桜井識子さんの著書「龍で開運」を読んで以来、(見えない世界で)龍のいる神社仏閣に行きたくて仕方なかったのだが、いかんせん、龍は絶対数が少なく、近くにはいない。遠出をする覚悟と時間を捻出するのに手間取り、やっとこさ先日行けた。

なぜ龍のいる神社仏閣に行きたいかは、こちらの記事に。
大阪から龍のいる神社仏閣で一番近いのは、多分、竹生島(琵琶湖)だろうと思う。他に奈良の奥のほうにもあるが、公共交通機関がない(涙)。
竹生島はJRの長浜駅がフェリー乗り場(琵琶湖汽船)から徒歩圏内。ただし、長浜駅までは大阪から新快速で1時間40分かかる。途中の米原まで新幹線で行き、米原からJRに乗り換えるという手もあるが、これだと往復1万円かかる(新快速だと往復4千円)。迷った末、新快速で行く事にした。
基本的に、長浜方面に行くJR新快速は1時間に1本(帰りも同じ頻度)。長浜港から竹生島までのフェリーも1時間に1本。大阪からはギリ日帰り出来るが、うまく乗り継がないと厳しい。
朝9時半の新快速に乗る為、大阪駅ホームに9時10分に並んだ。それでもやっと座れた感じ。車内は観光客で混み合っていた。普通の電車に1時間40分乗り続けるって、やっぱりしんどい。長浜駅に着いた時にはすでに疲れ切っていた。
JR長浜駅からフェリー乗り場までは、私の足だと徒歩20分。道順が分からないのでグーグルマップで調べようと思ったら、改札を出た所で観光地図を頂けた。ちょうど通った駅員さんにも聞けて「西口を出て茶色い建物を目当てに行けばよし」との事。更に西口を出た所で再度地元の方に伺ったところ「この道をまっすぐ行けばよし」との事。
しかしながら西口を出てまっすぐ歩くと100メートル程で突き当たりになった。道は左右に伸びているが、右側のほうがどちらかというと今までの道のまっすぐ先に思えたので、右に進んだ。かなり歩いたが海っぽい雰囲気がしない。おかしいと思い、頂いた観光地図を確認したところ、どうも二股のところを左に行くべきだったようだ。
急いで走って戻り、今度は左の道を小走りで進む。気持ちはかなり焦っている。
何故かというと、長浜駅に着いたのが11時10分。フェリーの出航時間が11時40分。フェリーのホームページによると、出港20分前にターミナルに来てくれ、との事。つまり11時20分までにターミナルに着いていないといけない。
二股に戻った時点ですでに11時20分。もう40分のフェリーには乗れないだろうけれど、もしかしたら乗れるかもしれない、という気持ちで焦って走ったわけ。フェリーは1時間に1本なので、11時40分を逃すと次は12時40分。それはさすがに嫌過ぎる。
フェリー乗り場を求めて走りに走ったが、道がよく分からない。この時点でグーグルマップを出せば良かったのだが、スマホを取り出して検索する時間がもったいない。とにかく勘を頼りに走った。
左側の道をかなり進むと、右手に大きな駐車場が見えてきた。この駐車場を突っきって、一本奥の道に移り、更に左にまっすぐ行くと、やっと「長浜港」という案内板が出てきた。案内の指す通りに右に曲がると、左手にフェリーターミナルがあった。
頂いた地図に後から線を引いてみた↓。青のマーカーが正しい道順。線を引いてみると迷わないんだけど、実際は細かい道が沢山あって、迷った〜。今自分が地図上のどこにいるか分からなくなって。行ったり来たりした。無事に到着出来て良かった。

