書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

母、骨折。

 びっくりしました。

 昨日、一人暮らしをしている実家の母(83歳)から電話があり、道で転んで手を骨折したとの事。すぐ病院に行って、今はギブスをしているとの事。左手骨折なので、大きく困らないけれど、転んだせいで体のアチコチが痛く、立ったり座ったりだけでも痛いとの事。市役所に予約して、ヘルパーさん(シルバーさん)の契約を頼んでいるが、実際に来てもらえるのは1ヶ月先だとの事。腕を吊っているので、着替えが出来ないとの事。夕食は、近所のお店が宅配してくれるので、お願いするつもりだとの事。

 私に次いで、母も骨折。何だ、何だ。

 私の足骨折は、治るまで後一週間。今はまだ長くは歩けないので、実家までは行けない。母が姉に連絡したら「困ったら連絡して」と言われたそうで。母は姉に対し「すぐに飛んで来ないのは何事か!」とイラっとしたようですが、明日来るよう、今日改めて頼むと言っていました。

 やれやれ。

 昨日と今日、電話口で母の長話に付き合わされました。

 可哀そうとは思うものの、私も動けないし、どうしようもない。それに母の話というのは、具体的に「あれをして欲しい」とか「今後はこういう予定を考えている」という事ではなく、要領を得ない長々ダラダラした愚痴なので、聞く意味あるのかと思ってしまうんです。ただの愚痴のゴミ箱になった気分。母はスッキリするのでしょうが、こちらはしんどい。

 愚痴だけならまだ我慢できるのですが、母は、いかに自分が健気に一人で頑張っているか、節約して生きているかを、何度も繰り返し独特の上から口調で言ってくるので辟易するのです。

 例えば、今回骨折した事を、早速お友達みんなに連絡したらしく、そのうちの一人(90歳近い方)が、自分の入っている高級ケアホームに、母も短期利用すればいい、と言ってくれたとか。一週間でもいいから、そこのケアホームに入ればいい、と。揚げ善据え膳で、掃除も洗濯も全部やってくれるから、怪我した時こそ利用しなくちゃ、と。「お友達は、私のことを、とても心配してくれる」と。でも母は、短期とはいえケアホーム利用など勿体ない、贅沢、自分は一人で頑張れるから断ったのだと言います。

 しかしながらお友達は、「○○さん(母のこと)が一人で家にいるなんて心配。絶対にウチのケアホームに来るべき。私がお嬢さんがた(私と姉の事)に電話して、〇〇さんがケアホームに来れるように説得してもらうわ。お嬢さんがたの電話番号教えて」と言ってきたそうで。母は、姉と私の電話番号を、そのお友達に教えたのだそうです。

 今のところ、その方から電話はかかってきていませんが。 

 この話は、全く同じ話を、昨日も聞いたし今日も聞いた。そのお友達と、どういう経緯で知り合って、どういうお友達で、という所からなので、それだけで30分以上のボリュームです。おそらく同じ話を、姉にもしている筈なので、母は計4回、この話をしているという事に。恩着せがましく、お友達はみ~んなケアホームに行くけど、私は骨折しても一人で頑張っている、と言外に匂わせるので、娘として聞いていてしんどい。

 そこまでケアホームが気になっているなら、行って欲しいです。いくらかかるのが知らないけど、別に私のお金じゃないし。母のお金だし。母が母のお金を節約する事を、どうして私が申し訳なく思わされなければいけないのか。ケアホームに行ってくれたら、そのほうが私もずっと気が楽なのに、と喉元まで出かかった言葉を飲み込みました。

 

 私が骨折した時は、別に誰にも連絡しなかったな。家族の世話があるから、痛くても折れたその日もスーパーに買い物に行ったし、家事もしたし。愚痴も言わずに一人で耐えたな。私自身が、人から愚痴られるのが嫌いだから、自分も人には愚痴らない。私が愚痴るのは、このブログ上だけです。無理やり人に聞かせたりしない。

 

 足が治ったら、勿論実家に帰って手伝いするつもりだけど。買い物リストを一覧でメールしてくれて、具体的に仕事を頼んで欲しい。やって欲しい事一覧、みたいに書いてくれたら、こっちもやりやすい。そうじゃなく、ただ繰り返し愚痴を聞く、ダラダラした自慢話(私はこんなに偉いの凄いの立派なの正しいの)の話し相手になる、その合間に、「ああ、あれ買ってきて。ああ、これやって」というのが一番しんどいです。

 でも、母としては、そのほうがラクなんだと思う。誰かを相手に、ダラダラ話しながら、自分の考えをまとめたり、やる事を整理したいのだと思う。そういう「必要な事を整理する」作業を、一人でやりたくないのだと思う。

 83歳だから、というのではなく、昔から母はそうでした。だから私は母を反面教師にして、こういう過剰に自立的な人間になってしまったんだと思います。

     私は冷たい娘なんでしょうか。母の骨折はこれで2回目で、前回は手術とかして大変で、私も毎週実家に帰って雑用片付けたんだけど。あの時も、雑用するより、母の愚痴や自慢に付き合うのが苦痛だった。娘なら、母親の世話して当然とも母から言われたし。なんて言ったらいいのだろう。母から延々上から喋られ続けるのがしんどいと言えば近いか。。

     まあ、こういう母娘関係はうちだけでしょう。こういう事書くと、罰あたっちゃうのかなあ。罰あたるなら、もう、思ってる事、何もかけないなあ。


 骨折が続いたので、本当に気を付けないといけないと思いました。時間薬でいずれは治るのが救い。皆様は、私や母のように愚か者ではないと思いますが、年末で慌ただしい時期ですので、どうぞお気を付け下さい。お前がな、という事で、私が一番、気を付けます。はい。

 ではまた。

 

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