今日も今日とて、姉の事を書かせて頂きます。
どんどん新しい情報が入って来てしんどくなるので、書きだして整理しないとやってられないものですから。愚痴にお付き合い下さる方のみ、読んで下さい。すみません。
姉が、またしても、夜中に義兄を延々問い詰めて罵倒したそうで。基本的に、義兄は何も言わないで聞くのみのスタイルで(言い返すと、筋の通らない逆キレを山のようにくらう)通すわけですが、このたびは、多少喋ったそうで。
義兄いわく、自分にとって大事でかわいいのは子供達だけで、姉のことはどうでもいい(いてもいなくてもどうでもいい、どうなろうとどうでもいい、という意味)と思っているのだそうです。
義兄は、子供はかわいいので、何でもしてやりたいのだが、姉が怒るのでしてやれなかった事が沢山あり、それが辛かったと語ったそうです。例えば、子供の為にお金を出してやりたかったのに、姉が反対したせいで出してやれなかったとか、そういう事が沢山あったそうです。
それを聞いて、姉は驚愕し落ち込んだと、実家の母に電話してきたそうで、母経由で私の耳にも入ったというわけです。
いやいやいやいや、、、。
姉は、今の今まで、義兄から大事に思われていると、思い込んでいたのでしょうか。そっちのほうが驚きなんですが。
姉は、ずっと義兄のことを毛嫌いし続けていて、義兄のことを粗末に扱い、口もきかずに過ごしてきたのです。
20年前に姉の家に行ったら、義兄の書斎兼寝室(つまり義兄だけの部屋)で、一日中ロボット掃除機が動いていて驚きました。ロボット掃除機が出始めた頃です。まだ大きくてうるさかったのを覚えています。姉は、義兄の部屋は髪の毛のふけが凄いし、とにかく汚くて気持ち悪いから、ずっと掃除機かけっぱなしにしていると言っていました。
とにかく義兄を毛嫌いしていて、朝晩の食事も一緒には食べず、義兄の分だけ食卓に置いて勝手に食べてもらうスタイル。普段も必要がない限り喋らない。ここ10年は、外で男遊びをしまくって、それを顔出ししているブログ(しかも家族全員が存在を知っていて読めるブログ)に、自慢げにことこまかく綴ってきたのです。
そんな扱いをしてきた義兄から、恨まれるのが当たり前だと、普通は考えると思うのですが、姉はまさかの「自分は夫から大事に思われている」と思い込んでいたそうです。びっくりです。
どうでもいいと思ってくれている事に、むしろ感謝すべきです。本当は、恨まれて憎まれ、家を追い出されても文句は言えないだけの事を、してきたわけですから。
姉は、母に、「下の子だけは、私の味方で、私を分かってくれている。今後の人生は下の子と二人で生きていく」、と語ったそうです。
下の子は少し発達障害の傾向があり、ほぼ家に引きこもっています。たま~に私に連絡をくれるのですが(姉に内緒で。姉に知れると激怒されるので)、姉のことを、とことん嫌っています。「お母さんの事は、一生恨み続ける」と言っています。
ただ、下の子は面倒を避ける為に、姉に対して口答えせず、姉の言う事を聞き流す習慣がついているので、姉ともめる事がないのです。それを、姉は、「下の子だけは私の味方」と思い違いしている。
下の子が、姉を支持するような、何か積極的な発言をしてくれたかどうか、姉を助けるような何か積極的な行動をしてくれたかどうか、考えてみたら分かる事です。下の子は、ただ、姉に歯向かわないだけ(歯向かうと面倒くさいから)なのです。
なのに、姉の頭の中では、自分に都合よく、「歯向かわない=私の味方」と変換されている。
驚くばかり。
姉は、義兄の本心を知って、とても傷ついたと母に訴えてきたそうですが、いやいや姉自身が、今まで家族を含め周囲の人間を、さんざん傷つけてきたのです。
義兄からは「どうなろうとどうでもいい」と言われ、上の子供からは完全に縁を切られ、残るは下の子だけなのに、下の子からは心底恨まれている。勿論、友人知人はとっくに離れてしまいました。
20年たって、姉の人生に、姉が否定できない厳しい現実が、反映され始め、やはり結果は出るのだなと、改めて思いました。
別にスピリチュアルを持ち出すまでもなく、「悪い事をしたら、その悪に等しい人生になっていく」だけの、ただそれだけの事なんですが。
ただ、悪い事をしたら、すぐに人生が悪くなる、のなら分かりやすいですが、悪い事をしても、それが人生に反映されるには、時間がかかります。その猶予期間の間に、我が身を省みて改善できればいいですが、逆に、どれだけ悪い事をしても悪い事が身に起こらないのをいいことに、自分だけは特別なのだ何をしても許されるのだ、と傲慢に思い込む事も、可能なのです。そして勿論、それが落とし穴なのですが。
猶予期間があるばっかりに、注意してくる周囲に対して「自分が楽しめればそれでいい。その証拠に、私の人生は、こんなに幸せじゃないか」と言えてしまう。私も、姉の身勝手な言動を見て、それでも姉が「自分は幸せだ」と言い張るので、あれでいいのかなあと思っていた時期がありました。私はいいとは思えないし、真似はしないけれど、姉はあれでいいのかな、本人が幸せだと言うのだから、いいのかな、と思っていた時期がありました。
でも、やっぱりよくはなかったのですね。
自分の身勝手を改めずに生きてしまうと、長い猶予期間の後に、その身勝手さにふさわしい相応の苦しい出来事が、次々と起こってくるのだと思います。
姉は、最終的には離婚するのかなと思います。しないかもしれませんが。母は「お姉ちゃんは、自分の財産を、もう相当使い込んでいると思うわ。一人になっても生活力もないし、今後どうするのだろうね」と心配していました。私は「お金がなければ働くしかないのだから、家政婦さんでもやって、生きていくしかないんじゃないかな」と答えました。姉は、人に頭を下げ地味でしんどい手を汚す仕事を、心の底から毛嫌いする価値観を持っていますが、お金がなければ働くしかないでしょう。手に職のない60歳の女性が出きる事は限られています。
女性は90歳まで生きる時代です。姉の人生はまだ30年残っています。
美貌に恵まれ、実家は財産家で、高学歴。大学を卒業した後も、家事手伝いのままお見合いでエリートと結婚。二人の子供にも恵まれ、優雅なタワマン暮らし。もっと丁寧に、エゴを抑えて謙虚に、嫌な事も考え方を変えて割り切って、生きてさえきたら、悠々自適で豊かな老後があったはずなのに。
私には、兄弟姉妹は、姉しかいません。母亡き後は、生まれ育った懐かしい記憶を共有できるのは、姉だけです。彼女の人生がこうなってしまった事を、とても悲しく思います。でも、どうする事もできません。自分のしたツケは、自分で払うしかない。どうして彼女が、そんな簡単な事も分からなかったのか、私にはどうしても理解できないのです。