私はこのブログで、けっこう神経質風に書いているのですが、実際のところかなりおおざっぱな性分です。
例えば、薬局で処方箋を受け取る時、いちいち内容を確認しないんですよね。薬剤師さんがしっかり確認してくれてるはずだと思っている、と言えば聞こえはいいですが、実際のところ自分で確認するのが面倒なんですよ。病院で散々待たされて疲れ診察されて疲れ、薬局で待たされて疲れ、とにかくさっさと帰りたい。基本的に、病院や薬局って、疲れている人が多いので、長居したくないですしね。誰でもそうだと思いますが、私は心地よくない場所からは、とにかく出来るだけ早く逃げ出したいんです。
こういう私の横着さのせいで、先日痛い目に遭いました。
私は自宅から1時間ぐらいかかるクリニックに通っているのですが、その日も診察を受けた後、そのクリニックの横の薬局で、処方箋を出してもらって帰ったのです。いつものように内容を確認せず、適当に受け取ってお金だけパパっと払って。
家に戻って薬を棚に入れようとしたら、、、病院で処方された薬と違うのです。名前も違うし薬自体も違う。
一気に青ざめました。
急いで薬局に電話したら「ウチはクリニックで出された処方箋をそのままコピーしてお薬を出しているだけなので、そういう問い合わせはクリニックにして下さい」と怒ったように言われ、「分かりました」と言って、クリニックのほうへ問い合わせました。
ただねえ、、、心の中では「おいおい」と思っていました。だって、こちらは、お薬手帳も出してるし、私のお薬は毎回同じだし、そもそも毎回そこの薬局で処方箋薬を出してもらっているんですよね。今回だけ全く関係ない薬が処方されていたら、一言「お薬は変えられたんですか」と確認すべきでしょう?薬剤師なら。そういうダブルチェックを効かせる事が、医薬分業の目的でしょ。
いや、私も悪い。私こそが一番悪い。でも、薬局も悪いやん。処方箋だけ見て機械的に出すだけなら、素人でもできる。薬剤師いらん。
と内心思ったのですが(笑)、クリニックに急いで電話したんです。そしたら、クリニックの受付さんはとても丁寧で、すぐに先生に確認して下さり、先生の処方ミスだと分かり、クリニックが薬局に正しい処方箋を送っておくので、申し訳ないがもう一度薬を取りに行ってくれませんか?と言われました。とても丁寧だったし、謝っても下さった。
いやいや、大丈夫です、行きます、私こそ申し訳ありません、とこちらも丁寧に謝り、翌日もう一度薬局に出かけました。
クリニックからちゃんと話が行っていたようで、間違った薬と正しい薬をすぐに交換してもらえ、差額も返金してもらえた(間違った薬のほうが高かった)ので良かったのですが。。その時の薬剤師さんの台詞に絶句。
「今回は特別に返品に応じますが、今後はこういう事は出来ませんからね」
はあ??
おたくに落ち度はないんかい??医師の処方箋の間違いに気づく事があなたの仕事じゃないの?疑義照会という言葉を知らんのか?私の症状と全く違う薬が処方されているのだから、おかしいと気づくのが薬剤師の仕事じゃないの?
私が健常者だから良かったものの、認知症だったり障害者だったりしたら、薬の間違いに気づかずのんでしまいますよ。誰の責任??
と内心苦々しく思い、残念な人だと思いながら薬局を後にしました。
でも、そもそも一番悪いのは私なので。これは本当に反省。自分の横着さのせいで、この暑いのに、往復2時間かけて薬を交換しに行くハメになりました。
本当に今後は、薬を受け取る時に、一回一回内容を確認します。薬局が打ち出した紙のほうの薬名と個数をしっかり確認し、その薬名ともらった薬が同じである事を確認し、なんなら数も確認してからでないと、薬局を出ない事にします。
そんな事している人、見た事ないけど。
私はこれからはやろうと思います。薬剤師さん任せにはしない。
今回は、時間的に余裕があったので問題なかったけれど、忙しい時だったら大変でした。横着してるとガツンとやられる事があるものですが、それは自分にとって救いですよね。今で良かった。この程度で良かったと思います。
私はこの横着さのせいで、他でもいろいろやらかしているはず。気を付けようと改めて。
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