書くしかできない

発達障害の息子、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

観心寺に参拝

  今週は、大阪府観心寺に参拝して来ました。

 大阪府と言っても、観心寺奈良県との県境にあり、山の中のお寺です。飛鳥時代役行者によって開創され、空海さんによて作られた仏像を本尊としている古いお寺です。このシリーズ(?)初のお寺参拝。今までは、京都の超有名神社ばかりに行っていたので、ギャップが大きいだろうなあ、どんな所かなあ、と行く前から楽しみにしていました。

 ところで何故観心寺をチョイスしたかというと、毎度おなじみ桜井識子さんの著書より、観心寺の中にある薬師如来像には、ちゃんと仏様が入っておられて、願掛けも叶う、という事、また、境内に高野山に匹敵するほど波動の高いエリアがあるという事(観心寺空海さん ゆかりのお寺でもあるので)、この2点に強く魅かれたからです。

 大阪市内から近鉄電車で河内長野駅まで約45分。駅からタクシーで10分ほど、くねくねとした山腹の道を上っていきます。ちなみに、帰りはタクシーは拾えないので、バスに乗りました。観心寺前にバス停があり、河内長野駅まで310円でした。バスの時刻表は観心寺山門を入った右側の掲示板に貼って下さっていて、親切です。1時間に3本ほどありました。バス停で待っていたら、ぴったり時刻通りに来てくれました。行きはタクシーの方が待たなくてすむので便利なんですけども(1400円でした)、帰りはバス利用で全く問題ないと思います。

 観心寺は、山の中にありました。紅葉シーズンにはさぞかし美しいだろうと思われます。山門から境内に向かった所↓。

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  山門入って左側に受付があり、そこで拝観料300円を納めました。が、、、私が、受付の方に「拝観料はおいくらですか?」と尋ねたら、「は?」と聞き返され、しばし会話が通じない感じがあってから、受付の方が「入山されるんですね」と仰るので、「入山??」と戸惑いつつ、とりあえず「はい」とうなずくと、「300円です」と仰って、境内の案内図を下さいました。

 どうも、拝観料を納める人は少ないようです。私が受付の方とこのやりとりをしている時に、私の後ろを一人の女性が、拝観料を払わず本殿のほうへ行かれましたが、別に咎められる事もありませんでした。払ってもよし、払わなくてもよし、という、ゆるい感じなのかなあと思います。

 やり取りのあと、受付の方に、「北斗七星はご存じですか?」と聞かれました。「え?いえ知りません」と答えると、薄い緑の案内図を出して「金堂をぐるりととりまく7つの星塚を回る事で、厄除けができますよ」と教えてくれました。「有難うございます」と紙を受け取りましたが、実際には回りませんでした。なんだかとにかく早く金堂や薬師如来様のほうへ行きたくて。次回、回ってみます。ちなみに、受付にお清め砂が売っていたので、今回は速攻買いました。帰りに買おう、とか言ってると必ず買い忘れるので。

 本殿である金堂まで、なだらかな階段が続いています↓。

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 完全に山の中で静かです。独特のお香の香りが漂ってきます。あまりにも静かなので、階段を上る私の歩調に合わせて、鞄の中のペットボトルの水がチャポンチャポンという音が、とても大きく聞こえます。本当に何の物音もしないのです。行った時間は午前9時半頃。境内には私と、先に行かれたもう一人の女性の二人だけしかいません。

金堂(本殿)です↓

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 金堂には、靴を脱いで上がりました。先ほどの女性が座って手を合わせておられました。ご本尊を祀られている場所は扉が閉じられていましたが(秘仏の為だそうです)、とても広く美しく厳かなお堂です。女性が立ち上がって帰って行かれたので、広いお堂の中には私一人になりました。ゆっくり中央に座らせて頂き、前を見ると、このご本尊にお祈りする時に唱える真言が書いてありました。カタカナで、たしか「オクト、、」何とかと続くのですが、その時は覚えたつもりだったのですが、今はすっかり忘れてしまいました。真言は、ネット等で調べるのではなく、お寺で直に覚えるのでないと、唱えても効果がない(ご縁が繋がらない)と桜井さんが書いておられたので、必死で覚えたのですが、、(涙)。桜井さんいわく「どうしてもその場で覚えられない人は、覚えられないので書かせて頂きます、と仏様にお断りしてから、メモしてもいいです)と書いておられたので、次回行った時にメモります。

 手を合わせて、息子の事の祈願を、また一つ、ここでもお願いしました。本当に誰も来なくて、私一人で、広い美しいお堂で、とても贅沢な時間でした。

 金堂を出て、桜井さん一押しの場所へ向かいました。向かって右側です。まず、空海さんが作られた星塚がありました。千年以上前に、空海さんが場を清め、作られた場所です。何とも言えないしーんとした場所でした。ちなみに、この日は降水確率が高く、一日中雨、という予報で、見上げると今にも雨が降りそうな空でしたが、そして、こんなに山深い場所で自然の大木が生い茂っているのに、暗くないのです。空気が美しい↓。

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星塚を抜けて先に進んで数段の階段を上がると、開山堂というお堂のある場所に出ます。お堂の前には、背の高い木が何本も並んでいます。桜井さんが著書で、高野山と同じ高い波動のある場所、と書いておられたのがここです↓。

