書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

狸谷山不動院に参拝

 先日、京都の狸谷山不動院に行って来ました。勿論、桜井識子さんご推奨のお寺です。とても強いお不動さんがおられるとの事、また優しい(かわいい?)狸の神様の神社もあるとのこと。車でしか行けない場所なので、休みの日に夫に運転してもらって行って来ました。

 場所は、詩仙堂から更に山を登った所にあります。まず第一段階として、広い駐車場に出ます。ここにもお社や受付、トイレがあるのですが、ここは本堂ではなく、車のお祓いをして頂く所です。更に上に登った所にも小さい駐車場があるのですが、そこは道幅が狭く、地面に傾斜があり、低い方に広い溝がある為、止めにくいと思います。私達は上の駐車場の事は知らずに、この下の広いほうの駐車場にとめましたが、結果的に良かったと思いました。

 下の駐車場からの景色。

 この下の駐車場の右側に、本堂へ続く階段があります。この階段が長い~!そして傾斜が強いせいか、上るのが辛い~!(笑)。全部で245段だったかな?途中途中に現在は50/245とか100/245とか表示があり、助かりました。でも、この表示が必要なくらい、「あと何段?」と気持ちが萎えそうになる階段でした。案内板の所に「運動部の活動でこの階段を登るのは禁止。参拝者のみ登っていいです」というような事が書いてありました。確かに、この階段を毎日登っていたらすごく練習になると思う、、。

 階段を登り切った上に、狸谷山不動院がありました。しんどかった分、有難さが増しました(笑)。清水寺のような舞台の上にあります。

 舞台の上、お堂の前の所です。お堂の中は撮影できなくて写真がなくすみません。

 舞台がから後ろを振り返ると、遠く下に京都の街並みがうっすら見えます。

 お堂の中は広く、奥に不動明王像がありました。今、内陣まで入って見れるので、すぐ近くまで行けます。

 私達は、社務所で御祈祷をお願いしました。御祈祷は随時やって下さるようで、申し込んでから10分後にやって下さるそうです。私達は一人五千円、二人で一万円お納めしました。申込み用紙には、家内安全とか心願成就など、20個ぐらいの祈願内容が書いてあり、そこに書いていない祈願は下の欄に書けるようになっていました。私と夫は心願成就に丸をつけ、各々が御祈祷中に心の中で祈願することにしました。私は勿論息子のことを祈願しましたが、夫はおそらく家内安全というか、家族が無事に過ごせるように祈願したと思います。

 内陣にあがり、椅子に座って待っていると、すぐに僧侶の方が来て下さいました。

 桜井さんによると、こちらの御祈祷はとても迫力があるとのこと。確かに凄かった。たった一人のお坊さんが御祈祷して下さるのですが、ずっと太鼓を叩き(これが体に響く)、大音量のお声でお経を唱えて下さいます。とてもお一人のボリュームとは思えません。夫も「すごいねえ」と感じ入っていました。悪いものは全部落として頂けた気がします。

 お不動さんは、桜井さんは「目が迫力がある。とても怖い」と書いておられました。確かに目の部分だけ硝子がはめてあり、怖い印象ではありましたが、お顔全体は丸く、お鼻や頬の肉付きがよいせいか、私はそれほど怖いとは思いませんでした。むしろ親しみを感じる、人間味のあるお不動さんに感じました。

 頂いたパンフレットの写真を貼っておきます。折り目ついていてすみません。

 参拝した時は気が付かなかったのですが、この写真を見ると、お不動さんが置かれている場所は、岩の洞窟内のようですね。つまり、山の中の洞窟にくっつけるようにしてお寺を建てた、という事なのだと思います。もともとは山深いこの場所の、更に洞窟の中に、修行僧の安全の為にお不動さんが置かれていたのだと思います。でもとても強いお不動さんだったので、多くの人が参拝できるようにとお寺を後から建てたのだと思います。確かにこのお寺は、山の斜面にピタッとくっつくようにして建っていました。でも洞窟にありがちな「暗さ」は全くなく、すっきり明るい心から寛げる場所でした。お不動さんのお力だと思います。

 舞台の下の場所の写真です。

この右側に、狸の神様のお社があります。写真撮り忘れていてすみません。狸の焼き物が沢山置いてあるので分かると思います。狸の神様の神社、お賽銭箱が変わっていて、郵便ポストみたいな形でかなり手前にあるので、最初お賽銭をどこに入れたらいいか分かりませんでした。私と同じように分からなかった方が他にもおられたようで、お社の前の木の棚に、小銭が置いてありました。私もそこに置こうかなと思ったら、夫がポスト形状のお賽銭箱を見つけてくれて「ああ、これなのね!」と。ちゃんと「お賽銭箱」と大きく書いてくれてあったのに、ポストがお賽銭箱のはずがない、と思ってスルーしてました。先入観てこわい(笑)。

 帰りは下りなので、さ~っとおり、京都市内でご飯を食べて大阪に戻りました。

 夫はもともと信心深いほうですが、このお寺をいたく気に入り、「これからは毎年、年に一回来て御祈祷してもらおう」と言っていました。私は普段は一人で神社仏閣巡りをするのですが、車のほうが行きやすい場所は夫に頼みます。私が勧めて一緒に行ってもらった神社仏閣は全部気に入ってくれるのですが、中でもここは一番気に入ったようで、夫にはピンと来た場所のようで良かったです。

 ただ、あの長い階段を、いつまで登れるか、、、70になっても登れるか少しだけ心配です、、。まあ、私が行けなくなったら、夫一人に行ってもらおう。

 このお寺は、詩仙堂からかなり山を登った所にあるので、歩いて行くには少ししんどいかなと思います。詩仙堂自体も、最寄り駅から20分は歩きますし。そのせいか、外国人観光客はおらず、本当に参拝したい人だけが黙々と通っているお寺のようです。今は、御祈祷をお願いしなくても内陣まで入れます。

 

 御祈祷の後、各々の名前の入ったお札を頂けました。とても豪華なお札で、夫の部屋と私の部屋にそれぞれ飾っています。