書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

息子のポテンシャル

 息子は現在、大学3年なんですけども、結構勉強が大変ではあるのです。本人は、勉強が大変な事はさしてストレスにはなっていないようで、小中高より、今の大学のほうが、はるかに楽しいそうです。

 大学が楽しい理由は、行事がない、クラスもない、イジメもない、嫌いな科目(国語とか)をしなくていい、等だそうで、特に行事が無い事が最高なようです。運動会がないから、大学は楽しいと 笑。勉強は全然ストレスにならないけれど、運動会は本当にものすごくイヤだったそうです。不思議なもんですね。運動会だけじゃなく、とにかく行事の全てがイヤだったそうです。高3になってやっと行事が楽しくなったそうですが、すぐに卒業で。

 大学にはイジメみたいなくだらないものもないのも、快適だそうです。息子自身はイジメられた事はないのですが、小中高を通して、常にイジメを受ける危険はあり、イジメになりそうになったら早めに察知して、対策を取ってきました。だから常に、イジメられないか、という事にはピリピリしてきました。

 でも大学には、イジメをするような低レベルな人はいないそうです。そういう雰囲気は全く無いと。だから、安心して通えるそうです。

 ただ、医療系の大学なので、卒業まで6年かかるので、けっこう息切れはします、彼でも。勉強だけではなく、発表とか実習とか人と一緒になんかやったりとか、も色々あるので。

 「僕、頑張ってるね」と言うので、「すごく頑張ってるよ」と言ってやると、「そうやねん。僕、頑張る事にしてん」と言うんですね。

 どういうこと?と聞くと、6年でちゃんと卒業して国家試験も受かるように頑張ると。頑張るのは大変やからといって、ダラダラしてしまうと、留年して大学に通う期間が延びてしまうから、それが嫌だと。

 彼いわく。

 どっちにしてもクリアしなくてはならない事があるならば、最短期間でクリアしたいと。その為に頑張らないといけないとしたら、頑張ると。頑張りを減らして、しんどい期間を延ばすより、頑張ってしんどい期間を最短にしたいと。

 なるほど。

 多分、しんどいと言っても、勉強自体はそんなにしんどくはないので、前向きに思えるのだと思います。高校までは、学校休みたいとよく言ってましたから。

 大学の今は、やっている事は遙かに高度ですが、休みたいと言った事はありません。テキストなんかを見ても、私にはもう全然理解できない難解な内容で、蕁麻疹出そうな内容なので、よく毎日こんな事がやれるもんだと思うのですが、全然大丈夫なようです。むしろ「僕、こういうの得意」と言います。

 不思議なもんですね。

 小学校の時は、テストと言えば一桁の点数しか取れなかったのに。

 発達障害のポテンシャルは、どこに隠れているのか分かりませんね。分からないから探しようもない。ただ、運よく見つかると、それが生きる道をひらいてくれるのでしょう。