書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

こんな状況でございます。

 少しブログお休みしていました。かなり落ち着いたので、今日は状況報告だけでもと思い、書いています。

 私のミスで、大変な事が起こったと2つ前の記事に書いたので、それについて少し説明します。

 ここに書く余裕が出来たという事は、結果的には、うまく解決したという事でして。何はともあれ、まずは良かった。

 最近(といっても5年ぐらい前から)、学校ではアクティブラーニングが流行っていて、息子の大学も御多分に漏れず、アクティブラーニングが多いのです。要は、グループ学習・研究・発表、みたいなものです。

 でも、学校として「こういう形でやります」と決まっているわけではなく、教授一人ひとりで、個人的にやり方を決めていますので、生徒側としては、ものすごく面倒なのです。この教授のアクティブラーニングはこういうやり方、こっちの教授は別のやり方。グループの人数も、進め方も、教授への確認方法も、介入方法も、発表の仕方も、教授の数だけあります。

 勉強している内容だけでも、ものすごく面倒くさいのに、その上、それを、他の生徒数人と共有し、発表できる形式にまで持っていかないといけません。発表は当然パワーポイントなので、パワーポイントが使いこなせる事は当たり前の世界。大学で初めてパワポを習った子が多いと思うのに。

 で。グループのメンバーは、教授が勝手に決めてしまうので、何もしない子ばかりと組まされると地獄です。一人で全部しないといけないのはまだいいのですが(むしろそのほうがラク)、やるのかやらないのか締め切りギリギリまで返事しない子が多いのが困る。アクティブラーニングの主旨は、「コミュニケーションの練習」が建前なので、一人で勝手に進めるわけにはいかないのです。

 でも、ラインで何度も問い合わせても返事がない子とか普通にいますし。困ります。

 更に、教授も気難しい方がいるので、確認作業に気を使いますし。

 まあとにかく。そういうややこしい状況で勉強が進んでいたわけですが、息子一人では到底さばけないので、私が手伝って整理したり、息子に指示を出したりしていました。でも、息子自身が状況をよく把握できていないので、何がどう進んでいるのか、私にはなかなか理解できず。

 今回のミスは、そういう背景で起こりました。

 ミスの原因は、私が、教授の作った指示書を正確に理解できていなかったから、起こった事でした。ものすごく注意深く繰り返し読んでいたら、防げたミスでした。もしくは、意味が分からなかった箇所を、夫に聞いてみればよかったと、後で悔やみました。夫にその指示書を見せたら、正しく理解できたので。私の理解力不足でした。

 言い訳を言うならば。

 その教授は、自分の作った指示書を、ご自身が守らない人でした。それが前から分かっていたのもあります。例えば指示書に、「授業中に、事前打ち合わせをやります」と書いてあるのに、一度もやらなかったり(なので、生徒達は、打ち合わせを全てラインでやりました)。私はその教授の指示書を、不正確で曖昧、あまりしっかり読んでも意味がないものと思ってしまっていました。

 でも、その教授としては、自分の指示書を自分が守らないのは良いが、生徒が守らないのは許さない、という事なのだと思います。まあ、大学教授というのはそんなもんでしょう。大学教授に、一般社会のモラルを求めるほうが間違っています。

 更に言えば、私は、アクティブラーニングにウンザリしていたので、対処がいい加減になっていたのもあると思います。自分ではそういうつもりはなかったのですが、知らず知らずのうちに、逃げたいやりたくない、わけが分からない、という気持ちになっていたのだと思います。

 つまりは全て、私の怠慢さが原因で起こったミスでした。

 結果的に、グループの生徒さんと、教授に迷惑をかけたのですが、有難い事に、みなさん「勘違いは誰にでもある。気にしないで」と寛大に許して下さいました。本当に申し訳ない。息子にも申し訳ない。

 

 この事があって、改めて、息子の事全般において、手を抜いてはいけない、逃げ腰になってはいけないと、強く思いました。学校からの指示書で、意味が分からない事があったら「まあいいや、こういう事だろう」と勝手な解釈で済ませず、徹夜してでも意味を解読する、もしくは、どんなに夫に嫌な顔をされても、夫に見せて一緒に解読してもらう、これを徹底したいと思います。

