書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

スマホ紛失

 息子の大学なのですが、新学期がやっと始まったと思ったら、案の定、コロナ感染者が増加したせいで、来週あたりから、対面授業がオンデマンド授業に変更になりそうです。まあ、仕方ないんでしょうね。一週間でも登校できて良かった、各講義の教授の顔が見れて良かった、と思うべきなのかな。

 息子は、今週、ものすごく久しぶりに大学に行ったので、それなりに楽しかったようで、あちこち歩いたり、先生の顔を見に行ったり、彼なりに浮かれたようです。そのせいか、今までやった事のないやらかしをしました。

 スマホを落としたんです。

 この話を丁寧に書くと、ものすごく煩雑になるので、箇条書きにします。箇条書きでも煩雑ですみません。

 

スマホを落とした経緯

①大学で、廊下を歩いていた時に、調べ物をしたくてスマホを出した。(おそらくこの時に、カバンに戻し損ねた(落とした)のだろうと推測)。

スマホがない事に気づいたのは、下校中の最寄り駅で。この時、学校に戻って探せば良かったのに、そうせず、家に帰った。

③家に帰り、私に、「スマホがないねん」と告げる。

④私が息子に様々な聞き取り調査(?)をした結果、おそらく①の時に落としたのだろうと推測。

⑤大学の学生課に電話し、スマホの落とし物が届いていないか問い合わせた。結果、届いていないとのこと。ならば、落とした場所は見当がつくので、拾いに行ってもらえないか、聞くと、学生課の人が了解してくれたので、お願いする。30分後に再度、学生課にこちらから電話する事にして、電話を切る。

⑥待っている間に、念の為に、最寄り駅にも問い合わせの電話をする。改札付近で、定期をカバンから出した時に、同じ場所に入れているスマホが落ちたのではないか?と思い。結果は、「スマホの落とし物は届いていないし、改札付近やトイレなども確認したが(申し訳ありません)、落ちていなかった」との事。この時の担当者は、「グーグルの位置情報で調べてみたら?」と教えてくれたので、グーグルで検索してみる事に。

⑦「スマホを探す」で検索し、息子の端末の情報を入力したら、地図が出てきて、息子のスマホの現在地(?)が判明。やはり、①の大学の廊下だった。

⑧30分たったので、学生課に再度電話。さきほどの担当者をお願いすると、「学生対応中で電話に出れない」とのこと。電話に出た人に要件を説明して、スマホが見つかったかどうかだけ、聞いてくれないか?と頼んだ。しばらくして、その人が電話口に戻ってきて、「申し訳ないが、学生対応が忙しく、担当者はスマホを拾いに行けていない。明日、自分で探しに行ってほしい、との事です」と言われた。

⑨一瞬、え?と思ったが、すぐに気持ちを立て直し、「了解しました。ご迷惑をおかけした事をお詫びします」と丁寧に言って、電話を切った。

⑩グーグル検索地図で、再度スマホの位置を確認。同じ場所から動いていない。

⑪再び、今度は、大学の、学生相談室に電話。ここの先生とは、入学前から何度も相談に通っていて、なじみがあり、皆さんとても優しい。状況を説明すると、「拾いに行ってきましょう」と言ってくれた。10分後にまた電話すると、「言われた場所にありましたよ。手摺りの上にポンと置いてありました」との事。翌日登校時に、相談室に寄って受け取る事に。有り難い。お礼を言って電話を切った。

⑫翌日、息子本人が、何度もお礼を言って、スマホを受け取った。

 

 ちなみに、スマホにはロック機能をつけていたので、誰かに拾われても悪用される恐れはないので、機能停止の手続きはとりませんでした。夫に電話で相談したら、そう言っていたので、その通りにして良かったです。機能停止手続きを早々にしてしまっていたら、また復帰するのが面倒だったところです。良かった。

 また、特にGPS機能とかつけていなくても、グーグル検索で簡単にスマホの現在地が分かる事を、初めて知り、便利だなと思いました。

 私が、息子の行動で疑問だったのは、②番です。なぜ、最寄り駅でスマホがない事に気付いたなら、大学に戻って探さなかったのか?ということ。

 息子の答えは以下の通り。

「大学に入るには、入り口で、守衛さんに、スマホ画面で体調チェックした記録を、見せなくてはいけない。スマホがないと、それが出来ないから、大学には入れないと思った。あと、以前、お母さんが『財布を落とすのと、スマホを落とすのだったら、スマホのほうがマシ』と言っていたから、スマホを落としてもそれほど大変なことにはならないのだと思っていた(なんとかなると思っていた)」

との事です。

 いろいろ間違っているので、正しい考え方を説明しました。

 「守衛さんには、口頭で事情を説明すれば入れてもらえる。財布と比べればスマホのほうが被害は少ないが、財布と比べればの話で、スマホだとてなくせばそれなりに面倒なので、無い事に気が付いた時点で、思いつく場所をすぐに探しに行くのがベストな対処方法」

  息子は納得していました。健常児さんなら、こういう間違った解釈はしないのですが、発達障害の息子は、時々、こちらが思いもかけない思い込みをしている事があります。でも、その都度、間違いを説明すれば分かるので、面倒がらず、説明してやる事が大事だと改めて思いました。

 息子は基本的には慎重なタイプで、ものをなくしたり落としたりは、あまりしません。今回は、そもそもまだあまり大学生活に慣れていない(コロナのせいで)のと、新学期特有の生徒の多さとごちゃごちゃわちゃわちゃ騒音で、注意力が散漫になってしまったのだと思います 

 なぜ、最初から学生相談室に電話しなかったかというと。最初、総務課に電話して、「紛失物については、何課に問い合わせたらよいか」を聞いたら、学生課だと言われて、そのまま繋げて下さったので。そうなってしまったのです。今後もし同じ事があったら、紛失物が届いているかいないかのみ、学生課に問い合わせ、それ以外(拾いに行くなど)の相談は相談室にしようと思います。

 

  とはいえ、当分また、学校に行く事はなくなるのでしょう。やれやれ。

 

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