少し前、ちょうど寒波が来ていた頃に、京都に遊びに行っておりまして。
寒いは寒かったのですが、市街地も雪が残っていて綺麗でした。京都は、どこを撮っても趣があり、やっぱりたまに行くと癒されますね。
今日も今日とて、ぼんやりした事を書くのですが。
発達障害児の子育てで一番大事な事は、親が妙なプライドを一切合切捨てる事だと思ってきました。その為に、自分は「悪い手でトランプをしている」と考えればいいと思います。
トランプゲームをする際、良い手がまわってくれば、楽勝なわけですが、悪い手がまわってきたとしても、頭を使って、そこそこの結果を出す事は、可能だと思うのです。
(我が子の事を「悪い手」と表現するのは、不適切かもしれませんが、分かりやすい表現として採用しました)
ゲームだと考え、頭を振り絞る事で、妙なプライドは捨てられるかなと思います。
たまたま悪い手だった、それだけのことですから。
発達障害界隈のブログを拝読すると、親しい人達にも、障害や、子供の状態(不登校や引きこもり等)を伝えていない方が多いようです。心配させたくない、というのは表向きの理由で、やはりプライドが許さない、という事なのだと思います。
でも、誰にも言わずに家族だけで抱えていると、早晩追い詰められると思います。誰かれ構わず伝える必要はありませんが、親しい人達や、学校等には、伝える事で、風通しがよくなり、状況が上向くこともあると思います。
我が家は最初から、周囲に伝える方向で、やってきて、特に問題は起こっていません。逆に多くの支援や配慮を得る事ができ、その1つ1つが必須であり命綱となって、今に至ります。1つでも欠けたら今の良い状況には辿り着かなかったと思います。
「悪い手がまわってきた場合も、頭を使う事で良い結果を出せる」、の部分をもう少し説明すると。
発達障害児育児においては、健常児育児以上に、親が「我」を捨てる事が必要で、絶対に感情的にならない事が大事だと思います。怒る、叱る、も基本的にご法度。言い聞かせるも駄目。じゃあ、どうやって子供を導き、躾けるのか? ここが頭の使いどころです。これは、子供一人ひとりで変わってくるので、絶対的な方法はありませんが、例えば我が子であれば、
➀一般的な正解をとりあえず紹介する(でも、決してそれを「やれ」とは言わない)
➁やる、やらない、どっちでもいいよ、という姿勢を貫く
という風に、「正解を紹介しつつ押し付けない」姿勢で通しました。今もそうです。結局、本人の自由裁量に任せるのが一番本人にストレスをかけないからです。でも、正しい答えは紹介だけはしておき、選択肢そのものそれ自体を、本人が考え出す必要がない状態にしておきます。
正しい正解を、つどつど示す事は、親でも大変頭を使います。人生、正解などありませんし、間違った答えを与える恐れと常に背中あわせです。それでも、やります。
精神的に追い詰められそうになったら、「これはゲーム」と割り切る事で、気持ちを逃す事ができるかもしれません。ゲームに負けたところで、殺されるわけじゃなし、と。
ちなみに、「親ガチャ」「子ガチャ」という言葉がありますが、あれは良くないなと思っています。ガチャは引いて終了、だからです。悪いガチャを引いたらそれで終わり、みたいなニュアンスになりますよね。
でもトランプゲームなら、「悪い手」を引いても、やりよう次第で、勝つことも可能なわけで。私はこちらを採用しております(^^)/
子育てを勝ち負けで語るのは変ですが、勝ち=子供が幸せになる、という風に解釈下さい。
ではでは、今日はこのへんで。