前にも少し書きかけた気がするのですが。
この年(55歳)になると、もう、健康で暮らす事以外、特に望みがなくなって来ました。というか、健康でい続ける事が、相当困難になりつつある、ということなのですが。
できれば死ぬまで自分の足で歩きたいので、体力維持は欠かせません。歩ければ、極端な話、やりたい事は何でもできるし、行きたい所にはどこでも行けるわけで。興味があるなあとか、あれしたいこれ見たいという自分の願いを、歩けさえすれば、叶える事ができるのです。極論ですが。でも、歩ける事動ける事が、「いつでも何でもできる」という自由、励み、豊かさを、自分に与えてくれるのは間違いない。
聞くところによると、毎日30分の有酸素運動(ウォーキング等)と、10分の筋トレをしていれば、まあなんとかなるのだとか。私はこれに、15分のストレッチも加えて、日課にしています。
とはいえ、もういい加減昼間は暑くなってきて、ウォーキングのように早歩きでしっかり歩いていると、熱中症になりそうで怖いです。ので、昼間の外出は、日を浴びる、外の空気を吸う、のを目的として、距離を歩こうとは思わない事にしました。ウォーキングは日が落ちて涼しくなってからにしています。若い頃は、6月の昼間、外で運動するのが怖いなんて、思った事なかったのですが。
昼間の外出の際、以前は日焼けを恐れてアームカバー等していたのですが、2年前から腕はむき出しにすることにしました。顏はさすがに日焼け止めを塗って帽子をかぶって防御していますが、もう手や首はいいか、と。毎日、ある程度太陽を浴びていないと、骨粗しょう症になると聞いたからです。太陽を浴びることで、体内にビタミンB1が作られ、それがカルシウムとあわさって骨を作るのだとか。
以前の私の腕は、真っ白でシミ一つなかったのですが、今やうっすら焼けて、細かいソバカスが出てきました。でもいい。骨粗しょう症になるよりは。
手洗いうがいも、ものすごく真面目にやってるし、コロナ以前から外出時にマスクは必須だったし、食事の栄養バランスにも気を付けています。間食はできるだけ野菜か果物にしていて、つまみやすいプチトマトなど、おやつに最適です。まあ、アイスクリームやチョコレートも、けっこう食べてしまうのですが。
そんな風に健康に気を付けていても、筋力はどんどん衰えているらしく、先日右腰の後ろあたりを、グキッとやってしまいました。グキッと、というか、筋肉を傷めた、というか。
私は、洗濯機から取り出した濡れた洗濯物を、いつも大きなプラスチックのバスケットに入れて、リビングに運ぶのです。ものすごく大きなバスケットで、10キロ洗える洗濯機から取り出した洗濯物を一度に全部突っ込めるので便利なのですが、持ち上げる時と、床に下ろす時が、けっこうきつい。特に、下ろす時。重いものを持ったまま、下に下ろすのって、大変じゃないですか?毎回、この重いバスケットを、リビングの床に下ろす時に、しんどいなあー、きついなー、こわいなー、と思っていたのですが、まあ一瞬のことだし、と見て見ぬふりをしてやり過ごしておりました。
そしたら、先日の朝、出かける用事のある日で、朝からバタバタ家事をこなしていて、洗濯物干しも超特急でやろうとしていて、洗濯機から洗濯物を取り出してバスケットに放り込み、重いバスケットをリビングまで運んでヒョイっと床に下ろした瞬間です。
右腰が、イテテテ、となりまして。
ああ、やっちゃったあーと。
筋肉が切れたのか(いや、まさか)、損傷がいったのか、なんなのか分かりませんが、とにかく右腰後ろが痛い。いつも痛いわけではないのですが、横になっていて起き上がる時とかが、痛い。座っていて、立つ時も痛い。とにかく、そこの筋肉に力を入れる時が痛いのです。だから座りたくない。次に立つ時痛いから。ずっと立ったまま暮らしたい、そのぐらい痛かったのですが、一週間ほど大人しくしていたら、治りました。
やれやれ。
あれ以降、洗濯バスケットの持ち運びは、キャスター付きの椅子でやる事にしました。キャスター付きの椅子を、ガラガラと洗濯機前まで押していき、空のバスケットを載せ、濡れた洗濯物を入れ、またガラガラと椅子をリビングまで押していき、床に座ってからバスケットを横に倒して、中身を床にぶちまける。
この方法だと、重いバスケットを持ち上げたり、下ろしたり、しなくて済みます。
本当に、腰をやってしまった翌日から、この方式にスッパリ変えました。
椅子をガラガラ押している私を見て、家族は怪訝気な顔をしていますが、気にしてはいられません。
こんな風に、健康維持には、細心の注意を払いつつ、生活している毎日です。注意して暮らせば、まだ健康でいられるのだから、考えようによっては有難いです。
皆様もご自愛ください。