先日、11月23日、南海トラフ界隈で大地震が起こる、という予言が巷に流れ、
私もそれを友人から聞き、内心怖れていたわけですが、
結果、何も起らず済んで、ホッとしておりました今日、
「予言は、それを聞いた人が多くなればなるほど、外れる。
なぜならば、
その大量の人数の潜在意識が、逆に予言の事態を回避させる働きをするから」
という、説を読みました。
一理あるかも、と思いました。
その説によると、
「その予言が、多くの人に関わる凶事であれば、
一流の預言者は、あえてその予言を、できるだけ沢山の人に伝える。
その予言を聞いた人達の潜在意識の働きで、凶事を回避させる事を狙って。
しかしながら、その予言が外れる事により、その予言者の評判は地に落ちる事になる」
なるほど。
「その予言を、大々的に伝えなければ、その予言は現実となるが、
大々的に伝えれば、その予言された凶事は回避される。
しかし、凶事が起らなければ、その予言が正しかったという事は、証明できない」
以前読んだ、「ブラック・スワン」という本を思い出しました。
凶事は、回避されると、本来は起こる筈であった、という事は、誰にも分からない。
その凶事を回避する為に、様々な人が身を削ったという事実は、表に出ない。
そういうものだなと思いました。