書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

余計な事は言わない

 久しぶりに、実家の母と電話で喋りました。三か月ぶりぐらいです。母は、80歳をこえていますが、元気でした。声にもハリがあり、2時間ぐらい喋りましたが、まったく疲れる事なく、まだまだ喋れそうでした。話もちゃんとしてて、安心しました。

 ただ、もともと体質的に心臓が弱いのが気になるのと、最近、腎臓嚢胞が見つかった事が心配ではあります。嚢胞そのものは中身は水なので、基本的に害はないのですが、大きさは直径9センチで、邪魔と言えば邪魔。でも、手術で切ってしまったりはできないのだそうです(腎臓に害が出るのだそう)。何かしら腎臓に対して悪さをしたり、悪いものに変わったりしないよう、年に一回検査してもらう必要はあると言っていました。無事に何事もなくいって欲しいものです。

 嚢胞のせいかどうか不明らしいのですが、以前から便秘がちだったのが、年をとってから更に便秘がちになったそうで、私が愛飲しているフルボ酸を勧めようか悩むところです。私には完璧に良いのですが、母の体質に合うかどうか。年が年だけに、フルボ酸のせいで体調を崩したとかなると怖いなあ。まあ、次回実家に行く時に、少し持っていこうかとは思っています。舐める程度から始めてもらったら、大丈夫かもしれないので。

 母と話していて、「口は災いのもとだよね」という話題になりました。一度口から出した言葉は戻せないとか、言った人間は忘れるが言われた側は忘れない、とか、まあよく言われる事ですが。母もつくづく、「本当に、余計なことは言っちゃ駄目。沈黙できる人が一番賢い」と断言していました。私が、「でも、相手にとって嬉しい事は、言ってあげたほうが良くない?」と言うと、母は、「身内ならそうしてあげたらいいけど、他人にまでそれをする必要はない」と言っていました。「こちらが褒めているつもりでも、悪くとる人もいるからね」と。なるほど。。

 いつもは母と話していると、「ん?」と疑問に思う事が一つか二つはあるのですが、今日は共感できる話ばかりでした。私が変わったのか、母が変わったのか。両方かな。まあ、母とは長い付き合いなので(親子なので当然)、根気よく付き合っているうちに、お互い学んで賢くなり、うまく付き合えるようになったのかもしれません。人は根本的には変わらないけれど、ある程度表面的には変わる事ができますから。そして、言葉というのは、表面的な事ですから。

 言葉を必要以上に重要視しないというか、納得できなくても妥協できるというのは、大事な事だと思います。私も(多分、母も)それが出来るようになってきたのだと思います。だからぶつからないんでしょう。

 

 さて、話は変わるのですが。

 昨日の事件(というほどのことでもないですが)をきっかけに、私自身の欠点を、改めて考えてみました。私は、何かしら嫌な事があると、自分を変えようと決めているので。

 私の欠点は、沢山あるのですが、あえて3つに絞ってみました。

 

 一つ目は、「超がつくほどのせっかち」です。

 理由があれば待てるのですが、理由なく(もしくは相手がルールを守らないせいで)待たされるのは耐えられません。時間通り、ちゃんとやって欲しいとものすごく思います。また、自分自身の行動で言えば、苦手な事や面倒な事ほど、早く片づけたくて、雑にやっつけてしまい、必ず失敗します。

  二つ目の欠点は、人の間違いを見つけたら指摘したくなる事です。

 勿論、何でもかんでも、というわけではなく、自分に関係ある場合のみなのですが。私に間違いを指摘された人のうち何割かの人からは、強烈に嫌われますので、長い目で見たら損しかないんですよね。他人の間違いは間違いのまま、そのまま放置が正解だと分かっていて、どれだけ迷惑を被っていても、基本的には、相手の間違いを指摘する事はありません。運が良ければ、他の誰かが指摘してくれる場合もありますし。ただ、言わずに我慢する事がすごいストレスなのと、油断してつい言ってしまう場合が今でもあるので、これは私の大きな欠点の一つなのです。

 

 3つ目は、1つ目2つ目の合わさったものかもしれないのですが、思った事をすぐにそのまま言ってしまう場合がある事です。

 基本的に、口を開く時は、相手を否定する内容ではないか、自分の自慢になっていないか、皮肉になっていないか、これを言っても大丈夫か、ものすごく気にします。人というのは、感情が服を着て歩いているようなものなので、相手の感情に触らない事が、何よりも大事だという事を、肝に銘じているわけです。それでも、ついうっかり、口が滑ってしまう事が今でもあるんですよね。そういう時は、油断しているか、相手を下に見ている時なんです。

 先日も、個人の方からものを買ってトラブルになった件を書きましたが、私は客だから私のほうが立場が上だ、と無意識に思っていたのだと思います。決して安いものではなかったのもあります(前回買ったものは3万円。今回のものは4万円でした)。これだけ高額のものを買うのだから、ある程度言わせてもらってもいいだろう、と油断していたのだと思います。自分が客という立場なので、相手を下に見てしまっていたのだと思います。

 気をつけないと。

 

 以上の3つの欠点ですが、解決方法は、とにかく「しない」これ一択です。つべこべ言わず、「しない事」です。

 他人の遅れにイライラしない。その場は待つしかないのだから、待つ。次回以降、その人とは関わらなければよいだけの話と割り切る。また、自分については、何事も急いで終わらそうとしない。苦手な事ほど、時間をかけて丁寧にやる。

 また、人の間違いに気づいても指摘しない。絶対にしない。例外は設けない。

 更に、口を開く時は、感情で出来た人間に対して、これを言ってもいいのかどうか、熟慮を重ねた上で開く。母ではないですが、「言わないのが一番賢い」のは真実。黙っていて起こるトラブルもありますが、言ってしまって起こるトラブルよりは遙かにマシだからです。黙っていてトラブルが起こった際は、「気が付かなかった(から言わなかった)」で逃げられますが、言ってしまって起こったトラブルはもうどうしようもありません。

 そう言えば、息子の大学のオンライン授業でも、これ以前にも書きましたが、時間通りにちゃんと動画や資料をアップしてくれる先生ばかりではなく、うっかり忘れる先生が結構おられるのです。あと、レポート提出するようにと指示を出しておいて、提出するボックスを開き忘れていたり(だから提出できない)。昨年の最初の頃、気づいた時点で先生にメールした事が何回かあったのですが、すぐに謝ってくれる先生ばかりではなく、10人に1人くらいの割合で、逆切れしてくる先生がいまして。自分が100%悪くても、生徒から間違いを指摘されると腹が立ち、指摘してきた生徒を逆恨みするという。。数回でこりて、今ではもうどんな先生のミスにも、沈黙を通すように息子には言っています。それで無事にやっています。つくづく大学では、何も意見を言わないのが一番いいですね。粛々と通い、要領よく点を取り、うまく卒業する。余計な事はしない、言わない。実社会でも通じる事だと思います。個人的には。

 というわけで、今日の結論は、余計な事は言わない、ということで終わります(笑)。

 ではまた~。

 

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