書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

度を超えれば罰せられる

 死後の世界があるかないか。誰にも分かりませんので答えはありませんが、おそらく大抵の人は、漠然と、自分の中で答えを持っていると思います。

 死後の世界はある、自分の魂は死後も存在し続いていく、と考えている人。

 死後の世界はない、この命が終わる時に、自分という存在も消える、と考えている人。

 

 後者の場合、人生は一度キリなわけです。死んだら全て終わり。だから、今のこの人生を、出来る限り楽しみたい、と思っている。

 前者の場合も、この人生を楽しみたいとは思っていますが、自分の魂のレベルを落とすような事までして楽しもうとは思わない。なぜなら、魂のレベルによって、死んだ後に行く世界が決まると考えているから。

 要するに、後者の人は、「旅の恥はかきすて」的な生き方を、しがちかなと思うのです。しがちというのは言い過ぎかもしれませんが。

 人生が一度キリだと思えば、出来る限り楽しみたいと思うのは当然で、自分が楽しい思いをする為に自分の我を通し、好き勝手しても誰からも咎められなければ由、と思ってしまうのは理解できる。それを止めるのは、「死後の世界で自分が困る」という思いだけれども、死後の世界はないと思えば、好き勝手を控える理由もまた、なくなるからです。

 でも、今のこの人生で好き勝手すると、案外、今のこの人生のうちに罰せられる(死後の世界ではなく)場合が多いんじゃないかと、最近思うようになりました。

 以前は、ペナルティーというのは、時がかなり過ぎてから下されるものだと感じていましたが、最近、わりとすぐに来るな、という印象があります。めちゃくちゃ好き勝手やって反省も何もしていない人がいて、遠目に見ていると、10年、いや5年も待たずに、2~3年でバシッとペナルティーが下される。そういう場面をちょいちょい見るようになりました。


 例えば今日も。

 ある占い師さんが、ブログを書いておられて。ホロスコープ占いの方なのですが、他人の欠点や弱点を、バシバシ書いておられるのですね。ご本人は、「悪口じゃないんだよ。ホロスコープから見たらこうなるという事だよ」とことわりを入れておられるのですが、ことわればいい、というものではなく。書き方が失礼だなあ、表現がきついなあ、一方的だなあ、と常々思っていました。

 反論してくる人に対しては、「私の指摘が当たり過ぎるから、あなたは痛すぎて受け取れないのだ」と決めつけて、詫びも反省もなく、むしろ反論者をおとしめ馬鹿にするような態度に出られる。

 また、わりと頻繁に、有名人についても書いておられ、特に、自殺された方とか、ご不幸にあわれた方とかについて、「ホロスコープによると、この人はこういう人間だから、こういう事が起こるのだ」的な書き方をされる。亡くなった方は反論できないけれど、万一お身内が目にしたらどれほど傷つくか、考えないのかなあと思うのですが、「ホロスコープは何もかもお見通し。私は何でも分かる」と豪語されていて、危うい人だなと思っていました。

 そしたら先日、この方、例のゴージャスなK姉妹について、「見た目とお金に執着するのは、二人ともこのホロスコープを持っているから」と決めつけた記事を書かれたんですよね。すると、翌日には姉妹の弁護士から、記事を削除しないと訴えるという内容の警告が来たらしいのです。

 この方、「私のどこが悪いの?」と憤懣やるかたない様子。「私はホロスコープから見える事実を書いただけなのに」と。そして、例によって、「いろいろ調べてみたら、あの姉妹には、何やら恐ろしい事がいろいろ見えて来た」と言い出す始末。自分に落ち度があるとは、1ミリも言わず、相手がおかしい、相手が間違っている、としか考えない。

 今回は警告レベルだったので、ご本人も痛い目に遭うまでには至っておられないですが、このまま態度を改めずに、マウントを取りたいが為の言いたい放題書きたい放題を慎まないでいると、次には相当痛いペナルティーが下されると思います。本当に訴えられる、もしくは、SNSでの営業活動が出来なくなる、などが起こるでしょう。

 SNSで集客しているその方にとっては、死活問題だと思います。

 自分の書き方が悪かった、と反省さえすれば、問題は起こらないのに。どうしても、「自分は悪くない。悪いのは相手」という考え方から逃れる事ができないようで、怖いなと思いました。

 それでも、弁護士が出てきたので、今までの一般人相手のように「私の占いは当たり過ぎるから、あなたは痛すぎて受け取れないのだ」的な一方的な言い方は、さすがに出来ないようでした。その方には珍しく、姉妹について書いた記事を削除されていました。

    自分の非を絶対に認めないタイプの方には、ぐずぐずクレームを出すより、法的手段を整えて警告するのが手っ取り早いんだなあと思いました。そこまでするか、何もしないか、のどちらかですね。


    それにしても。

    大物有名人や芸能人を、自身のブログに取り上げて勝手に占うのは、閲覧数を上げるのが目的です。つまり、自身の営業に、有名人の名前を利用させてもらっているわけですから、当然、書き方には配慮が必要になります。マウント取って書き散らかしていいはずがありません。有名人のお名前をお借りして営業させてもらうのだから、相手を尊重し慎重に書く事が求められます。これは、忖度とは違います。最低限の礼儀です。相手をなめて無礼を働き続けるなら、その方はSNSから簡単に締め出されてしまうでしょう。あっという間に一瞬で。

 

 一度キリの人生だから、出来る限り楽しみたい、と他人の迷惑かえりみず、好き勝手すると、この人生のうちに、ペナルティーが下される。だから、死後の世界を信じないからといって、反省せずに好き勝手やるのは、自分の残りの人生を危険にさらすような事だと思います。

 小さくペナルティーが来た時に、さっと気づいてすぐに反省し改善する。これは鉄則だと改めて思いました。好き勝手も度を越えれば、今世のうちに罰せられる危険が高いです。その方のブログを拝見し、私も気をつけねばと思いました。

 

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