暑いですが、皆様無事にお過ごしでしょうか。
私は、日中のウォーキングがさすがに不可能になった為、朝早めに歩く事に切り替えました。出来るだけ、8時台には家を出ているのですが、それでも暑いです、、。
ただ、8時台だと、太陽がまだ低く、建物の影が大きいので、まだ歩きやすいです。40分ほどテクテク歩いて、帰宅すると、家に入った瞬間に汗が吹き出します。歩いている最中は、汗をかいてもすぐ乾くので、汗を感じません。
朝の家事がまだ終わっていないので、汗びっしょりのまま家事を続行し、終わったらシャワーを浴びて、一式着替えます。気分爽快。
この後は、もう夕方まで私の自由時間なので、好きなことをのんびりやります。こう暑いと、無理してガツガツ動くと、体調を崩しそうで。
まあ、そんな日々を過ごしておりますが。
最近、また息子との付き合い方で気づいた事があるので、今日はそれを書きたいと思います。些細な事過ぎて、すぐに書いておかないと忘れそうなので。
息子は、何かが気になると、ずっとそれを言い続ける特性があります。息子自身が納得する安心できる答えが私から得られるまで、私に質問し続けるのです。
この特性は、最近はかなり改善し、あまり頻繁には現れなくなりましたし、しつこさも軽減しました。
ところが先日、久しぶりに、この特性がバチっと出た事がありました。
詳細を書くのは難しいので、ざっくりこんな感じの事、とぼかして書きますが。
息子は、3年ぐらい前から、「ある事」が実現するのを願い続けています。この「ある事」は、100%実現不可能な事です。私は繰り返し、それは実現不可能だと息子に言い続けていますが、彼は納得しませんし、願い続ける事を止めません。また、私が実現不可能だと言う事すら、認めません。
息子は、「奇跡が起こったら、実現する?」と私に尋ね、私から「奇跡が起こったら、実現するかもね」と言わせます。
奇跡なんか起こらないわけですから、それは実質、実現不可能、ということなのですが、こういう言い方をする事で、彼は、自分が認めたくない現実から、目を背ける事が可能になるわけです。
奇跡、というのは、息子にとっては、便利な言葉なのです。
で。先日、息子が私に、別の話をふってきました。
ここからは架空の例え話です書きますが、まあ、こういう感じのことです。
息子が私に「近所のバス路線に、新しい路線が出来るらしいよ。知ってた?」と聞いてきました(本当は別の事ですが、フェイクで書いています)
私は、漠然と知っていたので、「なんとなく知ってたよ」と答えたとします。
息子が更に「いつからか知ってる? どうして知ってたの? どうして出来るの? どこからどこまで出来るの? この近所だけ出来るの? よそでも出来るの? 大阪全体でバス路線が増えるの? 日本全体でバス路線が増えるの?」
と、立て続けに質問してきました。
私はバスは使わないので全く興味も関心もないので、どの質問にも答えられず、分からない、だけを答え続けていました。
私が、分からない、だけを答え続けている事に、息子が怒りだしました。
でも、分からないものは分からないし、そもそも、息子自身もバスなんか使わないし、どうしてそんな事に興味を持って、しつこく私に聞いてくるのか、私には皆目見当がつきませんでした。
息子の私への質問は果てしなく続き、私は必死で答え続けましたが、息子は私が疲れていい加減な答え方をしているといちゃもんをつけて、キレだしました。
は~。特性が戻った。。。
私は疲れ切って、どうしたものかと天を仰ぎました。その時、ふと、ずっと息子が願い続けているあの「ある事」が頭に浮かびました。
もしかして、と思い、その「ある事」と「バス路線増加」は、関係があるのか?と息子に聞いてみたら、息子は「ある」と答えました。
どうやら息子の頭の中では、バス路線が増加すると、「ある事」が実現する、という風に、繋がっていたそうです。
ですが。実際問題、その「ある事」と「バス路線」は、まったく何の関係も繋がりもありません。息子がどうして、そこを繋げてしまったのか、分かりません。
ただ、そこを繋げてしまったから、バス路線増加の話にこだわったのだ、という事は分かりました。
息子の頭の中では、バス路線が増加すると「ある事」も実現するので、もっともっと私に、バス路線増加について、語って欲しかった、もっと前向きに楽しく明るく元気に陽気に語って欲しかったそうです。
でも私はそこに気が付かなかったので、知らないバス路線の話を延々されて、疲れてしまって、テンションが低く、それが息子をキレさせたのでした。
このへんの整理を、息子としっかりやりまして、息子も、「ある事」と「バス路線」は関係ない、という事を理解しましたし、私がテンションが低かった理由も理解しました。
それで、息子の感情も収まりました。
困ったものですが、息子の発達障害特性として、認知の歪みはいかんともしがたく、勝手に何かと何かを、自分に都合よく関連づけてしまうのですね。
なので、息子が何かにこだわって言い続ける時は、もしかしたら関係ない何かと勝手につなげて考えているのではないか?と、推測する必要があるのだと、気が付きました。今後は注意します。
ただ、根本的には、絶対に実現しない「ある事」が、実現可能だと思い込んでいる事が、そもそも問題ではあるのです。実現しないという事を、絶対に認めず、実現する材料を、彼はいつも探し続けているので、関係ないことまで、材料としてしまうわけです。
でも、これは治せません。どれだけ説明しても、駄目ですね。実現しないことを、実現すると思い込む特性は、どうしようもありません。なので、ここを無理やり治そうとはせず、これによっておこる不都合の部分を、出来るだけ省いていくしかないわけです。
ということで、今日は個人的な備忘録でした。ではではまた~