ちょっと面白い心理テストがあったのでご紹介したい。私は怖くなるほど当たった。
あなたは家にいる。すると、同時に5つの難事が起こる。「赤ちゃんが泣きだす」「玄関チャイムが鳴る」「電話が鳴る」「風呂の水が出しっぱなしな事に気付く」「猛烈にトイレに行きたくなった」の、計5個。
あなたはどれから対処しますか?対処する順番を考えてみて下さい。
(以下にネタバレ書くので、やってみたい方は下を読む前にどうぞ)。
以下ネタバレ
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結果発表。
この心理テストは、人生における優先順位を表すそう。つまり対処にあたる順番が早いほうが優先順位が高い、という事。
「赤ちゃん」は愛情
「玄関チャイム」は友情
「電話」は仕事
「風呂の水」はお金
「トイレ」は自分自身
私の結果は、「赤ちゃん」「風呂水」「トイレ」「玄関」「電話」だった。
つまり私の人生における優先順位は、「愛情」「お金」「自分自身」「友人」「仕事」という順番だという事になる。これが、当たっているので驚いた。
まず何よりも、仕事が最下位というのが本当にすごい。専業主婦で満足している私にとって、仕事は人生にとって必要不可欠では全くないのだ。愛情がトップで次がお金、というのもまさにそう。自分と友人が次にくるというのもその通り。
ちなみに、私がこういう順番にしたのは、まず赤ちゃんが泣いていたら「何が原因で泣いているのか」調べるのが最優先だと思うから。命にかかわる場合もあるから。ただ機嫌が悪いとか、オムツが濡れているとかならしばし放置でもいいが、どこかから落ちたとかだと一分一秒を争う。だから最優先。
次ぎが風呂水というのは、これは二秒で止めれるから。対処するのに時間がかからないから。
次ぎがトイレというのは、玄関ベルや電話など人間に対処するにはそれなりに時間がかかりそうなので、まずトイレに行っておきたいから。
玄関ベルが次なのは、多少お待たせしてもどうしても必要な用事の人なら、しばらく待っていてくれるはずというのがある。あと、わざわざマンションまで来たという事は電話よりは重要性が高いという判断。
電話が最後なのは、必要な用事ならまたかけてくるだろう、という事。我が家の家電には留守番電話がセットされているので、用事があれば録音するだろうし。
とういわけで、私なりに考えた順番なのだが、これが人生の優先順位とピタリと同じなのには驚愕。
この心理テストは、ジェーン・スーさんの著書「ひとまず上出来」に書いてあった。スーさんの優先順位は「電話」「玄関ベル」「トイレ」「赤ちゃん」「風呂水」。その理由も書いてあった。電話と玄関ベルにはまず対応し「今手が離せないのでちょっと待って」と声をかけるのだとか。ここまではまあ分からないでもないが、赤ちゃんよりトイレを優先するところは私には不可解。赤ちゃんの危機を確認せずしてはトイレには行けない。その場に漏らしても仕方ないから、私ならひと目でも赤ちゃんを先に確認したい。風呂水が最後というのも不思議で、風呂水など一瞬で止められるのだから、トイレより先にやるなあ、私なら。私は絶対この順番にはしないと確信するが、スーさんは絶対にこの順番以外にない、と書いておられた。ちなみにスーさんの優先順位は「仕事」「友人」「自分」「愛情」「お金」となる。スーさんも「当たり過ぎてこわい」と書いている。
スーさんはこの心理テストをご友人から聞いたそうだが、そのご友人の順番は、「トイレ」「赤ちゃん」「チャイム」「風呂水」「電話」だったそう。これはこれなりに理由があり、お友達はこれ以外の順番はない、と言い切るそう。私はこれもない。
皆様はどうだったでしょうか。
どの優先順位が正解、という事はなくて、人はそれぞれ人生における優先順位がかくも異なる、ということなのだと思う。びっくりするほど違うよね。
載っていたのはこの本。軽く読めるエッセイ。スーさんは意外にも(?)日本人。私はずっと台湾人だと思い込んでいた(笑)。東京生まれ東京育ちだそうです。
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読書のお供にスイーツがあると嬉しい。とはいえ砂糖は敬遠したいので、秋はもっぱらお芋を。こちらは残暑厳しい折にちょうどいい冷やし芋。砂糖不使用。電子レンジでチンしてホカホカで食べる事も出来ます。