あんまり大きな話というのは、正直よく分からないのだが、
よく分からないなりに、ぼんやり思うことはあって、
トランプ氏というのは、なんとなく、発達障害っぽいなあということ。
私の子供も発達障害なので、発達障害を悪く言っているわけではない。
発達障害者は、1000人いたら1000通りの個性があって、
1人として同じタイプはいない、というのは周知の事実だけれど、
それでも、発達障害特有の「固定的な部分」というのは、確かにある。
その「固定的な部分」を、私はトランプ氏に、そこそこ感じるなと思う。
一番思うのは、「見えないモノは、理解できないのだな」という事。
目に見える具体的なモノにだけ、価値を置く彼の生き方や言動に、それを感じる。
あと、
とても単純で極端で、思った事をそのままストレートに口にするし、行動する事。
それから、
ある種の、自制心の低さ・他人の気持ちを理解できない事(特に、クリントン女史との対話で感じた)により、少なくない他人から激しく嫌われる事。
そして、
(自分が信頼している)人の意見には、疑いもせず丸ごと従う事。たとえそれが、自分の意見の真反対であっても。
そして、
記憶喪失か?と思うほど、過去をスパッと忘れてしまえる事。
そして、
成育時において、とても「育てにくい、我の強い」子供だった事。
そして、
ある分野において、卓越した才能を持つ事。
そして、
たとえ表面的に出ている部分が真逆であっても、根っこの部分には何らかの純朴性(子供のような)を感じる。
もちろん、こういう特徴を持たない発達障害者も中にはいるけれども、
私が知っている発達障害者の多くは、上の特徴を持っていた。
トランプ氏がもし、発達障害者なのであれば、
とうとう、発達障害者が大統領になる時代が来たのだな、と、勝手な感慨に浸る。
いや。違うか。
発達障害者はすでに、歴史の多くで、大統領なり首相なり王なりに、なってきたのかもしれない。
その人達を私達が、「発達障害者」だと気づかなかっただけで。
気づくいうか、「発達障害」という概念が、当時はなかっただけかもしれない。