さきほど、急いでスーパーに買い物に行って来ました。年末小旅行に行っておりまして、お正月の食べ物を何も買っていなかった為、、。
激混みのスーパーでパパパッと取り急ぎ買い物を済ませ、外に出ると、寒いながらも美しい夕焼け。まっすぐ家に戻るのが惜しくなり、夕日がよく見える近所のスポットまで、なんとなく歩いておりました。
歩きながら、今年一年をとりとめもなく振り返ると、大変な事も沢山あったけれど、その時々で必死に考え行動して乗り切ってきたし、何一つ悔いに思う事はないなあと胸が一杯になりました。
例年、年末年始の長期休暇はしんどいしんどいと、このブログにも書いてきましたが、今年は訳あってとてもラクで、その事にも感謝の気持ちで一杯になりました。
年末に、感謝で胸が一杯になるという幸せ。
そんな事を考え考え歩いていたら、後ろから高校生ぐらいの男子数人の、はしゃいだ大声が聞こえてきました。年末みんなで遊ぶのでしょうか。おばさんがトロトロ歩いていたら、抜くに抜けずに歩きづらいだろうと思い、道の端っこに寄って立ち止まり、彼等に先に行ってもらいました。高校生っぽい男子4人が、楽しそうに喋りながら私の前を通り過ぎて行きました。
と。
そのうちの一人が、私を追い抜きざま、振り返り、「すみません」と頭を下げてくれたのです。
びっくりしました。
追い抜かせてもらって、すみません。という意味だったのだと思います。
なんという、礼儀正しい子なのでしょう。今どきの若い子の、心根のしっかりとしていることに感動しました。大人でこんな事言ってくれる人、いません。なんていい子なんだろう。
その子が私に頭を下げた事を、他の3人も「何言ってるんだ?」みたいにからかう事もなく、当たり前のように受け止めていた。当たり前の、普通の事として。
今、これを書いていて、私はちょっと涙ぐんでおりまして。大袈裟ですね。ただ、息子と同年代の子達に、こんなにいい子がいる事に、心から安堵しているのです。障害児の息子ですが、もしかしたらこの世界で、ちゃんと生きていけるかもしれない、と、明るい希望をもらった気がしました。
2019年ももうすぐ終わります。本当に良い年でした。どうぞ来年も良い年でありますように。皆様にとっても。私にとっても。
宮島の夕日。今年行って良かった所No.1。