書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

甥っ子が遊びに来てくれました

 先日、ものすごく久しぶりに、甥っ子(姉の息子)が遊びに来てくれました。甥っ子と言っても、もう20代後半です。私は姉と距離を置いているので、甥っ子を誘うのを遠慮していたのですが、私の息子が彼に会いたいとしつこく言うので、メールでお誘いしたところ、心良く来てくれた次第です。

 彼は医者なので、コロナで忙しいのかと思いきや、勤めている病院はコロナ受け入れ病院ではない為、むしろ来院患者数は減っているとか。だから、むしろのんびりしているのだとか。一言で医療従事者と言っても、全員が全員、忙しいわけじゃないのね。

 午前中に来てくれて、お昼を出して、おやつを出して、お茶を出して、延々喋って気が付いたら夕方。ま~楽しかった。この子とは本当に気が合うというか、話が弾むのです。年齢も性別も違うのに、「わかる、わかる」の連続で。というか、私はこの甥っ子のことが、とても好きなのだと思います。

 なんなら夜ご飯も食べていく勢いだったのですが、我が夫が帰って来たら急に居心地が悪くなったようで、夕方腰を上げて帰って行きました。せっかくのお休みの日に、うちに来てくれて嬉しかったです。

 甥っ子と話していて、おお!そうなのか!と分かった事がいくつか。

 一つはコロナ関連の事。私が、

PCR検査を全国民にして、陽性者を隔離すれば、そしてそれを定期的に繰り返せば、コロナは終息するんじゃないの?」と聞いたら、

PCR検査は検査そのものの性質上、偽陰性(陽性なのに陰性と出る)の確率が高い。陽性ではなかった人の中に、実は陽性だったという人が、3割出てしまう。つまり、検査で陽性者だけを炙り出して隔離したつもりでも、陰性者の中に3割必ず陽性者が含まれるので、その3割からまた感染が広がってしまう」との事。

 つまり。

そもそもPCR検査は、陽性の可能性のある人に対して行い、陽性である事を確定し、適切な治療を受けてもらう為のもの。それ以外の使い方には意味がない」との事。

 つまり、陰性者が陽性と出てしまう(擬陽性)確率は低いので、陽性と出ればおおよそ陽性だが、陽性者が陰性と出てしまう(偽陰性)確率は高いので、陽性者の隔離を目的には使えない、という事だそう。

 なるほど。

 だとしたら、どうしたらいいの?と聞いたら、「分からないですねえ。一番駄目なのが、こうやって飲食しながら会話する事ですけどね」と甥っ子。ちょうど昼食を食べていたので。「だよね」と私。

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 息子は大好きな甥っ子が来てくれたので、ずっと喋りっぱなしで、楽しんでいました。時々は、こうやって、遊びに来てくれると本当に嬉しいです。

 私が、姉(甥っ子からしたら母親)と距離を置いている話をしたら、甥っ子も「僕も母とは縁を切ってます」との事。そして、お互いに、その事に対して、漠然とした罪悪感を感じていて苦しんでもいる。そういう事もざっくばらんに話し、自分だけじゃないという思いに力づけられました(多分、お互い)。

 また甥っ子は、夫や私亡き後、息子が一人になってしまう事を気にしてくれていて、「僕にできる事はしたいと思う」と言ってくれていて、本当に心がある人なのです。普通は、障害児の従弟なんか、近づきたくないし、あえて避けると思うのです。迷惑かけられたくないから。なのに彼は、息子を避けるどころか、こうやって楽しく相手してくれて、「自分にできる事があったら」とまで言ってくれる。

 有難いなあと心から思いました。