書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

不適切なお母さんって意外と多いんじゃないかな。

woman.excite.co.jp

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 ウーマンエキサイトで連載されている「グラハム子」さんの記事の一部を、上に貼らせて頂きました。

 グラハム子さんは、30代2児の母。楽しい育児漫画を描かれています。ただ、同時に、実母さんとの間に壮絶な過去もお持ちだと最近知りました。

 壮絶、と書きましたが、こういう母親というのは、多いんだろうと思います。私の母も、私の服で気に入らないものはハサミで切ってしまいましたし、私が困り事を相談するととても嫌がりました。

 上の二つ目の記事になりますが、過食嘔吐で苦しんでいたグラハム子さんが、実母さんに「病院に行きたいから保険証を出して欲しい」と言うと、「これ以上親を苦しめないでくれ」と言われます。グラハム子さんを過食嘔吐に追い込んだ加害者である実母さんが、逆に被害者面をし、更にグラハム子さんを苦しめるのです。その記事には、

私は、「悩みを母に相談しよう」とはまったく浮かびませんでした。 相談しても、私の気持ちは無視され、母の一方的な価値観を押し付けられるだけということがわかっていたからです。だから小さい頃から、そして今も、母に相談したことはありません

という記述があります。これも私と一緒だなと思いました。

 ただ、その後、

なんだかこの文章を書いていて悲しくなってきてしまいました

とグラハム子さんは続いて書いておられるのですが、そこは私は違い、私は母との関係を、悲しいとは思わないのです。もう最初の最初から、諦めているので。母はそういう人だから、仕方ない、私は私で生きていけばいい、と割り切っています。そこがちょっと違うかなと思いました。

 でも、割り切れない諦められない、まだまだ悲しい、からこそ、グラハム子さんはこうやって世界に向けて実母さんとの関係を訴え続けておられるのだし、その悲しさが描くモチベーションになっているのでしょう。私にはそこまでの強い思いはないので、思い出した時に淡々とこのブログに綴るのが関の山です。

 そう。だから、多分、同じようなタイプの母親に育てられても、私はグラハム子さんのように心を病んだり過食嘔吐になったりしなかったのだと思います。自慢ではなく、つまり何が言いたかったのかというと、同じような不適切な子育てをしても、子供が病む場合と病まない場合があるという事です。子供が病まないから、自分の子育ては正しいのだと考えるのは、誤りだという事です。病まないまでも、子供は間違いなく苦しい思いはしているのだから。

 上に貼ったグラハム子さんの実母さんのような子育てをするお母さんは、実際、とても多いと思います。子供が病まなければ、それで良しとしてしまうし、子供が病むと今度は「こんなに子育てを頑張っているのに、なぜ?」と被害者ぶるという。不適切極まりない人は沢山いる。

 できれば、子供は適切に育ててあげたいと思います。グラハム子さんの記事を読みながら、改めて思いました。

 

 私が、でも、不適切な母親に対して一番腹が立つというか納得しずらいのは、子供を不適切に育てるという事そのものではなく、不適切な子育てをしておいて、子供が病むと「難しい子供を育てなくてはいけない私はなんて可哀そうなのか」と、被害者にまわることです。

 自分のせいで子供が病んだのに、子供が病んだ事を子供自身のせいにし、更に、子供が病んだ事で自分に迷惑がかかると、親不孝だと更に子供を責め立てる。

 ひどくないですか。

 でも、こういうひどいお母さんって、本当に多い。多いです。

 あと、これも同時に多いのだけども、「私にはこれが精いっぱい」「私にはああするしかなかった」と開き直る事。いや、適切な子育てが出来ないなら出来ないで仕方ないです。本人が「出来ない」と自己申告しているものに対して、「いや、頑張れよ」とは誰も言えません。でも、だったら、そういう人は、子供を産んだら駄目だよね、と強く思います。

 適切な子育てが出来ない人が子供を産んでしまった事に対する責任は、いったい誰が負うべきなのか。誰も負わないのが現実。そして、誰も責任を負わなくても、子供が犠牲になればそれで通るのが現実。

 そういうお母さんに限って「私の欠点は、我慢強過ぎることです」と言いがちで、唖然としてしまいます。自称「私は〇〇です」は、事実とは真反対である事が多いです。

 人間ってそんなものですね、と一般化する事で、なんとかこういう事実を飲み込む私です。一般化というのは、心の平安を得るのに便利です。

 私は他人に厳しすぎるのかな。自分には甘いのに。他罰的なのが、私の欠点だと思います。スーパーのレジ係さんの咳がとても気になったのもそうだし。普通の人は気にしないのかもしれない。グラハム子さんの実母さんのようなケースを読んでも、普通の人は気にしないで読み流すのかもしれない。私は読み流せないのです。こういう他罰的な面は、普段は絶対に出さないように気を付けています。思った事考えた事は、まあ人には言わないです。自分の考えは外には出さない。出すのはここだけです。その為にブログ書いているようなものだわ。。。

 ではでは、今日はこのへんで。