書くしかできない

発達障害、神社仏閣、読書記録、日々のつぶやきを主に書いています。

同調圧力に負けない方法

 誰かのSNS上での発信が、自分の意見と異なっているのを見ても、よほど強い違和感を感じない限り、私は平気でスルーできるほうです。

 ただ、スルーしずらいと感じる時があり、それは、その発信に、賞賛コメントが沢山入っている時です。私からしたら、明らかに見当違いの発信だと感じているものに対して、「その通りです」「嬉しくなりました」「元気をもらいました」等々の共感コメントが沢山寄せられているのを見てしまった時。

 たった一人の発信者の意見だと思うからこそ、平気でスルーできるわけで。こんな大量の共感者がいるとなると、スルーするのはなかなかの胆力を必要とします。それでも頑張ってスルーするわけですが。

 これが同調圧力の作用なのだなと思います。

 冷静に考えれば、同調を集めているその意見が、正しいとは限らない。なぜなら、人は、正しいから同調するのではなく、自分に利があるから同調するのです。その意見が、自分にとって都合がいい意見だから、共感するのであり賞賛するのです。正しい正しくない、は関係ないことが多い。

 だから、数を集めたからといって、その意見やその人が、正しいとは限らない。ただ、数を集める意見や人というのは、多くの人にとって、「都合がいい意見であり人である」とは言える。トランプさんしかり。だから、その同調には、圧力がある。その人達にとって、都合がいいのだから、押してくる力はすさまじい。

 

 同調圧力に負けない為には、どうしたらいいかといえば、多分、戦わない事だと思います。これは、多くの人が、なんとなく分かっている事だと思う。今回の大統領選だって、あんなご高齢のハイデンさんしか出てこなかったのは、他の人は戦いたくなかったのだと思う。みんな、自分の身が大事だもんね。

 戦わないことは賢明。戦わない事が、同調圧力に負けない唯一の方法だと思います。人間って、つくづく虚しい生き物です。

 

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