離婚する人の全てがそうなわけじゃないけれども、配偶者の欠点を挙げて、それを離婚理由にする人が多い気がする。
同居している配偶者に対する不満なんて、数え上げたらきりがないくらいで、それはほんとお互い様で。
とはいえ配偶者に対する不満のトップは、もしかしたら不倫かもしれない。
例えばもし、配偶者が不倫したのなら、私なら別居するなあと思う。離婚はしない。一旦、好きなだけ不倫相手と生活してみなさいな、と思う。3年続くか、5年続くか、分からないけれど、私は夫のお世話から解放されて、ゆうゆう自適に子供と別居生活を楽しませてもらうなあ。それが万が一一生続いても、構わないかもしれない。
離婚しない限り、子供の父親はあくまでも夫であって、それだけで十分。
何年かたって、夫が不倫生活に疲れて帰って来たら、そこで初めて、家に入れるかどうか、決めればいいと思う。そこで初めて、断捨離を決めてもいいかもしれない。
ただまあ、配偶者に対して、唯一これだけは困るという欠点はある。それは「働かない事」。外で働いてお金を稼いでくるか、家で働いて家事育児を回すか。普通は前者が夫後者が妻だけど。これをしない人とは、離婚しても仕方ないと思う。生活が成り立たないから。
それ以外なら、どんな欠点もOKじゃないかな(個人的意見です)。相手の欠点が嫌なら別居すればいいのであって、離婚する必要はない気がする。
離婚に焦点を絞って書いたけれども、他のどんな人間関係であっても、相手に完璧を求めないと、自分がラク。
人間、欠点があれば、たいてい、その欠点部分を起点として自滅していくので、他人がわざわざ指摘して改善させる必要もないし。自分は相手の、その欠点部分を上手に避けて付き合えばいいだけだと思う。それが無理なら、付き合わなければいいだけだと思う。
欠点があるから、あの人は駄目、間違ってる、と決めつけると、自分がしんどくなる気がする。欠点があるのは、人として当たり前で、必ず欠点故に自滅するのだから(そしてそこで欠点に気づく仕組み)、そういう仕組みなのだから、間違っているも何も無い。
そう考えると、世の中、間違いなんかないんだなあと思える。
同時に、自分は、できるだけ自滅したくないから、欠点を直していきたいと、背筋がシャキッとする思いにもなる。そういう意味で、私は自己中だし冷たいと思う。