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  桜井さんは「高野山並みの透明度の聖地で、気持ちよく、心が落ち着きます」と書いておられました。写真でそれが伝わるでしょうか。正直、私にはこの場所は、少し怖かったです。何が怖いのか分かりませんが。畏れ多い、と言う感じかもしれません。あまりにも高い波動の場所は、私のように低い波動の人間には、いるのが苦しくなるのかもしれません。それと、私は基本的に、山の中は苦手なのです。木が生い茂っている場所は例外なく、怖いんです。あと、この日は雨が降りそうな日差しの無い日で、全体に暗かったのも、怖く感じた理由かもしれません。写真で見たら、わりと明るく写っているので不思議なのですが、、、。しばらくここにいてみました。

気が済んだので、金堂のほうへもどり、階段をおりました。

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桜井さんご推奨の薬師如来像は、霊宝館という場所にあるそうで、その霊宝館は、階段の途中を右に曲がったところにあります。霊宝館へ行く、途中の道です↓f:id:oinor-i:20171013124923j:plain

霊宝館はびっくりするほど、地味な建物でした。↓f:id:oinor-i:20171013124940j:plain

 中に入ると、10体ほどの、国宝級の仏像がありました。全て重要文化財だそうです。入り口に「撮影禁止」と書いてあり、係りの人なども誰もいません。桜井さんが、仏像の中に一つだけ、仏様の入った仏像がある、と書いてあったので、どれだろう?と一つづつ前に立ってみたのですが、、、、すぐに分かりました。仏像は全部、木造で、1000年以上前のものですから、色も黒ずんで古びているのですが、一つだけ、まるでブロンズ像を磨いたかのように光っている仏像があるのです。特にお顔の所が、金色に輝いています。え?本当に木造なの?と目を疑いました。

 それが、薬師如来像でした。桜井さんが「この像にだけは仏様が入っておられて、祈願は叶えてくださるだろう」、と書いておられた像です。

 薬師如来像以外の仏像は、全て、黒ずんだ木目の古びた状態なのです。なのに、薬師如来像だけが、ピカピカに輝いているのです。特にお顔の部分は、まるで金属製の仏像のように光っています。しかも、薬師如来像の両側の仏像も、薬師如来像の光の影響か、若干輝いているのです。薬師如来像はちょうど部屋の中央にあるのですが、薬師如来像から遠い仏像ほど、古びているように見えました。

 薬師如来像だけ磨いておられるのかな?とも思いましたが、全ての仏像がガラスのケースに入っているので、それは無いと思います。何故薬師如来像だけこんなに輝いているのか、、、。不思議です。

 近くに椅子が置いてくださっていたので、そこに鞄を置き、薬師如来像の前に立ちました。ら、プーンという音とともに、目の前に蚊が飛んできました。普通なら、パンと叩くところですが、仏様の前で殺生はダメだ、と一瞬で思い、手で払いのけるのみにしました。きっと刺されるな、と思いましたけども。

 見れば見るほど不思議な薬師如来像の、ピカピカ金色のお顔をじっと見つめながら、ここでも息子の事を一つ祈願させてもらいました。薬師如来像は伏し目でしっかり結んだ口元で、聞いてくださっている、という事を、感じました。(勝手に)。

 霊宝館を出ると、足を蚊に刺されている事に気が付きました。痒いですが仕方ありません。私は、アレルギー体質なので、蚊に刺されると赤く腫れて、一週間はかゆみが収まりません(涙)。

 行きたい所は全部行けたので、帰る事にしました。とにかく山の景色が美しく、紅葉シーズンにはきっととても綺麗だろうと思われます。カッコーの鳴声が山に木魂すほかは、何一つ音のない静けさです。

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広い広い境内に、参拝者は私一人でした。本当に誰もいません。静寂。平日の午前10時頃です。

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 私がちょうど山門を出たところで、大型バスがやって来て、バスから観光客(というか参拝者というか)がどどっと降りてこられました。一人でゆっくり参拝させて頂けた事に、改めて感謝しました。

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  気が付くと、足の蚊に刺されたところが、腫れもかゆみも消えていました。不思議です。

 不思議と言えば。この後、右に曲がって5分ほど歩いた所がバス停なのですが、バス停に向かって歩く間ずっと、まるで花吹雪のように紅葉した落ち葉が、さらさらと舞い落ちてきました。最初、何も思わず歩いていたのですが、「え?紅葉?落ち葉?風もないのに?何で?」と、その不思議さに気が付き、急いで写真を撮りました。が、、、うまく撮れません。神社で蝶々を撮ろうとした時も、最初の頃、うまく撮れなかった事を思い出しました。ピンとが合わないんですよね。ボケボケの気持ち悪い失敗作ですが、一応↓。

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右側に数枚、舞い落ちる落ち葉が数枚、うすーく写っているのですが、、分かりませんよね。。次回、同じ事があったら、しっかり撮れるように精進します。

 初めてのお寺参拝、神社との違いを強く感じました。一番強く感じたのは、神社ほど疲れない、という事。神社から帰ってきたら、プールで泳いだ後みたいにぐったり疲れて、仮眠を取らずにはいられなかったのですが、観心寺から帰っても、そこまで疲れませんでした。また、山の中のお寺だったせいもあるのでしょうが、在り方がとても自然で、静けさに胸を打たれました。神様と仏様とは、在り方が全く違うそうですが、それを少し感じる事のできた参拝でした。薬師如来像の輝きには驚きました。金堂の中の厳かさも素晴らしかったです。入り口でお掃除されていた女性や、受付の女性も、とても親切な方々でした。