書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

感染者数が少ない事を誇る愚かさ

 今朝は曇りながら、雨もやみ、のんびりとした週末の朝を楽しんでおりましたところ、一本の電話が。。もうここ10年ぐらい、我が家に家電してくる人というのは、事務的な要件か、もしくは年上の知人。あとはみんなメール、もしくはスマホに電話なので。くつろいでいる時に家電が鳴ると、若干億劫な気持ちになります。面倒くさいなあ、、というか。

 今朝の電話は、年上の知人でした。この方のことは、過去記事にもたまに書いているのですが、九州にお住まいで、何かというと「大阪はかわいそう。九州は恵まれている」を主張される方。

 その方の第一声は「最近どう?」。いや、何が聞きたいのか分かりませんけども、、と思いつつ、「元気にしております。今日は曇りですが、、」と言いかけたら、「違う違う、コロコロちゃんのことよ」とかぶせてこられました。

 コロコロちゃんて、、。不快感がぶわ~っとこみあげてきましたが、だったら最初からそう聞いて下さい、と思いつつ、「私の周囲にはかかっている人はいませんし、夫は普通に会社に行っていますし、あまり実感はないのですが、気を付けてはいます」と、あたりさわりなく答えました。

 その私の、あたりさわりのない返答がご不満だったようで、彼女は「でも、大阪はすごいでしょう。感染者がすごく多いって、テレビで言ってたわよ。大変ね」とバーッと言ってくる。私に、大変なんです、しんどいです、不幸です、苦しいです、と答えさせたいようでした。でも、もともと専業主婦で外に出歩くタイプでもない私の生活は、さして変わっておらず、別に大変でもしんどくも不幸でも苦しくもないので、「まあ、気を付けてます」と答えるしかない。

 そしたら、出ました。「九州は、おかげさまで、感染者はいないのよ」という自慢。「大阪はかわいそうね。沢山感染してて。九州は感染者がいなくてラッキーなのよ」と。いやいや、九州だって多少はいるでしょうに、、、と心の中で思いつつ、「それは何よりですね」とあっさり私が言うと、今度は「マスクはあるの?」と聞いてくる。

 どうも、なくて困ってます、と言わせたかったようですが、私は、マスクは沢山あるので、「たまたま、沢山買ってまして、困っていません」と答えました。

 その私の返答に、彼女はいたくご不満のようで。聞いてもいないのに、「こっちはマスクが全然ないのよ~」と言ってこられました。いや、日本全国、どこにもマスクは売ってないです、九州だけじゃないですよ、と心の中でつぶやきつつ「それはお困りですね」と返すと、「みんな、手作りマスクしてるのよ。だって、マスクないんだから。外に出たら、みんな変わったマスクしてて、ああ手作りなんだなと思うのよ。マスクが売ってないから、みんな手作りマスクを作るしかないのよ」と、なんか私を責めるような口調で言ってこられる。いや、マスクが売ってないのは、私のせいじゃないですし。マスクがないのは、九州だけじゃないですし。日本全国みんなそうだよ、と心の中で思いつつ、なんとか会話を続けましたが、不快。そしてしんどい。

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 それにしても。

 感染者数が少ない事を誇るメンタリティーが、私にはよく分かりません。今の時点で少なくても、明日は、来週は、来月は、どうなっているか、誰にも分からないじゃないですか。ヨーロッパだってアメリカだって、少し前まではとても少なくて、プリンセス号の件で感染者数が多かった日本は、感染国扱いされていたわけです。でも、今は逆に、欧米のほうが多くなっている。今、この時点で感染者数が少ないからって、どうだ参ったか、と驕り高ぶるのは無意味だなと思います。

 マスクが手に入らない事で被害者ぶるのもね、、。私には、なんかよく分からないメンタリティーです。被害者になる為には、加害者が必要ですが、マスクの件に関しては、誰も悪くないですからね。加害者はいませんから。それでも、自分を被害者にして誰かを責めたいというのは、我儘というか、幼稚だなと思います。年上の方なのですが。

 わざわざ電話してこられて、エゴを垂れ流され、疲れ切って切りました。せっかくの週末の朝が台無しです。エゴを他人に垂れ流してスッキリしたいという気持ちは分かるけれど、言われるほうは疲れます。こういう事で、免疫力って下がるんですよね。「元気でね」と言われても、私に元気でいて欲しいなら、電話してこないでください、と思います。辛辣ですみません。

 ま、こういう事を不快だと感じてしまう事で、私自身の未熟さを思い知るのですが。気にしないでおこう。忘れよう。忘れた。おしまい。

 というわけで、次回はマニフレックスマットレスの使用感想など書きたいと思います。色々制約がある中ですが、どうぞ良い週末をお過ごし下さい。刺々しい記事でごめんなさい。

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