時刻は11時35分。窓口に駆け込んで「40分のに乗れますか?」と聞いたら、あっさり「大丈夫ですよ~」とのこと。ほっと安堵。ちなみにフェリー代金は往復3400円。長浜港から竹生島までは片道30分くらい。
やっとこさフェリーに乗れた。乗ってすぐに出港。ギリギリだった。
↓フェリーの上からフェリーターミナルの建物を見た所。これを茶色と呼ぶべきか、、。しかも1階建で、これを目印に行くのは難しい気が、、、。駅員さんはもしかしたら、隣のホテルみたいな建物の事を言っていたのかな。謎。

大阪での最高気温は23度の日だったが、さすが琵琶湖。風が強く寒い。とても外にはいられず、すぐに船内に移った。桜井さんによると、琵琶湖は中央に行くほどパワースポット感が強まるので、出来れば外にいるべきだったのだけど、、、。びっくりするほど寒くて無理だった。ライトダウンあたりを持ってくれば良かった。私は薄手のウールカーディガンをリュックに詰めていたので取り出して羽織った。船内ならこれで大丈夫だった。船内からだが、琵琶湖の景色は素敵だった。

景色が美しいので30分はあっという間。すぐに竹生島に到着。
↓これは帰りに撮った竹生島。なんとも言えない雰囲気がある。横溝正史の世界観。

↓近づくと、神社が見える。よくこんな所に作ったなと思う。

↓竹生島のフェリーターミナル降りた所。いい感じ。

↓降りてすぐの場所には売店や案内が並ぶ。


竹生島にはざっくり言うと、お寺と神社が1つづつある。
お寺は宝厳寺。神社は(写真では切れているが)都久夫須麻神社。
宝厳寺には弁才天様がおられ、都久夫須麻神社には龍神様がおられる。普通は宝厳寺→都久夫須麻神社の順に参拝するが、桜井さんは逆に神社から行ったほうがよいと書いておられたので、迷わず神社側へ進んだ。
神社は、拝観受付(600円)を出てわりとすぐに右へ曲がる。歩いていると、まずは黒龍堂がある。


小さいお社だが、ここで祝詞を唱えると龍が来てくれるとの事なので、早速唱えた。来て下さったかどうかは分からないが、まずはご挨拶と思って。
更に進むと、いくつかの境内社的なお社があり、手水社を過ぎた所に都久夫須麻神社の本殿があった。うわ~、これをこんな小さな島に作ったとは!凄いとしか言い様がない。

うわ~うわ~と思いながら階段を上り、参拝した。天平3年(西暦732年)に、天照大神のご神託により、聖武天皇が建てられた神殿とのこと。いやはや凄いの一言。古いけれども細工がこまかく手が込んでいるのが分かる。なぜこんな小さな島に、こんな豪奢なものを。当時からやはり琵琶湖は特別だったのだろうか。
桜井さんによると、大きな湖には必ずそれをお守りする神様がおられるそう。十和田湖にも支笏湖にも、そしてこの琵琶湖にも。特にこの琵琶湖は、周囲を囲む山々が神様のおられる山なので、そこから流れる川で出来ている事から、聖域感が強いそう。また湖は周囲の水辺より、湖中央のほうが聖域感が強いそう。この竹生島は琵琶湖の中に存在する貴重な島で、その事を感じ取れる人が大昔にもいたのだろうとのこと。だからここに神社仏閣を建ててお祀りしたのだろうと。
ちなみに、竹生島の位置はこんな感じ。琵琶湖の北側。↓

しかもこの竹生島には、(見えない世界で)龍もいる。世界でも龍がいるのは日本だけで、その日本でも龍の数は少ない。その数少ない龍が、竹生島の都久夫須麻神社に2体もいるそう。これは行かないわけにはいかない、と思ったんですよね、本当に。
いや来て良かった。
本殿前には少し空間があり、向かい側(海側)には龍を参拝する建物があったのでそちらにも行ってみた。

桜井さんによると、龍は本殿上空にいるとの事だったが、こちらの建物の海側のテラス(?)も、とても素晴らしかった。下に鳥居もあった。





まだまだ続くのだが夕食を作る時間が来てしまったので、続きは明日に。ではでは。