書くしかできない

発達障害の息子、夫、私。過ぎていく日々を書き留めています

間違いだらけだった②

 引き続き、ドクターとの会話について、書いていきます。

私の質問②

「息子は、私に対して、同じ事を繰り返し質問する、というクセがあります。これは以前からあったのですが、最近その時間がとても長くなり、5時間6時間と質問し続けてくる事もあります。息子の質問内容は、奇妙で非常識的な事ばかりなので、肯定的な答えは出来ないのですが、私が肯定しない限り、息子の質問は終わらないのです。また、私が疲れて雑な答え方になると、息子は怒って殴ってくるようになりました。が、暴力についてはよく話して、やめさせる事ができました。でも、やめれたからといって、息子のストレスが消えたわけではないと感じます。また、最近は私だけでなく、姉や母など身内にも、私に対するように質問をし続けたいと言い出しました。私は息子に対して、どう対応したら良いのでしょうか」

ドクターの答え

「まず、息子さんの質問に、お母さんが答え続けてしまった事が間違い。お母さんが、息子さんの相手をし続けてしまった事が間違い。

 誰しも、自分が気になる事を誰かに繰り返し話し相手をして欲しい、聞いて欲しい、そして自分が言って欲しい答えを言ってもらいたい、という欲求を持っている。でも、それは、してはいけない事だ、という認識があり、みんなやらないのだ。

 お母さんが、息子さんの同じ質問に繰り返し延々答えてやってしまった事で、息子さんの中で「同じ質問を延々し続ける」悪いパターンが出来上がってしまった。これは、原始的な欲求だから、どこかでストップをかけない限り、どんどんエスカレートしていく。1時間相手をしてもらって気が済んでいたものが、2時間になり、5時間になり、お母さんだけでなく他の人にも聞いてもらいたいくなり、と、どんどんエスカレートしていく。

 やめさせるには、代わりに「良いパターン」を作ってやる事だ。この例で言えば「同じ質問は一回だけする」というパターンを、息子さんに提示し守らせる。最初は抵抗があると思うが、発達障害児は、「昨日と同じ今日」が好きだ。パターン化された日常に安心を感じる。「良いパターン」を繰り返すと、「良いパターン」が定着し、「良いパターン」に固着するようになる。大事なのは、きちんと「パターン」化し、提示してやる事だ」

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 家に帰り、早速息子に伝えてみました。息子は、「同じ事は一回だけ言う」ということに、不安そうでしたが、あれから数日たちましたが、今のところ、守れています。

 また、他にも沢山、「悪いパターン」を許してしまっていて、そのせいで、悪いパターンがどんどんエスカレートしてしまっている事があってのですが、それも、「良いパターン」提示で、一瞬で解決してしまったので、ここに書いておきます。

例1:歯磨きの時間がどんどん伸びていて、現在40分間磨いていたのだが、「歯磨きは10分にする」というパターンを提示したら、磨く前に〇分までだね、と自分で確認して、きっかり10分でやめれた。

例2:冷蔵庫が閉まっているか不安になり、何十回も繰り返し触って確認するようになっていたのだが、「確認は一回だけにする」パターンを提示したら、1回で終わるようになった。

 前回書いた事と被りますが、発達障害児は、「枠」を作ってやると、動きやすいようです。漠然とは知っていたのですが、今回あらためて、その威力に驚きました。私は息子がやりたいのだから、やらせてやったほうがいいだろう、と、大目に見たり、許したり、答えたりしてきましたが、それが「悪いパターン」の定着になってしまっていた事、また、悪いパターンは必ずエスカレートしてしまい、いずれ本人を苦しめる事になることを、改めて確認しました。

 続きは次回に。。。