 

 ただ、今回のことで、不幸中の幸いというか、一緒のグループの人達と息子が、少し仲良くなれたそうです。挨拶できたり、気軽に話ができたりできるようになったとか。まともに登校が始まったのが9月からなので、挨拶できる人すらいなかったので。息子は一人でも全然平気な子なのですが、何かあった時に、気軽に聞ける存在がいるといないとでは大違いなので。これは良かったなと思います。

 また、教授にもいろいろ関わって頂き、息子のことを理解して頂けた事も有難かったです。息子の障害特性を理解してもらえたので、色々フォローというか気遣いをしていただけるようになりました。

 9月に入って、季節もいいので、私もウキウキ出歩く事ばかり考えていたのが、一番の敗因だと思います。発達障害児の親が、遊んでる余裕などあるはずがないのです。悲観的に大袈裟に言っているわけでも拗ねているわけでもなく、事実です。私は根が楽天家なもので、ついつい忘れてお気楽に走ってしまいます。気を引き締めないと。

 また、学校のほうも、コロナが収まっている今のうちに、詰めて登校させ、テストもまとめて全部受けさせてしまおうという、無茶苦茶ハードな事をしてきておりまして。息子のテストのスケジュールを見たら、ゾッとします。ある科目など、一年間に学ぶ事を一か月に凝縮してオンラインで大量に流します。本来1年間でやる内容量、A4ギッシリの複雑で細かい初見の内容800枚を、一か月で暗記せねばなりません。毎週テスト(計4回)があります。本来テストは、前期後期それぞれ中間期末で計4回です。それを一か月でやらせるわけです。細かい面倒くさい内容と数字を、一日ノルマ40枚暗記せねばなりません。息をするように暗記していく特性の息子ですらウンザリしているので、普通の健常者さんならさぞかし苦痛だろうと思われ。そういう科目が一つじゃない。些末な部分は違えど、今ぱっと数えただけで5教科あります。更にそこにアクティブラーニングの教科が割り込んでくる。しかも、今、連日朝から晩まで登校ですから。一体いつ勉強すればいいのだろ。寝るなということかな。

 学校も、ペースを少し考えてくれたらいいのに、と思います。冬はまた休校になるだろうと見越して、とにかくこの9月10月11月の三か月で、一年分の学修をやり終えさせようという方針。計算上は正しいのでしょうが、無理を通したツケは生徒に来ます。生徒だって生きた人間なのだから。機械的に計算した非現実的な方針を押し付けられたら潰れます。

 そんな事態を正面から受け止めず、ふらふら遊びに出る母親(私)。さぞかし息子は不安だった事でしょう。本当に申し訳ないです。

 これからは、自分の遊びは一切封印し、息子の事に専念しようと思います。がつんと頭を叩かれた思いです。でも頭を叩かれて良かったです。自分の甘えや油断や間違いに気が付けたので。

 今の所、こんな状況でございます。今回はご報告まで。

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 ちなみに、登校が始まってまだ2か月経たないのに、息子の学部では、すでに退学者や休学者が、ちょろちょろ出てきているとの事。何故分かるのかというと、出席簿に各自が自分でチェックを入れる時があり、息子の学籍番号前後の生徒さんだけでも、退学もしくは休学と書いてある欄がちらほらあるからです。明日は我が身。ほんと、頑張らないと。

 それにしても、大学側も何を考えているのだろう。授業料の馬鹿高い私立です。退学者が増えるという事は、大学の経営不振に直結すると思うのですが。1年で脱落者続出って、、、億単位がパッと消える計算なんですけど、、。

 まあ、他人事に首を突っ込むのは止めましょう。自分こそ頑張れ、自分こそちゃんとやれ、自分こそ大丈夫か、という話です。はい。

 このブログは私の中の、「余暇」の部分で書いていますので、現実に集中せねばならなくなると、こちらには来れなくなります。私にとっては、現実世界が当然ですが、一番大事なので。突然ブログ更新が途絶えたら、現実世界の対処に専念しているのだなと思って下さい。というわけで、今日はここまでです。ではでは。