書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

「あ~あ」と思った事の内容

 先日、「あ~あ」と思った事がありました、と書きましたが、今日はその内容を書いていきたいと思います。

 例によって、息子のことです。

 息子は以前からずっと、発達外来のある精神科クリニックに通院しておりますが、最近は薬だけ、私がもらいに行く形が続いていました。学校が忙しかったというのもあるし、息子がそのドクターをあまり好きではない、という理由もあります。

 確かに「あっさりした先生」で、深く質問すると急激に冷たくなる、という感じの人なので、当たり障りなくお付き合いしています。お付き合いというか、通院というか。

 で、そういう中で、ある事に必要な診断書を、ドクターに書いて頂かないといけない状況になりました。

 クリニックに電話で「私だけが行くのでもよいか(本人が行かなくても、診断書は書いてもらえるか?)」と問い合わせたところ、窓口に出た女性に「本人が来られるべきですけどね」的な答えをもらいました。

 それで、息子に、「診断書を書いてもらわないといけないから、次回の診察は、あなたも来てね」と伝えたところ。。。。物凄い抵抗に遭いました。

 

 どうしても、行きたくない、と息子は荒れ狂いました。あのドクターの顏を見るのは絶対に嫌だ!!!!と。

 正直「え?そこまで嫌だったの?」と驚きました。私も苦手ではありますが、頼んだ事はちゃんとやってくれるし、こちらが深く質問しなければ(当たり障りのない1分診療であれば)、表面的には穏やかな人なので、息子がそこまでピリピリするほど毛嫌いしているとは気づきませんでした。

 息子には、「今回はじゃあ、診断書はお母さんだけで行って書いてもらえるよう頼んでみるよ」と伝え、「でも、これからもずっと行かない、というわけにはいかないよ。たまには顏出さなきゃ」と言ったところ。

 「絶対に行きたくない。一生行きたくない。行かずに薬と診断書だけ欲しい」と息子は言い張ります。

 「それは無理だよ」と私が伝えても、絶対に行かないと、行かずに薬と診断書だけもらえる方法を、お母さんが考えてくれ、と。それを考えないお母さんが悪い、と。

 

息子には、「もともと3分診療の先生だし、あなたが顔を出しても、挨拶するだけだよ。せいぜい1分で終わるよ」と言ったのですが、その1分が耐えられないと。顔を見るのも嫌だと、息子は言い張る。

 何時間も話しましたが、結局、とにかく嫌。1分でも嫌。という事だそうです。

 

 どうしてあのドクターがそこまで嫌いなのか?を聞くと、「説明できない」と言います。言える事は、息子が聞いた事に息子が望むような解答をくれないからだ、というのです。

 例えば、以前、民間の発達障害児専門のカウンセラーさんの所に一瞬だけ通った事があり(まだ姉と付き合っていた時の姉の紹介)、そのカウンセラーさんのことを、息子は大好きだったのです。どういう人だったかというと、息子が聞いた事に対して、息子が望む通りの答えをくれる人だった。息子が「学校を休みたいけどいいか?」と聞くと、「休みたいなら休めばいいよ」と答える人でした。

 高校の定期試験の時でさえ、息子は休みたいと言うので、それは駄目だと私が言うと、「カウンセラーの先生は休んでいいと言ってた」と息子に返され、難儀しました。定期試験ですら平気で休むようになると、内申が下がり、行ける大学がなくなります。

 困ったなと思っていたら、そのカウンセラーさんが、ある日突然、辞めました。辞めたというか、消えたというか。連絡がつかなくなり、後任もなく。

 それで息子は、ああいうタイプの先生はいい加減だから信用してはいけないと、学んだはずでした。

 それでも、あの先生に、何でもかんでも肯定してもらえた記憶が息子の中に居座っていて、今通っている精神科のドクターが、そうではない事に不満を通り越して怒りを感じているようです。

 例えば、今のドクターは、息子が「学校を休みたいけどよいか?」と聞くと、「ああ、そうですよね。学校に行くのは大変ですよね。いつもお疲れ様です」と答えるのです。真正面からいい、悪いと言わず、はぐらかす。これが息子には耐えられないようで、顔を見るのも気持ち悪い、という感覚になってしまったようです。

 

 とはいえ。

 診断書はともかく、一生そのクリニックに息子自身が顔を出さないわけにはいきません。それで、とにかく別の病院を探す、という方向で話はまとまりました。

 ただ、今のクリニックは、同じ発達障害児を持つ方からの紹介と、子供の頃から通っていた小児科からの紹介と、ダブルで「この先生は良い」というお墨付きを頂いている先生なので、ここを辞めるのは、私には恐怖です。もっと良い先生が他にいるだろうか。

 息子が嫌だというのだから、他を探すしかないのですが、内心しんどくなったわけです。

 それで、「あ~あ」と溜息をついた、というわけです。

 この話には続きあるので、また続きは次回書きます。ちょっと力尽きました、、、