書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

息子の懇談会

 もうすぐ二学期も終わります。この時期、お子様の学校の個人懇談会がある方も、多いのではないでしょうか。うちも、先日終わりました。

 幼稚園から数えて、息子の懇談会に出るのは何回目なのかと考えて。年に三回として、幼稚園三年間、小学校六年間、中学校三年間、そして今高校。40回近いと思います。毎回毎回緊張しますし、胃が痛い思いもします。そんな事を40回近く繰り返してきて、今思うことを、今日は書きたいと思います。

 個人懇談会というのは、父兄側が思うほど、先生から厳しい事を言われることはまずありませんでした。9割褒めてもらい、1割だけ気になる事を言われる、という感じで、その1割も、とても気を遣ってもらって、こちらが不快にならないように気配りされているように思います。

 懇談会で、先生から嫌な事を言われる、という事は、あまりないように思います。それは我が家だけのことではなく、周囲のお母さん方に聞いてみても、同じような感じでした。

 先生は、子供について、その親に対して、言いたい事は山のようにあるのだろうけれど、言わないようにされているのを感じます。どこかにマニュアルでもあるかのように、どの先生も、9割良い事を言って、1割だけ注意点を仰る、という感じ。

 だから、懇談会で不快な思いをする事は、まずないのです。ないのですが、毎回、緊張するのは何故なのか、、。

 多分。私自身が、先生に対して、不適切な事を言ってしまわないか、を自分で心配しているからだと思います。

 担任の先生は、我が子だけの先生ではなく、40人の生徒の先生であるわけなので、我が子だけの都合で動いて頂く事はできません。また、先生が動きたいと思われても、学校側の事情というものもあります。更に言えば、先生ご自身の個人的な考え方、主義というものも、おありです。

 つまりは、私からすれば、先生に対して、日ごろから感謝の念とともに、疑問な点も多々あるわけです。疑問というか、残念だなあと諦めている点というか。それは、それで仕方ないと、ちゃんと諦めているわけですが、もしかしたら、諦めきれていない点があるかもしれない。それが、個人懇談会の際に、ポロリと一言、こぼれてしまうかもしれない。それが私には不安で、毎回、胃が痛む思いなのです。

 先生のほうでも、多分、同じなのだろうと思います。

 生徒について、その親に言ってやりたい!と日頃から思っている事があって、でも、言えるわけないよな、と諦めている。懇談会でも、注意は最低限これだけは、という事一つか二つに限り言うというマニュアルがあって、あれもこれも注意するわけにはいかない(そんな事したら、父兄側が受け止めてくれない)、と分かっている。それでも、懇談会の場で、ポロリと一言、言いたい事がこぼれてしまうかもしれない。先生も気をはっておられる事と思います。

 親も、教師も、お互い探り探り、気を遣いつつ、最低限の意思疎通を行うのが、学年末の個人懇談会で、本当に疲れます。疲れますが、それでもやはり、担任の先生と、顔を合わせて話をするのは良い事だと思います。電話だけのやりとりでは伝わらないものがありますから。

 あー。それにしても。やっと二学期が終わります。二学期は行事が多く、何かと大変でしたが、無事に終って良かったです。成績も相変わらず良かったし、息子に生まれはじめて「友達」ができました。息子、頑張りました。冬休みは少しのんびりします。

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