店員さんは、ちょっとビックリしたような困ったようなお顔になり、私のレシートを持って遠くのレジの責任者のような女性に、相談しに行ってしまいました。けっこう待ってから、責任者のような女性が私の所に来て、「申し訳ありません。では改めてこの分だけお会計させて頂きます」とのこと。一緒に遠くのレジまで行って、カードで会計してもらいました。
水菜一束１９８円也。
なんか、逆に手間かけて申し訳なかったな、、、と思ったり。いやいや、ネコババはいけない、会計の間違いに気が付いたんだから、正直に申告しないといけないんだ、と思ったり。いろいろ考えながら帰りました。
考えた結果、やはり正直に申告して良かったんだ、という結論には至ったのですが、どことなくスッキリしない気持ちが残りました。
で。家に帰ったら、夫がソファーでうたた寝していました。少し肌寒い気温だったのに窓が開けっぱなしで、寒そうでした。何故窓が開けっぱなしだったかというと、スーパーに行く前に私がエアコンの掃除をしたからです。掃除後、しばらく送風にして中の湿気を飛ばしており、掃除に使った薬品（？）が多少出てくるだろうから、窓を開けて換気していたんです。
夫は寒そうに寝ていたので、エアコンの送風を切り、窓を閉め、それでも気温が低かったので、私愛用の電気ひざ掛けを最高温度にしてから、夫に掛けてやりました。
普段の私は、夫の為に、こんな優しい事はしないのです。寒かったら目が覚めて、自分でなんとかするだろ、ぐらいに思うんです。でも、スーパーにバカ正直に申告した途端、私に「いい人スイッチ」が入ったみたいで、自然にやっていたんです。まあ、エアコン掃除して窓を開けていたのは私だ、というのもありますが。
目が覚めが後、夫がどう思ったのかは知りませんが、気が付いたら、捨てようと思って玄関に出していた新聞の重い束を、捨ててくれていました。いつもは、何度頼んでも捨てに行ってくれないので、頼むのが面倒になり、私が自分で捨てているものです。
スーパーにバカ正直に申告した事、それ単体で見れば、しなくても良かった事なのかもしれませんが、あれをした事で、私に「いい人スイッチ」が入ったようで、それ以降も何気に自然に「いい事」をやっています。そして、私が「いい事」をやると、私に「いい事」が起こるという、不思議な循環に入っています。
まあ、何事も極端はいけないので、「いい人」もやり過ぎには注意したいと思います。バランスが難しいですが。
というわけで、こういう事もあった、というお話でした。ではではまた～
