書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

元気が出てきました。

 連日、他人様には「どーでもいいわ、、」と思われるであろう個人ごとを、ダラダラ書いて失礼しております。

 歯のほうは、今日の夕方予約が無事取れ、おそらく詰め物を詰め直したら終わると思うので、少し気がラクになっています。もう少ししたら家を出ます。

 息子のほうは、いたって落ち着きました。

 一つには、本人が反省したというのがあります。たいていいつも、荒れた後で反省して、態度を改めます。繰り返すたびに、少しづつ荒れ方が弱くなり、時間が短くなっていくのは感じるので、いつかはゼロに出来るといいなあと思います。

 もう1つは、私が更に自衛したからでもあります。

 息子と話す時は、基本イエスしか言わない事にしました。息子が、自閉がかった夢のような計画なり未来像なりを語り、それが実現するかどうか私に聞いてきても(よく聞かれます)、以前なら、「それはこういう面が難しいのではないか」と真面目に答えていました。勿論、息子を笑い飛ばすような失礼な事はしませんが。

 でも昨日からは、どんな夢物語でも「そうなると思うよ」と、答える事にしました。いちいち真面目に無理な点を挙げても、結局息子は受け取らないし、同じ質問を延々繰り返してくることになるし、意味がないとやっと割り切ったからです。

 夢物語は実現しないと、いつか本人が気が付くでしょう。そこで痛い目にあったり傷ついたりするのがかわいそうで、前もって教えてあげていたわけですが、その行為は意味がない事に気が付いたので、もう何も言わない事にしました。

 発達障害児の思い込みのきつさは、他の人間には改善できないものだなあとつくづく思います。

 本人が、そう思いたいから、そう思っているので。

 それはおかしい、間違っている、と汲々とロジックで叩き潰しても、恨まれるだけで、本人は自分の間違いを絶対に認めません。それが発達障害。仕方ないです。頭が固いというか、自分が変わるべきであるとか、自分が間違っているという考えは、脳が自動的に排除していまうようです。

 自分は変わる必要がなく、自分の希望が叶う方法を、常に求めているというか。そういう自分の考え方が間違っているとは絶対に思わないというか。どういう脳構造になっているのか分かりませんが、頑固というのとはまた違うのです。

 どうしてこんな当たり前の事が、頭にすっと入らないんだろう、はじき返すんだろう?と不思議でなりません。そう言えば、幼い頃はあまりにも何も入っていかないので、このわけの分からない頭をかなづちでかち割って、無理やり私の考えを押し込んでやれば、どんなにスッとするだろうと、何度も思いました(もちろん、実際にはやりません、思うだけです)。息子の頭をかなづちで叩き割る夢を、何度もみました。

 いつの間にか、そういう事も思わなくなり、色々諦めて今に至っています。

 

 あと、勉強を教える時は、10分以内で説明が終えられるように、あらかじめまとめておく事にしました。突然言われても教えられないから、前もって言っておいて、と息子には頼み、言われた範囲をよく調べて、10分以内で息子の頭にスッとと入るように紙に書いて整理しておく事にしました。

 10分以内ですので、何故そうなるのか等の大事な部分はカットし、「結局これだけ覚えればいい」というものだけを、残します。本来、勉強というのはそれでは駄目なのですが、息子の苦手な科目に限り、それで由とする事にしました。昨晩も、その方式で生物の新しい分野を教えたところ(きっかり10分)、反省もあって、息子はものすごく私の手元を凝視し、集中して説明を聞いており、従ってよく身に着き、誰より本人が喜んでいました。

 

 息子にはイエスしか言わない事。余計な注意はしない事。勉強は10分以内で説明を終える事。これらを守っている限り、息子がキレる事はないでしょう。これが良い子育て方法とは思えませんが、荒れさせない方法ではあると思います。

 

 発達障害児は、一旦進みだすと、途中変更はさせられないので、人生に関わる大事な事に関しては、何かを始めさせる前に、ありとあらゆる注意事項を、最初の最初にきっちり教え込んでおかねばならないなあと思います。始める前なら教えられるので。始めてしまってからの途中変更が、させられないので。

 

 もう少ししたら歯医者さんに行って来ます。今日は夫がいないので、夕食は簡単にミートソースにしまして、もう作って冷蔵庫に入れてあります。ではでは。

 

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 発達障害児を育てるのに一番大事なのは、諦めと割り切りかもしれません。